久しぶりに、奈良県明日香村にある「大根田」集落を散策をしましたので、紹介したいと思います。
「大根田」集落は、国の特別史跡である明日香村阿部山にある「キトラ古墳」の丘陵の東に位置しています。檜前からこの辺りは、古代には多くの渡来人が住んだ場所と言われています。
〇「大根田(おおねだ)」
「キトラ古墳」がある丘陵のすぐ東に位置しています。
集落の入口には、「大根田」の表示板があります。
「大根田(おおねだ)」の地名は、大字の人の話によると古老から聞いた話では、「大根田(おおねだ)」のオネは尾根の意味であり、大字の周りが山に囲まれ檜前川(ひのくま)の上流の田畑が出来て寺領や藩領となっても、他の産業には縁遠く檜前の集落から分離して農業で身を立てることしか無かった。そこで、明るい未来を期待して尾根の尾を大にして「大根田(おおねだ)」にしたようであると聞いているとのことです。 ※「明日香村の大字に伝わるはなし」より
山の間にある細長い集落を散策していると、田畑や古民家を見ながら散策していると溜池がある場所に到着します。これから先は、山手に向かう道が続いています。
溜池がある場所からの景色は、特に、なにかがあるわけではないですが、まるで時が止まったようなとても静かな風景でした。
ここは観光地ではありませんが、古代からこの風景は変わっていないのだろうなと思いながらののんびりしながらの散策でした!