大学4年生は,そろそろ,卒業論文のための作業が本格化し始める時期であろう.
卒業論文は,実験のレポートとは異なり,その研究内容も重要だが,「学術論文」としての体裁,構造をもっていななければならない.
論文の書き方,作法(さほう)については,非常に多くの参考書があるが,いくつか,個人的な好みで「オススメ」のものを推薦しておこう.
最初の「理科系の作文技術」は,日本語で,論理的な文章,特に理工系の学術論文や報告書を執筆しようとする場合に,必読書と言えるものである.
筆者の木下是雄 先生は,元学習院大学学長の物理学者.
次の3冊は,それぞれ少し視点が違うが,わかりやすい文章で,入門者向きである.人文系の先生によるものなので,理工系では参考にならないと考える人もいるかもしれないが,決してそんなことはない.理工系の場合でも色々と参考になる.
筆者は,それぞれ,札幌大学教授の鷲田 小彌太 先生(哲学),早稲田大学教授の石原 千秋 先生(近代文学),明治大学教授(前共立女子大学教授)の鹿島 茂 先生(フランス文学).
5冊目の「創造的論文の書き方」は,社会科学の分野の大学院での論文の書き方の指南書であるが,これも「研究分野に関わらず参考になるノウハウ満載」である.
筆者は,一橋大学名誉教授,東京理科大学教授の伊丹 敬之 先生(経営学).
※知り合いの先生からコメントがありましたので,紹介の順番を入れ替えました.
筆者についての記述を追記しました.2008/6/16
卒業論文は,実験のレポートとは異なり,その研究内容も重要だが,「学術論文」としての体裁,構造をもっていななければならない.
論文の書き方,作法(さほう)については,非常に多くの参考書があるが,いくつか,個人的な好みで「オススメ」のものを推薦しておこう.
最初の「理科系の作文技術」は,日本語で,論理的な文章,特に理工系の学術論文や報告書を執筆しようとする場合に,必読書と言えるものである.
筆者の木下是雄 先生は,元学習院大学学長の物理学者.
次の3冊は,それぞれ少し視点が違うが,わかりやすい文章で,入門者向きである.人文系の先生によるものなので,理工系では参考にならないと考える人もいるかもしれないが,決してそんなことはない.理工系の場合でも色々と参考になる.
筆者は,それぞれ,札幌大学教授の鷲田 小彌太 先生(哲学),早稲田大学教授の石原 千秋 先生(近代文学),明治大学教授(前共立女子大学教授)の鹿島 茂 先生(フランス文学).
5冊目の「創造的論文の書き方」は,社会科学の分野の大学院での論文の書き方の指南書であるが,これも「研究分野に関わらず参考になるノウハウ満載」である.
筆者は,一橋大学名誉教授,東京理科大学教授の伊丹 敬之 先生(経営学).
理科系の作文技術 (中公新書 (624)) 木下 是雄 中央公論新社このアイテムの詳細を見る |
入門・論文の書き方 (PHP新書 (074)) 鷲田 小彌太 PHP研究所このアイテムの詳細を見る |
大学生の論文執筆法 (ちくま新書) 石原 千秋 筑摩書房このアイテムの詳細を見る |
勝つための論文の書き方 (文春新書) 鹿島 茂 文藝春秋このアイテムの詳細を見る |
創造的論文の書き方 伊丹 敬之 有斐閣このアイテムの詳細を見る |
※知り合いの先生からコメントがありましたので,紹介の順番を入れ替えました.
筆者についての記述を追記しました.2008/6/16