夢とか希望とか……、そんな言葉とは縁遠い日々のつもりだった。
が、最近はそうでもないらしい。
その１.年末ジャンボ宝くじ、「1等前後賞の五千万円」と6番違い。
それもバラで買った10枚の中に発見。
その２.春にはディズニーランドで仲間達に会えそうだ。
彼らも私同様、死別という辛い経験をした。
絶対絶対楽しい時間にしよう。思い出の時間にしよう。
愛娘はまだまだ母親の死別ショックを引きずっている。
不安なことがあると、なかなか寝付けない。
さらに、悲しいさのあまり涙ぐんでしまう。
母の記憶が少ないとは言え、三年位じゃまだまだなのだよ。
そんな娘にとってもディズニーランドは絶対良い影響があるはずだ。
少しずつ、少しずつ、それでいいんだと自分に言い聞かせている。
前向きに考えるようにしよう。
家の中では出来るだけ笑顔で過ごそう。
そんなことの繰返しが、徐々に私の周りの環境を変えつつあるのか、な？
つ、ついに、語るときが来た。そんな大げさな……（笑）。
実は私、ディズニーランド恐怖症なのです。
妻が亡くなる10日程前、娘の誕生日祝いも兼ねてディズニーランドへ。
とてもとても楽しかった。写真やビデオをたくさん撮った。
帰宅後、その楽しかった思い出を語り合った。
そして、ディズニーランドから帰宅後十日して、突然妻は亡くなった。
今でもミッキーと一緒に撮影した写真は飾ってある。
最近、愛娘が『連れて行って～』コールだ（笑）。
当時娘はまだ五歳だったので、あまり憶えていないのだろう。
若しくはショックが非常に大きく、それが原因で記憶がないか……。
妻が亡くなって4年目になるが、当時のことはまだ話せない。
そして、娘やおばあちゃんには聞くこともできない。
そんな私に、この恐怖症を克服できるチャンスが到来しそうだ。
春にディズニーランド・オフがある。
みんな私と同じ「死別の苦しみ」を味わったパパさん・ママさん。
そして子供達だ。
明日、娘に相談してみよう。きっと二つ返事でＯＫだ。
少しずつ、少しずつ。心身両面での完全復活を目指して。
我が家はおばあちゃん（私の実母）との同居。
愛娘の母親代わりをやってもらっている。
本当に頭が下がる、感謝、感謝だ。
ただね、たまにね～（笑）。
ストレスが溜まって、ドッカーン！、がある。
精神的に安定してなかったり、血圧が高くなったり、などなど。
年齢のこともあるので、そうなるのも解らないでもない。
こっちも切れそうになることもあるが、我慢、我慢。
何がイヤだって、愛娘が悲しむ事が一番辛い。
おばあちゃんの爆発は、前触れもなくやってくる。
こっちは、ビクビクしている状態だ（笑）。
目指すは、心静かな、穏やかな、生活（か？）。
ひょっこりと出てきたポスター。
我が書庫（兼秘密基地）に貼りました。
良くもまぁ、12年も残っていたものだ。
多少きれいになった机の前にドン、と。
こんなポスター、貼っている人今時いるのか？
まぁ、いいさ。
今までで一番影響を受けたバンド。
それからもう一つ、それは「もの」ではなく気付いた事。
それは、『ビールはキリンのラガー。やっぱりウマい』
そして、『日本酒、オレの体にあってる（あまり二日酔いしない）』
酒類は、あると飲んでしまう（涙）。
お正月なので、ほぼ毎晩アルコール漬けの状態。
『もう若くないんだから……（笑）』と、頭の上の方で声がする。
偶然、Mさんと市内ですれ違った。きっとMさんだ。
でも、お互い車を運転中だったのでご挨拶はなし。
いやいや、運転中でなくても挨拶はなかっただろう。
Mさんは、私と同じ境遇。五年程前にご主人を亡くされている。
他の死別シングルの方々や子供達も含めて会っていた。
が昨年の夏に突然、メールのやり取りを拒否され、そのままに。
原因は不明。やっぱりオレが何か気に触るようなことを言った（書いた）か？
自分では全く思い当たらない……。
原因を聞いてみたいが、今更波風を立てることもあるまい。
彼女はきっと気付いていたと思う。
視線は合わなかった。
以前よりちょっとふっくらしたかな。
一瞬だったが、元気そうだった。
多少は回復したのだろう。
