土曜日にひらかれた「#核のごみ」講演会は、会場満員の大盛況。
県外からの参加もあり、改めて玄海町だけの問題ではないことを認識する会となりました。
講師は二人。
①仲秋喜道さん(#玄海町)
玄海原発が誘致される時代から玄海町で活動。原発マネーで腐敗した玄海町政を赤裸々に話され、その土壌の上で今回の核のごみ、最終処分場を建設するための文献調査受け入れが狙われていたこと。
議会や国の話は聞くのに「住民の話は聞かない」、
議会偏重、住民不在の拙速な判断だと力を込めて話されました。
②鈴木剛さん(#日本共産党 エネルギー問題の対策委員会事務局長)
鈴木剛さんは、日本共産党・衆院議員だった吉井英勝さんの秘書も務められ、今回の高レベル放射線廃棄物、いわゆる核のごみについての法律制定の際も担当していたそうです。
国や電気事業連合会などの資料も引用しながら、どこに矛盾があるのか難しい問題をわかりやすくお話ししていただきました。
高レベル放射性廃棄物は、極めて強い放射能を出し、さらに発熱量も家庭用のホットプレート1500Wの熱が出る。50年、プールで冷やしてやっとこたつ程度の温度に下がると話されました。
一方で「放射線」については、ウラン鉱石のレベルに下がるために数万年の単位の時間が必要なこと、人の生活空間から遮断して、隔離する必要があると話されました。
万年単位の安全を保障できる地層が果たして日本にあるのか?
日本は、4つのプレートがぶつかり合う、地殻変動の激しい地域です。
一方で、地層処分が進められる欧州は。億年単位で安全が確認できる地層が存在するそうです。日本ほど、地層処分がふさわしくない地域はないとか学者などの声明なども紹介しながらお話がありました。
最後に、「ひらいた扉を閉めるには住民の声が必要」とお話しされ、この文献調査が始まったから終わりではなく、これからの住民世論を大きく広げていく必要性をお話しされ、講演を終られました。
今日は、黒木市議と浜玉町にある玉島川の問題で住民からの相談があり現地確認し、市民センターにもお話をしてきました。