平成23年10月1日
千葉県南房総市千倉公民館にて
房州もやい・講演会
南房総市教育委員会・前教育長の青木先生の講演
参加者は50人
今回は南房総市教育委員会公開講座として開催
これから、青木先生のお話を聞き取った内容を要点にして書いていきます。
正確な内容については、わんだぁらんどのcotton様の投稿で。なお、房日新聞の取材がありましたこと付け加えます。
毎年、館山警察署より、元禄地震などに関する講演依頼があり、それがきっかけで、現在も調査を。
最初に20分程度、スマトラ大地震の津波の映像を流しました。
その上でスライドを使い、講演を進行。
この地域においては、相模トラフで過去3回、大地震が発生している。
相模トラフとあわせ、三浦半島、房総半島にも点在する断層にも要注意。
安房広域農道の安房白浜トンネルの付近に、記録に残すべき断層がある。
元禄地震では、
保田・鴨川前原・御宿の犠牲者が多い。
鴨川市内では小湊は地盤沈下により誕生寺の移転がされた。
天津は比較的、被害が少ない。
旧鴨川町では前原海岸を中心に被害。加茂川、待崎川の逆流により数キロ先でも被害が。
太海・江見では被害の記録が少ない。
和田の真浦は津波の被害を受けやすい地形。和田の白渚・三原川近くにかけて山津波の被害があった。
南三原小学校あたりは津波が発生した場合に、近くの温石川の逆流により被害を受けやすい。
千倉地域においては、千倉支所の裏まで津波が。千倉中学校より海側が被害を受けやすい。
七浦小学校では学校の裏あたりまで被害を受けやすい。
千田・平磯では隆起。
潮風王国に避難の高台が必要。
白浜地域の場合、白浜支所より海側が浸水した可能性が。
野島崎は隆起して陸続きになっている。
白浜・根本から平砂浦、洲の崎、館山市北条と那古までは隆起。
館山市中心部では、市立図書館近くのサイカチの木により、難を逃れた記録がある。館山市役所より海側で浸水したのでは。
砂丘列にそって建物を。
富浦地域では大房岬の存在により被害の記録はなし。
富山地域の岩井では、岩井川近辺が被害。高崎の下り松以外の集落、久枝、市部、竹ノ内の一部で被害。
鋸南町勝山地区では被害の記録は少ない。浮島の存在の影響。
鋸南町保田地区では中央公民館がある吉浜で地盤沈下
以上、ここまで、元禄地震と津波の安房地域の被害と今後の被害の可能性などを。
最後に。有名な稲わらの話で講演を閉じました。
質疑応答は都合で聞けませんでしたが、
先人からの教えなどの伝承などにより、地形地理を考慮して避難場所・避難経路の確保の必要性。
という点が青木先生のお話の趣旨と思います。
千葉県南房総市千倉公民館にて
房州もやい・講演会
南房総市教育委員会・前教育長の青木先生の講演
参加者は50人
今回は南房総市教育委員会公開講座として開催
これから、青木先生のお話を聞き取った内容を要点にして書いていきます。
正確な内容については、わんだぁらんどのcotton様の投稿で。なお、房日新聞の取材がありましたこと付け加えます。
毎年、館山警察署より、元禄地震などに関する講演依頼があり、それがきっかけで、現在も調査を。
最初に20分程度、スマトラ大地震の津波の映像を流しました。
その上でスライドを使い、講演を進行。
この地域においては、相模トラフで過去3回、大地震が発生している。
相模トラフとあわせ、三浦半島、房総半島にも点在する断層にも要注意。
安房広域農道の安房白浜トンネルの付近に、記録に残すべき断層がある。
元禄地震では、
保田・鴨川前原・御宿の犠牲者が多い。
鴨川市内では小湊は地盤沈下により誕生寺の移転がされた。
天津は比較的、被害が少ない。
旧鴨川町では前原海岸を中心に被害。加茂川、待崎川の逆流により数キロ先でも被害が。
太海・江見では被害の記録が少ない。
和田の真浦は津波の被害を受けやすい地形。和田の白渚・三原川近くにかけて山津波の被害があった。
南三原小学校あたりは津波が発生した場合に、近くの温石川の逆流により被害を受けやすい。
千倉地域においては、千倉支所の裏まで津波が。千倉中学校より海側が被害を受けやすい。
七浦小学校では学校の裏あたりまで被害を受けやすい。
千田・平磯では隆起。
潮風王国に避難の高台が必要。
白浜地域の場合、白浜支所より海側が浸水した可能性が。
野島崎は隆起して陸続きになっている。
白浜・根本から平砂浦、洲の崎、館山市北条と那古までは隆起。
館山市中心部では、市立図書館近くのサイカチの木により、難を逃れた記録がある。館山市役所より海側で浸水したのでは。
砂丘列にそって建物を。
富浦地域では大房岬の存在により被害の記録はなし。
富山地域の岩井では、岩井川近辺が被害。高崎の下り松以外の集落、久枝、市部、竹ノ内の一部で被害。
鋸南町勝山地区では被害の記録は少ない。浮島の存在の影響。
鋸南町保田地区では中央公民館がある吉浜で地盤沈下
以上、ここまで、元禄地震と津波の安房地域の被害と今後の被害の可能性などを。
最後に。有名な稲わらの話で講演を閉じました。
質疑応答は都合で聞けませんでしたが、
先人からの教えなどの伝承などにより、地形地理を考慮して避難場所・避難経路の確保の必要性。
という点が青木先生のお話の趣旨と思います。