私が四国ツーリングに出発した29日の、5時30分。
私はようやく山から下りてきて、人家を見てホッとしていた頃、
ボスザルさんと彼のCB750を乗せた四国、徳島行きのフェリーが
和歌山港を出ていました。
とは、前回書きましたが、
実は、同じ時間に、もう一人四国を目指す人がいました。
む~さんです。
29日の4時過ぎには東京を出発して中央高速で西に向かっていました。
娘さんの、入院、手術は、病院に行って確認、家族にも会いましたが、
大したことなく、ホッとしたとのことです。
その後に、
29日の松山には、間に合わなくとも30日の高松には途中参加できると考えて、
キャンセルした高松の宿も取り直したとのことです。
(どんだけ、走るの?東京へもオートバイだし)
なので、30日の夜に高知の宿で合流します。
4月30日
そんな、30日の朝、雨です。
でも、何度空を見ても変化の兆しはなく、7時過ぎに出発!
今日の目的のひとつは、オートバイライダーのための喫茶店、「ON&OFF」に行くことです。
ON&OFF
http://wwwd.pikara.ne.jp/onandoff/index.html
松山から 国道56号線、国道197号線を90kmほど走ると、9時半前には到着できました。
天気は雨が降ったり止んだりではっきりしなかったのですが、
ON&OFFに着いたときは一時的に止んでいました。
ツーリング観光案内です。ライダーのお店ですから。
朝から何も食べていませんでしたので、モーニングを注文しました。
四国を旅するツーリングライダーの間ではとても有名だった、お店のオーナーの野村岩保さんと
ボスザルさんは、24年前のゴールデンウィークに会っています。
ヤマハのセローにまたがり、大雨の中をソロで走行していたボスザルさんを
岩保さんは大声で呼び止めて、コーヒーを奢ってくれたそうです。
(えっ?喫茶店でコーヒー奢り?)
いろいろな話をして、その後も手紙のやり取りを多少したそうです。
大雨の中、コーヒーをご馳走になり、とても元気になったと想像できます。
そのツーリングは、オートバイ雑誌、バックオフの、読者のツーリングレポートにも採用され
多少はお店の宣伝に貢献できた(?)かもしれません。
野村岩保さんは右端で、その隣が24年前のボスザルさんです。
左端は、岩保さんの息子で、実は今のオーナーです。
今回の四国ツーリングで、その話を聞いて、ぜひもう一度行ってみよう!
ということになったのですが、残念ながら間に合わなかった。
野村岩保さんは今年の1月2日に亡くなられていました。
ネットで「野村岩保」で検索するとすぐに分かりました。
随分前に彼は来ているとだけ行って、普通にオートバイや四国ツーリングの話をしていたら、
息子さんの今のオーナーは、何かの拍子にボスザルさんを思い出し、
その時の話の内容を昨日の話のようにとても詳しく話し出したのにはびっくりしました。
オーナーは、お店に保管してある何冊もあるアルバムの中から、
24年前の5月の写真が透明の写真入れに収まったものを、さほど時間もかからずに
探して持ってきてくれました。
一緒にページをめくっていったら、、ありました、
24年前のボスザルさんがお店の前で微笑んでいる写真が!
うーん、当たり前ですが、若い!
野村岩保さんは亡くなりましたがボードの野村岩保さん、
息子さん、ボスザルさんでお店の前で記念撮影しました。
ここのお店で、とてもいい時間を過ごしました。
1時間くらいいましたが、まだ宿まで300kmくらいあるはずなので出発。
また、来ようと思います!