こんな文字を目にすると、
「あーーーー、きたかーーーー」と思います。
この面白くない状況を作っている一端を担っているのが
披露宴司会者。
この秋、わが事務所では5人の新人がデビューしました。
みんな進行に必死で、「笑いをとる」なんて無理無理。
ミスをしないよう、失礼がないよう、新郎新婦様が笑顔でいられるよう、
けなげなほどに練習を重ね、プルプル震えながら当日を迎えます。
この披露宴に人生の中でたった一度だけ出席した人からすると
「おもんなかった」ということになるのかなと思います。
せっかくゲストがボケてるのに、司会者が突っ込まない現実。
型通りのコメントに、そもそも笑わせようとしていない司会者。
かくいう私も
今でさえ主賓や乾杯の方の声掛けにさえ
「ひと笑いとってくる」事を使命とし、会場を温めることに
全力を注いでいますが、
デビューの時はスカートの裾が震えてましたから
今でも忘れないです。
メンバーの原稿チェックをしながら
「これのどこが面白いの」とよく聞くのですが
原稿が面白くなければ、それはもうゲストはおもんないでしょう。
そこに手を加え、テンポをつけて、起承転結
新郎新婦の人柄が笑いの中で引き立つように、ゲストの人柄を引き出して
「あー楽しかった」と思っていただける披露宴。
そして、親戚付き合いの第一日目として、笑いの中で一日を終えられるよう
司会者が脳内改革をしないといけないのです。
笑いを求めてない人なんていないのですから。
くっそー!今日のレッスンも力が入りそう!
