秋の京都の紅葉と懐石料理・窯風呂を求め、久しぶりに京都にミニ旅をしてきました。
11月中旬頃に行ってきました。明日香村から電車等を乗り継いで、約1時間半位のミニ旅でした。
今回は、京都の老舗の茶屋「平八茶屋」を紹介したいと思います。
場所は、京都府京都市左京区山端にある「山ばな平八茶屋」です。
「平八茶屋」さんは、京の洛北に位置し緑豊かな景勝地にあります。
「平八茶屋」さんは、学生だった夏目漱石が正岡子規と京都旅行に来た際に立ち寄った茶屋さんで、夏目漱石が小説家になってからも何度となく通って小説「虞美人草」の中で「平八茶屋」さんを紹介しています。
優雅な姿の騎牛門をくぐると、約800坪の庭園が拡がり数奇屋造りの座敷が点在しています。庭園の紅葉が素晴らしかったです。
「平八茶屋」さんは、 創業は天正年間( 1576年)で、若狭街道沿いの街道茶屋として発祥しました。
「平八茶屋」さんは、 創業は天正年間( 1576年)で、若狭街道沿いの街道茶屋として発祥しました。
この茶屋は、幕末には洛北に隠棲した岩倉具視や岩倉を追う新撰組も訪れたそうで、主屋には新撰組による刀傷も残っていて見ることができます。
創業当時より受け継がれる名物「麦飯とろろ汁」や、ぐじを用いた若狭懐石料理を食べることができます。
座敷は全て離れにあり、自然の中で川のせせらぎを聞きながら昼懐石をいただきました。とても、美味しかったです。
また、「山ばな平八茶屋」自慢の日本古式の蒸し風呂「かま風呂」も入ってきました。思ったより温度が低く、約1時間位入っていました。
秋の京都の紅葉を眺めながら、のんびりと秋の一日を過ごすことができました。小さなミニ旅でした!