泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

 牡丹が満開の 「花の御寺 長谷寺」

2016年04月29日 22時04分05秒 | 散歩

奈良県桜井市初瀬にある「長谷寺」は、西国三十三所観音霊場の第八番札所であり、日本でも有数の観音霊場として知られるお寺です。

大和と伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす、初瀬山の中腹に本堂が建つお寺です。初瀬山は牡丹の名所であり、今150種類以上・7,000株と言われる牡丹が満開になっています。

今回は、牡丹が満開の「花の御寺 長谷寺」を紹介したいと思います。

古くから「花の御寺」と称されてい「長谷寺」は、『枕草子』『源氏物語』『更級日記』など多くの古典文学にも登場するお寺としても有名です。

満開の牡丹と共に、色々な花が咲く「長谷寺」は「花の御寺」と称されるように、とても見応えのあるお寺でした!

                                       

 

 

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シャクナゲや牡丹の花が見事な 『岡寺(龍蓋寺)』

2016年04月26日 21時16分12秒 | 散歩

奈良県明日香村にある西国三十三所の第七番札所『岡寺(龍蓋寺)』は、今、シャクナゲや牡丹の花が丁度見頃です。

今回は、シャクナゲや牡丹の花が見事な、日本最初の厄除け霊場「岡寺」について紹介したいと思います。

「岡寺」は、飛鳥の東の山の中腹にあり、坂を上ると重要文化財に指定されている鮮やかな朱色をした仁王門があらわれます。本堂などはその奥、石垣の上に建ちならんでいます。本尊である「如意輪観音座像」は塑像(土で造られた仏様)で、弘法大師の作と伝えられ、塑像としてはわが国最大の仏像です。また本尊は厄除け観音で知られ、古来より信仰を集めています。

さまざまな伝説を残した名僧、義淵僧正が創建した『岡寺(龍蓋寺)』の名前の由来は、開祖 義淵僧正が民を苦しめていた悪龍をその法力を持って寺の池に封じ込め、厄難を取除いた所から「岡寺」が『やくよけ』の霊場になった所以の1つとも伝わっています。

歴史ある境内には、シャクナゲや牡丹の花がほぼ満開で、とても綺麗で見事でした!

                                        

 

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新緑に染まる 「奥飛鳥」

2016年04月20日 14時19分14秒 | 散歩

「奥飛鳥(おくあすか)」は、奈良県明日香村大字「稲淵」「栢森(かやのもり)」「入谷(にゅうだに)」の三集落周辺を指します。この地域は、飛鳥川流域に点在する農地・森林などの景観が文化財保護法に基づく「重要文化的景観」に選定されています。

今回は、新緑に染まる「奥飛鳥」の風景を紹介したいと思います。

「奥飛鳥」は、飛鳥川沿いに展開する河岸段丘面上や山裾、山の緩斜面上には、小規模な集落が展開します。いずれも斜面地に平場を造成するために、飛鳥川の川石や山を切り開いた際に出土した石材を用いた石積みを伴います。集落の中には、急傾斜の茅葺き屋根と緩傾斜の瓦葺き屋根を有した落棟とを組み合わせた大和棟の民家が点在しており、石積みと併せて独特の集落景観を形成しています。この景観を守るために、地域に住む人々の様々な活動が行われています。

「奥飛鳥」には美しい景観が広がり、まさに「日本のふるさと」という風景が見られます。

是非とも、新緑に染まる「奥飛鳥」の風景をご覧いただけたらと思います。とても、「心」が癒されますよ!

ところで、九州でおきている地震被害、とても「心」を痛めています。一刻も早く収まりますよう「飛鳥の地」で祈るしかありませんが、何らかの形で支援活動をしたいと思っています!

