今週初めに新型ツツガムシ病が疑われる患者が他院から紹介されて来た。
何でも2週間前から発熱(38℃台)と全身の紅班が出現したため、専門皮膚科
を受診し、帯状疱疹とそれに伴う反応性紅班と診断され、アメナリーフ400mg
で治療されていたが、まったく効果なく当院紹介受診となった患者さんである。
当院初診時は発熱・全身紅班そして細部に刺し傷らしき隆起性発疹が確認され
たが、風呂で引っ掻いたらしく、その本体は不明瞭であった。非定型的なツツ
ガムシ病を疑い、生化学検査とツツガムシ抗体検査(ペア血清)を同時にオーダ
ーした。既に2週間発熱が続いているので、経験的な治療を優先してミノマイシ
ン200mgを10日間投与したが、投与の翌日には解熱して紅班も消褪して効果が
確認された。順次検査結果を確認し上で経過観察中である。
さて、新型ツツガムシ病は古典型のアカツツガムシ以外のタテツツガムシやフト
ゲツツガムシが媒介する人畜共通感染症である。新型ではツツガムシに刺されて
もほとんど痛みなく、気が付かない例が多いらしい。もちろん、毒性リケチャー
保有のツツガムシにより発症するが、その発症率は0.1~2%とかなり低いので意
外と一般臨床では見落としやすいものであります!治療はテトラサイクリン系の
抗生剤が有効とされている!新型は北海道以外の日本中で散見されるらしい。
何でも2週間前から発熱(38℃台)と全身の紅班が出現したため、専門皮膚科
を受診し、帯状疱疹とそれに伴う反応性紅班と診断され、アメナリーフ400mg
で治療されていたが、まったく効果なく当院紹介受診となった患者さんである。
当院初診時は発熱・全身紅班そして細部に刺し傷らしき隆起性発疹が確認され
たが、風呂で引っ掻いたらしく、その本体は不明瞭であった。非定型的なツツ
ガムシ病を疑い、生化学検査とツツガムシ抗体検査(ペア血清)を同時にオーダ
ーした。既に2週間発熱が続いているので、経験的な治療を優先してミノマイシ
ン200mgを10日間投与したが、投与の翌日には解熱して紅班も消褪して効果が
確認された。順次検査結果を確認し上で経過観察中である。
さて、新型ツツガムシ病は古典型のアカツツガムシ以外のタテツツガムシやフト
ゲツツガムシが媒介する人畜共通感染症である。新型ではツツガムシに刺されて
もほとんど痛みなく、気が付かない例が多いらしい。もちろん、毒性リケチャー
保有のツツガムシにより発症するが、その発症率は0.1~2%とかなり低いので意
外と一般臨床では見落としやすいものであります!治療はテトラサイクリン系の
抗生剤が有効とされている!新型は北海道以外の日本中で散見されるらしい。