某大学の機械系の学科で「環境安全工学」という科目を講ずることになった。
ただの「安全工学」ではなく「環境」と付くところがミソである。
機械システムだけでない様々なシステムでの「安全」、環境的な「安全」について、取り扱う予定である。
発電所、大規模プラント、エネルギーシステム、交通システム、通信ネットワークなどのミッション・クリティカル・システム等における故障、事故、あるいは、環境、特に生物圏、人体に影響を与えるトラブルは,いったん発生すると社会や経済に非常に大きい影響を及ぼすことがある。機械やシステムの設計者/運用者は、このような事故やトラブルを未然に回避、予防すべく努めなければならない。
機械やシステムあるいはそのまわりの環境に関して広い意味での「安全と信頼性」について、工学的な概念と手法の基礎を学んでほしい。また、過去のケーススタディから、安全のための予防原則についても理解を深めてほしい。
さらにまた、
個別の知識ではなく、その背景となる、原理原則、考え方
それらの、調べ方、学び方
故障や事故の元となりやすいシステムの弱点、人間の弱点
「安全」「信頼性」についてのカン
予防原則
事例、歴史から学ぶ姿勢
などを、多少なりとも身につけることを、重視していきたい。
一冊で済むちょうど良い教科書がないので、以下のような複数の参考書も用いる予定である。
教科書:
参考書:
これら以外にも、講義の中で、適宜参考書を紹介する予定である。
2006/10/01 追記:
評価の配分は、概ね、以下のバランスを予定している。
出席: 30-40% 重視 60%以上の出席が必要
宿題: 15-20% 読書する機会を増やす
期末レポート: 20-25%
期末試験: 30-40% 試験の成績だけでは単位は出ません
ただの「安全工学」ではなく「環境」と付くところがミソである。
機械システムだけでない様々なシステムでの「安全」、環境的な「安全」について、取り扱う予定である。
発電所、大規模プラント、エネルギーシステム、交通システム、通信ネットワークなどのミッション・クリティカル・システム等における故障、事故、あるいは、環境、特に生物圏、人体に影響を与えるトラブルは,いったん発生すると社会や経済に非常に大きい影響を及ぼすことがある。機械やシステムの設計者/運用者は、このような事故やトラブルを未然に回避、予防すべく努めなければならない。
機械やシステムあるいはそのまわりの環境に関して広い意味での「安全と信頼性」について、工学的な概念と手法の基礎を学んでほしい。また、過去のケーススタディから、安全のための予防原則についても理解を深めてほしい。
さらにまた、
個別の知識ではなく、その背景となる、原理原則、考え方
それらの、調べ方、学び方
故障や事故の元となりやすいシステムの弱点、人間の弱点
「安全」「信頼性」についてのカン
予防原則
事例、歴史から学ぶ姿勢
などを、多少なりとも身につけることを、重視していきたい。
一冊で済むちょうど良い教科書がないので、以下のような複数の参考書も用いる予定である。
教科書:
機械安全工学―基礎理論と国際規格清水 久二, 福田 隆文(著)養賢堂このアイテムの詳細を見る |
参考書:
環境安全科学入門玉浦 裕, 辻 正道, 日野出 洋文, 北爪 智哉, 原科 幸彦, 関口 秀俊(著)講談社このアイテムの詳細を見る |
国際化時代の機械システム安全技術向殿 政男(監修), 安全技術応用研究会(編)日刊工業新聞社このアイテムの詳細を見る |
人間・環境・安全―くらしの安全科学及川 紀久雄, 北野 大(著)共立出版このアイテムの詳細を見る |
レイト・レッスンズ―14の事例から学ぶ予防原則欧州環境庁(編著), 松崎 早苗, 安間 武, 水野 玲子, 山室 真澄(訳)七つ森書館このアイテムの詳細を見る |
これら以外にも、講義の中で、適宜参考書を紹介する予定である。
2006/10/01 追記:
評価の配分は、概ね、以下のバランスを予定している。
出席: 30-40% 重視 60%以上の出席が必要
宿題: 15-20% 読書する機会を増やす
期末レポート: 20-25%
期末試験: 30-40% 試験の成績だけでは単位は出ません
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