兜明神岳からの下山です。
私たちが下ってきた足跡だけが残っている光景が、ちょっといい感じです。
雪山の青空のもと、木々がとても輝いて見えました。
再び、かぶと広場に戻り、ここからは、見晴山コースを下っていくこととしました。
こっちのコースには、人の歩いた形跡はまったくありませんが、木にピンクのテープが短い間隔でぶら下げられているので、道に迷う心配はありません。
新雪の何ともいえない柔らかさが足に伝わり、とても気持ちのいいルートです。
登り道は後ろをついて歩くのが楽ですが、このルートの下りは、真っ白な雪原を一番前を歩いて、自分の足跡を刻んでいくのが快感です。
途中で、木々の間から綺麗に兜明神岳が望めるポイントがありました。
時々、風が吹くと木につもった雪が舞い落ちます。
無意識に木を掴んでも雪が落ちてくるので、わざと木をゆすって後ろの人に雪をかけようとしたりたりと、まるで、子どものようにはしゃいでしまいます。
見晴山からは、兜明神岳と早池峰山が並んで見えますが、早池峰山の方は依然として雲の中です。
切り株の上に積もった雪の形も印象的でした。
後ろを振り返ると、雪原の中に3人だけの足跡が残っています。
無事に、ウォーキングセンターに到着しましたが、兜明神岳は、冬の方がとても楽しい場所かもしれないと思った一日でした。