「志賀直哉」の短編小説「城崎にて」を読んでいると、行ったことがない「城崎」が気になって、万全の準備(マスク・消毒液等)をして特急「こうのとり号」に乗り、「城崎」に行ってきました。
何と数日後の12月12日に、街歩きの達人・タモリさんが“ブラブラ”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る「ブラタモリ」に、豊岡市(城崎)が登場していました。
今回は、城崎にての舞台「城崎温泉散策」の様子を紹介したいと思います。
12月12日の「ブラタモリ」で訪れたのは、兵庫県北部の豊岡市(城崎)です。旅のお題「城崎・豊岡“影の主役”は玄武岩?」を解き明かす。人気観光地・城崎温泉の川にも玄武岩!▽タモリさんも大推薦の玄武洞へ!でした。
残念ながら、私が訪れたのは「ブラタモリ」放映前でしたので、城崎温泉街のみでした。また機会があれば、「ブラタモリ」で訪れた場所に行ってみたいですね。特に、玄武洞は不思議な場所みたいですね・・・
(散策コース)
城崎駅ー城崎ロープウェイ(温泉寺)-城崎温泉街散策(御所の湯・城崎文芸館・昼食)-城崎駅
今回の目的は、「城崎にて」の舞台を見てみたかったからです。「志賀直哉」も愛したとされる温泉街の川沿いを、のんびりと散策することができました。とても、風情のある温泉街でした。
「城崎温泉」は、兵庫県豊岡市城崎町にある温泉で、平安時代以前から知られる長い歴史を持ちます。石造りの太鼓橋がかかる大谿川沿いの柳並木は、城崎を代表的する風景です。
最初に「城崎ロープウェイ」に乗りました。山頂から温泉街や日本海などを望むことができました。途中駅の温泉寺駅でおりると、すぐ近くに「温泉寺」がありました。このお寺は、720年に城崎温泉を開いた「道智上人」により738年に開創された古刹です。立派な「温泉寺本堂」(重要文化財)にはいると、33年ごとのご開帳の秘仏である本尊「十一面観音立像」が丁度御開帳されていました。幸運にも拝観できました!
ところで「城崎温泉」といえば、「外湯めぐり」が有名です。温泉街には展望露天風呂の「さとの湯」や岩窟風呂の「一の湯」などの外湯が7軒あります。地元の方のお勧めで、天井が高く「天空風呂」とも呼ばれる「御所の湯」にはいりました。京都御所を思わせる外観が特徴の湯です。紅葉を見ながらの露天風呂は、とても気持ちがよかったです。
せっかくなので、「城崎温泉」にゆかりのある文豪たちに関する資料を所蔵・展示してある「城崎文芸館」にも行ってきました。『城の崎にて』を執筆した志賀直哉や、さまざまな作品に登場する城崎を紹介しています。志賀直哉の原稿等も見ることができました。
昼食は、川沿いにある地ビールを飲ましてくれるレストランに入り、数種類のビールと共に珍しい「カニビール」を試飲しました。不思議な香りと味のビールでした。
今回の「城崎温泉散策」では、「志賀直哉」も愛したとされる温泉街や川沿いを、のんびりと散策することができました。明日香に戻ったら、もう一度「城崎にて」を読み返してみたいと思います。
冬でしたので、浴衣姿で歩く人は見かけませんでしたが、とても温泉情緒を感じられる風情のある街並みでした!