乳頭山は、岩手と秋田の県境にまたがる山です。
今日は、秋田県側の田沢湖高原の乳頭温泉郷から登りました。
ここからの登山口は、黒湯温泉と孫六温泉の2か所にありますが、登りやすい孫六温泉の方を選択しました。
2つの登山口はすぐ近くにあるのですが、孫六温泉の登山口への表示がないためにわかりにくく、孫六温泉の受付で教えてもらいました。
登山口から1時間くらい歩くと、急に視界がひらけて、少し進むと八幡平方面に向かう道との分岐点に到着しました。
少しだけ、そっちの方向に進んでみると、たぶん大白森だと思いますが、縦走路がきれいに見えました。
再び、乳頭山の頂上を目指す道に戻ると、ほどなく田代平山荘に辿りつき、ここから頂上までは30分程度です。
頂上のすぐ手前まで来て目にする切り立つ急崖の頂上は、すごく迫力がありました。
乳頭山の標高は、1477.5メートル。登山口から頂上までは2時間くらいでした。
今日の山頂は、風もなく、とても穏やかで、そして、何よりも、紅葉の美しさに大満足でした。
正直、紅葉はまだだろうと思ってやってきたのですが、見事に見ごろを向えていた感じでした。
頂上は、まさに360度のパノラマで、秋田駒ケ岳がきれいに聳え、その向こうに、はっきりと鳥海山の姿も見ることができました。
下りは、黒湯温泉の方のルートを歩きましたが、確かに木段とかも多くて、登りにはきつそうな感じがしました。
ひたすら下り続けて、徐々に硫黄の匂いを感じはじめると、登山道のすぐ横に温泉が現れました。
たぶん一本松温泉という名前だと思います。
せめて足湯でもと思いましたが、ここで、登山靴を脱ぐと、もう歩きたくなくなるような気がして、思いとどまりました。
ちょっと熱めかもしれませんが、水も引いているので調整は可能のようです。
ここから、1kmくらいで黒湯温泉に無事到着いたしました。