盛岡市内、下の橋のそばにある賢治清水です。
盛岡三名水といえば、大慈清水、青龍水、そして御田家清水ですが、ネーミング的には、賢治清水が一番有名になってもおかしくない感じです。
もちろん、この賢治清水も飲むことができます。
何故、賢治清水なのかと思えば、
宮沢賢治が盛岡高等農林学校(現岩手大学農学部)に在学中の下宿が、この辺りにあり、その際に使用していた井戸があった場所ということです。
その井戸も、すぐそばの駐車場に残っていました。
ちなみに、宮沢賢治が生まれた花巻市には、賢治の産湯の井戸が残っているようです。
賢治清水には、賢治自筆の詩が刻まれた石碑も立っています。
「夜明げには、
まだ間があるのに
下のはし
ちゃんがちゃがうまこ見さ出はたひと・・・」
伝統行事である”チャグチャグ馬コ”の日の光景を詩にしたもののようです。