「山の辺」の道に残る「長岳寺」は、5月中旬のカキツバタのほか、桜 (4月上旬 )・平戸ツツジ (4月下旬~5月上旬 )・アジサイ (7月上旬 )・ 酔芙蓉 (9月中旬~10月下旬 )・紅葉や冬のヤブツバキ等でも知られる、「花のお寺」としても有名です。
今回は、水面に清楚な姿を映す「長岳寺のかきつばた・2019」を紹介したいと思います。
「長岳寺」は824年、淳和天皇の勅願で弘法大師が創建したと伝わるお寺です。「釜の口山」という山号から、「釜の口のお大師さま」と呼ばれています。文化財が多く、鐘楼門、庫裡として使われ三輪そうめんを食せる旧地蔵院、旧地蔵院本堂、また本尊の阿弥陀三尊などは重要文化財です。参道には、大人の背丈をはるかに超えたヒラドツツジが隙間なく連なります。散策した時(5月15日)は、残念ながらツツジ花は終わりかけていました。でも、鐘楼門を通り過ぎると、満開のかきつばたが姿を見せてくれました。
今年も「長岳寺」のかきつばたは、水面にその清楚な姿を映してとても綺麗でした!