Dr. Jason's blog

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第8回全国化学物質過敏症患者会 -化学物質過敏症と医療- のご案内

2005-04-03 | Environment
 最近,「化学物質過敏症」(Chemical Sensitivity)について勉強しているのだが,知人のblogに,非常に興味深いシンポジウムの案内がでていいたので,そのまま転載する.

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第8回全国化学物質過敏症患者会 -化学物質過敏症と医療- のご案内

1997年に第1回全国化学物質患者会を開催して早8年。この間、化学物質過敏症(CS)に対する対策は遅々としてではありますが、前進の方向へ向かっています。しかし、未だに正式に病気として認めない、発症者に対する救済策をとらないなど、患者にとって厳しい状況が続いています。

第8回目となる今回は、医療の問題に焦点をあてて、CS患者が他の病気にかかった時の医療の問題、国の専門医療機関での診療の状況をテーマに開催します。CS患者のかたはもちろん、化学物質による被害者のかた、医療従事者、また一般市民にも広くこの問題について知っていただき、化学物質汚染による被害のない社会をめざしたいと思います。多くのかたの参加をお待ちしています。

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【日 時】 2005年5月15日 (日) 10:00~16:30
【場 所】 国民生活センター 東京都港区高輪3-13-22 TEL:(03)3443-6211
【交通】 JR・京浜急行 品川駅高輪口徒歩5分 品川税務署裏
【プログラム】
■第1部(10:00~12:00)
  脱化学物質・物づくりキャンペーン
  無肥料栽培野菜、食品、内装材、患者・市民手作り品などの
  展示、試食、情報交換など

■第2部(13:00~14:40)
  講演「化学物質過敏症を合併した患者の外科手術を体験して」
  講師 馬場 紀行先生(東京共済病院乳腺外科部長)
  化学物質過敏症についての医師一般への啓発がいかに大切か、
  自らの体験を通してお話いただきます。

■第3部(14:50~16:30)
  講演「化学物質過敏症の治療の現状と課題」
  講師 長谷川 真紀先生(国立病院機構相模原病院臨床環境医学センター部長)
  国立相模原病院の診療の内容や今後の課題、患者に望むことなど、
  お話いただきます。

【参加費】 1,000円 事前申し込みは必要ありません
【主 催】 化学物質過敏症患者の会
http://www2s.biglobe.ne.jp/~chemicai/
【協 力】 化学物質問題市民研究会
〒136-0071 東京都江東区亀戸 7-10-1 Z ビル 4階 TEL/FAX 03-5836-4358
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/
【連絡先】 TEL/FAX 029-254-8994(患者の会) TEL/FAX 045-364-3123(研究会)

お願い:
CS患者さんは、たばこのにおい、整髪料、香水、化粧品、クリーニングしたての衣類、防虫剤等に反応しますので、ご配慮の上、ご参加ください。
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2 コメント

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日常が凶器になる恐怖 (けいすけ)
2005-04-03 11:16:52
転送ありがとうございます。僕はこの案内の「CS患者さんは、たばこのにおい、整髪料、香水、化粧品、クリーニングしたての衣類、防虫剤等に反応しますので、ご配慮の上、ご参加ください。 」にゾッとしました。多くの人が何気なく使っているこれらが、化学物質過敏症の方には凶器になるのです。電車などで「携帯電話の電源は優先席付近では切って下さい」とのアナウンスはありますが、それでもマナーモードにさえしない人が多い現状では、今後、化学物質過敏症の人が増えて、たとえそういう方専用の車両ができても、痛みの分からない人の不注意によって苦しめられることは十分想定できます。ましてや、認知さえ十分でない今は、どういう暮らしなのかと。

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香水には色々入っているでしょう. (Dr. Jason)
2005-04-03 13:53:52
 最近,少し勉強したので,アレルギーと化学物質過敏症が違うことがわかってきました.

 どうも,私自身も,ある種の香水や化粧品には,CS的な症状があるようです.最近は,香水や化粧品は,メーカーの研究の成果(?)で,ハイテク化して,色々な,新しい化学物質(合成したフェロモンとか,ホルモン前駆物質とか?)が入っているので,運がいいとそれに反応してしまうのでしょう.

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