人生いろいろブログ

ありのままの日常を綴っています

スウェーデン物語 (10)

2011年02月09日 | Weblog
彼のマンションはいつものようにきれいでした。

『どこを掃除すれば良いの?窓拭き?』と、わたし

『窓は終わったよ。どこもないよ。全部やっちゃたよ。疲れただろう?』と、言ってジュースを持ってきて

ミュージックをかけてくれて、ブランケットを持ってきてくれて

『僕は、2階で仕事をしているから横になって休んでなよ!』と、言って

彼は2階の書斎に行ってしまいました。

一人リビングルームに残された私の目から涙が溢れてきました。

彼の優しさが心に染みました。

その後のことは読者の皆様のご想像にお任せします(笑)


3回目の外国への旅行は吉田家の皆と隣の国のデンマークでした。

おじ様、おば様、圭吾さん、ひろこちゃんと私

まるで吉田家のお嫁さんのように・・・

私の心の中には不安な気持ちが渦巻いていました。

私はスウェーデンに来て1ヶ月位で日本に帰りたくて仕方ありませんでした。

おじ様のことをどうしても好きになることが出来ませんでした。

そして娘のひろこちゃんのことも好きになれませんでした。

でも小さい頃からいい子ちゃんで育った私は、そんなそぶりを見せることもなくみんなに可愛がられていました。

そして当初の約束で(1年間)私が日本に帰る日が近付いてきた頃

つづく・・・