                                        

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日本一の桜が咲き誇る 「吉野山」

2016年04月15日 20時25分59秒 | 散歩

奈良県吉野町にある「吉野山」は、古来より日本を代表する桜の名所として知られる山です。春には日本一を誇る約三万本の桜が咲き誇り、一目桜を観ようと全国から多くの人が訪れます。

今回は、日本一の桜が咲き誇る「吉野山」を紹介したいと思います。

4月12日に散策しました。下千本・中千本の桜は残念ながらほとんど見ることができませんでしたが、「吉野山」で最も山奥にあたる奥千本エリアの桜は見ることができました。
日本最古のロープウェイや日本3大鳥居のひとつ「銅の鳥居」を見ながら、木造古建築として日本で2番目の大きさを誇る世界遺産「蔵王堂」を参拝しました。丁度、御開帳されていました。
その後、中千本から吉野大峯バスに乗って、終点の「奥吉野(奥千本口)」で下車し、金峰神社から義経隠れ塔、西行庵へ散策しました。

(行程) 近鉄吉野駅→ロープウェイ吉野山駅→奥千本口バス停→金峰神社→義経隠れ塔→西行庵→苔清水→宝塔院跡→吉野水分神社→花矢倉→近鉄吉野駅

特に、「吉野山」の最奥部にある『西行庵』は一度訪ねてみたかった場所でした。『西行庵』とは、平安時代末から鎌倉時代にかけて生きた歌人「西行法師(さいぎょうほうし)」が、ここで3年ほど隠棲した場所とされています。近くに、「苔清水(こけしみず)」という水場があります。隠棲した西行は、ここの水を汲んで使用していたそうです。吉野の桜を愛した西行は、ここでたくさんの美しい歌を詠みました。この苔清水を詠んだ歌も伝わっています。

「とくとくと落つも岩間の苔清水汲みほすほどもなき住居かな」(意味・・・とくとくと岩間から苔清水が湧いてきているが、独り小さな庵に暮らす私には汲んでゆくほどもないことだ)

山奥の寂しい場所で、西行がここで過ごした当時の様子をあれこれ想像しながら散策しました。

奥千本エリアにある水の神を祭る神社「水分神社(みくまりじんじゃ)」は、別名「子守神社」と呼ばれています。安産祈願の神社としても絶大な人気があるそうです。 本殿は「三社一棟造り」と呼ばれる古風で独特な外観をしています。境内で咲く枝垂れ桜が、とても見事でした。

今から約1,300年以上前に「吉野山」の山上に「金峯山寺」が開かれた時、蔵王権現の姿をヤマザクラの木に刻んだことに始まり、以後、信者が桜の苗木を次々と「吉野山」に植えられていきました。

その「吉野山」は、桜と共にとても神秘的な場所でした!

                                                   

 

 

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見事に咲き誇る瀧桜 「又兵衛桜」

2016年04月12日 17時45分43秒 | 散歩

奈良県大宇陀町大字本郷の一画に咲き誇る瀧桜は、別名「又兵衛桜」と呼ばれています。ややピークはすぎたものの、今年も見事な「又兵衛桜」を見ることができました。

今回は、見事に咲き誇る瀧桜「又兵衛桜」について紹介したいと思います。

桜の木は戦国武将、後藤又兵衛の屋敷跡と伝えられる石垣の上に生えています。幹の周りが約3m、高さ約13mの見事な樹齢300年位の桜で、地元では「又兵衛桜」の名で親しまれています。

大阪夏の陣(1615年)で活躍した戦国武将後藤又兵衛が当地へ落ち延び、僧侶となって一生を終えたという伝説が残っています。

ここ「宇陀」という地名は万葉集にもよく登場します。特に柿本人麻呂の読んだ「東の野にかぎろひの立つ見へて返り見すれば月傾きぬ」歌はあまりにも有名で、このかぎろひを見た場所(推定)が「かぎろひの丘公園」になっています。

宇陀松山という地区は、近世初頭の敷地割と江戸時代から明治時代の商家が数多く残り、宇陀市の都市計画によって定められた伝統的建造物群保存地区です。「宇陀松山伝統的建造物群保存地区」の名称で国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されています。「宇陀」は、「又兵衛桜」で有名ですが他にも見どころ満載の場所です。

近くには美人のいで湯「大宇陀温泉あきののゆ」があり、「又兵衛桜」の見学後ゆっくりと入浴してきました。日本の春を満喫できた一日でした!

                           

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