久しぶりに飛鳥に戻ってきました。奈良県明日香村にある西国三十三所の第七番札所『岡寺(龍蓋寺)』のシャクナゲや牡丹の花が丁度見頃ということで、早速行ってきました。
今回は、日本最初の厄除け霊場・岡寺の「シャクナゲ・牡丹の花が見頃」の様子を紹介したいと思います。
「岡寺」は、飛鳥の東の山の中腹にあり、坂を上ると重要文化財に指定されている鮮やかな朱色をした仁王門があらわれます。本堂などはその奥、石垣の上に建ちならんでいます。本尊である「如意輪観音座像」は塑像(土で造られた仏様)で、塑像としてはわが国最大の仏像です。また本尊は厄除け観音で知られ、古来より信仰を集めています。西国三十三所の第七番の札所ともなっています。
奈良時代の名僧「義淵僧正」が創建した『岡寺(龍蓋寺)』の名前の由来は、民衆を苦しめていた悪い龍を岡寺を開山した義淵僧正がその法力で池に封じ、大きな石で蓋をしたという伝説から来ています。のちに龍は改心し、よい龍になったとのことです。
この池は今でも境内に残されており、悪龍の災厄を取り除いたとして、岡寺は日本最初の厄除け霊場としても知られています。
歴史ある境内には、約3,000株もの石楠花(シャクナゲ)や樹齢500年のサツキ、牡丹・著莪(しゃが)、ツツジなど、美しい花々が境内を彩ります。
8時半過ぎに『岡寺(龍蓋寺)』に参拝に行ったのですが、すでに多くの方が来られていました。
仁王門近くの池から手水舍・本堂前の鉢などに浮かぶ、たくさんの天竺牡丹(ダリア)はなんとも素敵で、境内の池は「華の池」に変わります。多くの方が、カメラにおさめていました。
また、限定復刻御朱印や特別拝観もあっていました。2020年までは西国三十三ヶ所草創1300年記念行事の一環として、江戸時代に押印されていた御宝印や揮毫されていた文字などを一部再現した限定御朱印「西国復刻御朱印」を授与されています。こちらのほうも、多くの方が求められていました。特別拝観では、普段目にすることが出来ない「如意輪観音座像」のすぐ横から特別に拝観できました。
現在、シャクナゲや牡丹の花がほぼ満開で、とても綺麗で見事でしたよ!