人生いろいろブログ

ありのままの日常を綴っています

スウェーデン物語 (5)

2011年02月04日 | Weblog
いつものように私があやちゃんの部屋に行っていた時です。

おば様が私の部屋に来て私がいないことに気がついたようです。

それにおば様達のお部屋から鑑別士達の部屋の廊下が中庭のを挟んで見られるようになっていたのです。

どうやら私が時々あやちゃんの部屋に入っていくことがおじ様やおば様のご機嫌を悪くしてしまったのです。

『そんなにあやちゃんと会いたいのならちはるちゃんのお部屋に来てもらいなさい。』と言われ

後で分かった事ですが、おじ様やおば様は、私とあやちゃんが仲良くすることが嫌なのではなくて、他の鑑別士の男性と親しくなることが嫌だったのです。

『圭吾がちはるちゃんをパーティーに連れて行きたいって言うの』と、おば様

『お母さん、ちはるさんをテニスに誘って良いですか?』
『ウインドサーフィンに連れて行って良いですか?』と、圭吾さん

いつも買い物は、おじ様とおば様と一緒

『何食べたいの?ちはるちゃんの食べたい物なんでも良いのよ。冷蔵庫の中の物は、何食べても良いのよ』と、言われ

私は、常におば様とおじ様と一緒

遊びに行くときは圭吾さんと一緒

スウェーデン人とのパーティーは、私だけスウェーデン語も英語も話せずに、圭吾さんが通訳してくれる。

つまらなかった。

生まれも育ちも違う圭吾さんと一緒にいてもつまらなかった。

だけど私がこの吉田家で暮らして行くには圭吾さんと仲良くするしか方法がありませんでした。

つづく・・・