ほがらか”いわて”散歩道

時間や季節の流れをじっくり味わってみたい、ふと、思いはじめた私の日めくり。

豊田館跡と五位塚

2009年06月09日 |  いわて”あちこち”

引き続き、奥州市江刺から。

この豊田館跡は、藤原三代の初代清衡公が平泉に移り住む前の館です。
また、この館跡から車で数分のところに五位塚遺跡というところがありました。

こっちは、清衡公の父親である藤原経清(つねきよ)公の墓所です。

藤原経清公は、前九年の役で、衣川の安倍氏とともに、
厨川の柵(盛岡市)で壮絶な最期を遂げています。

歴史にあまり詳しいわけではありませんが、
平泉文化は、自分たちの土地を守り、その地で暮らす人々の幸せを求め、
ひたすらに、平和な極楽浄土を目指した文化だと思います。

そうした考え方は、何となく、宮沢賢治のイーハトーブにもつながっているような気がしました。

そんなことを考えると、この五位塚遺跡から望む江刺の田園風景が、とても豊かなものに映りました。


江刺の蔵町モール

2009年06月09日 |  いわて”あちこち”

奥州市江刺市街の蔵町モール。

国道456号の一本内側の見事に蔵づくりのお店が立ち並ぶ通りです。

大河ドラマのロケ地で有名な”江刺藤原の郷”も、車ならここからすぐです。

以前、この辺りのお店で昼食を食べた時、ご飯がおいしかった記憶があります。
やはり、江刺といえば米どころ、ご飯がおいしいお店が何よりもうれしい。

たぶん、この通りの中心的なお店が、このガラス館だと思います。

1階で、綺麗なガラス製品やアクセサリーが売っていて、
2階は展示ホールになっていました。

江刺という地名は、米のほかに、江刺りんごでも有名ですが、
この一帯は、岩谷堂という地区であり、岩谷堂羊羹や岩谷堂箪笥でも有名。

おいしい食材や優れた伝統工芸品に恵まれた街って感じです。

こういう蔵の通りは、時間がゆっくり流れているようで、とても気に入ってます。