ほがらか”いわて”散歩道

時間や季節の流れをじっくり味わってみたい、ふと、思いはじめた私の日めくり。

石と賢治のミュージアム

2010年02月07日 | 宮沢賢治

宮沢賢治が、昭和6年に技師として招かれた東北採石場跡は、JR大船渡線の陸中松川駅の近くにあります。

今日は天気が良かったのですが、土曜日の雪で、一帯は見事な雪景色でした。

はじめに、工場跡の少し奥にある太陽と風の家を訪ねてみました。

ふらっと立ち寄ったのですが、ここを舞台とした「グスコーブドリの伝記」や石ッコ賢さんをキーワードとした石について丁寧に説明をしていただいた後、いっしょに工場跡に案内してもらいました。

すぐ横は、JR大船渡線が走っているのですが、それに並行したトロッコもありました。

工場跡の鍵を開けてもらい、内部まで見学させていただきました。坑道の真上が一関大東線の道路であるとのこと。

この辺りにあったはずの群像がないのが気になって、聞いてみると、ちょうどお色直しのための修復工事中とのこと・・・、それだけが、ちょっとだけ残念。

本来であれば、この写真のような群像が、ここにあります。

観光地としては、ひと駅さきにある猊鼻渓がとても有名ですが、この石と賢治のミュージアムもいいです。


宮沢賢治と一関市

2010年02月07日 | 宮沢賢治

一関市東山町にある宮沢賢治の石碑。

まづもろともに
かがやく宇宙の微塵
となりて
無方の空にちらばらう

宮沢賢治と東山町のゆかりは、賢治が晩年こ、東山町にあった東北採石場に技師として招かれ、酸性の土壌に与える石灰岩を利用した肥料の販売に尽力をいただいたこと。

この石碑は、一関市役所東山支所(旧東山町役場)の横の鳥居をくぐって少し登った神社のそばにあります。

この石碑をの場所から、東山の町が一望できました。

町の中央を流れるのが砂鉄川で、四季それぞれの美しさが楽しめる猊鼻渓へと続いています。