前佐賀県議会議員 井上ゆうすけのブログ

こんにちわ!日本共産党の前佐賀県議会議員の井上ゆうすけです。 日常の活動などをみなさんにお知らせしていきます。

「洋上風力発電の誘致は、地域と共生で」(農林水産商工常任委員会)

2019-12-12 16:47:00 | 日記
唐津市等沖を洋上風力発電の開発地域として県が候補地として公表し、12月1日に玄海町で説明会を行いました。



しかし、県が候補地とした浜野浦の棚田は「全国棚田百選」や「22世紀に残す佐賀県遺産」、「恋人の聖地」としても人気の観光スポットで田植えの時期の夕暮れ時には棚田に張られた水が夕陽を反射して幻想的な風景を醸し出します。

住民説明会では、この棚田の景観への影響が相次いで指摘されました。




洋上風力発電や再生可能エネルギーについては、推進していかなければなりませんが「住民の理解」や「共生できない形」となれば到底、納得できません。

現在はあくまで、候補地の一つであり決定されているわけではありません。

もう一つ、大きな問題は

「マスコミ完全非公開」

で説明会を開催しようとしていたことです。
交渉の結果、「一部公開」とされましたが、山口知事が日頃から言われる「すべからく開かれた県政」とはかけ離れた姿勢に違和感を覚えます。

次回の開催では、マスコミの公開も検討することを答弁しましたがこういった部分にも出来るだけせまく、知らせないうちに物事を進めてしまおうと考えているのでないかと感じてしまいます。

知事の言う「すべからく開かれた県政」とは、いったいどんな県政なのでしょうか。


2019/12/11

2019-12-11 16:14:00 | 日記


(収穫真っ最中の「いちごさん」)

今日は、県議会農林水産商工常任委員会の現地視察がありました。

1カ所目は、昨年デビューした「いちごさん」生産現場。神埼市千代田の生産者の方の圃場に伺いました。



「濃赤色でジューシー」が特徴のいちごさん。試験段階でも、さがほのかと比較して3割〜4割増しの収量が見込まれています。

11月20日ごろから出荷が始まり、12月末にピークを迎えるとのことでした。



2021年を目標に全ての作付計画が「さがほのか」から「いちごさん」に切り替え予定となっているそうです。

2カ所目は、「アイリスオーヤマ株式会社鳥栖工場」。(工場内は撮影禁止で写真なし)

全国に9カ所の工場があるそうですが、鳥栖工場は西日本で最大拠点となっています。(東京ドーム4個分)。

鳥栖工場は、1990年な約30名からスタートしたそうですが、いまでは400名近くの従業員数になり、県内の伊万里港からのコンテナ取扱量も一位となっているそうです。

家電事業が好調で、今後さらなる成長が期待されます。

明日は、常任委員会の審議。

私は、1番目に質問します。

1、被災農家の復旧に向けた支援について
2、アジアベストレストラン50等について
3、洋上風力発電事業について
4、高校生の県内就職促進について

重度心身障害者(児)医療費助成現物給付をすすめる会結成準備会が発足!

2019-12-09 21:18:00 | 要求運動
12月7日(土)、第23回佐賀県社会保障推進協議会定期総会が佐賀市メートプラザにおいて開かれました。




記念講演として、「重度心身障害者(児)医療費助成現物給付実現の運動」(白沢仁氏・障害者の生活と権利を守る全国連絡協議会)と題して講演が行われたあと、佐賀県の現在の制度である「償還払い方式」を「現物給付方式」へと実現するための会の準備会発足と請願署名が取り組まれることが確認されました。




全国では都道府県のレベルで

「現物給付」30
「償還払い」16
「自動償還払い」7

となっています。

白沢さんは、今回の講演で制度拡充の実現をする定石は

地域での要求運動→自治体独自施策として実現→他地域(自治体)へ波及→国の制度化

というお話がありました。

現物給付をすすめる壁として「国のペナルティ(罰則)」があります。

障害を持つ方の命を守るために医療を受けてもらいやすい体制を整備するのに、県に入る国民健康保険への国からのお金が「減額」されるのです。

国で「現物給付となっていない」なかで、自治体の予算規模と姿勢によって格差が生まれているということになります。

当日参加された当事者の方(神埼市)は、

「左半身が筋肉の硬直によって麻痺し、3ヶ月に一回は治療を受けなければならない。一回の注射を打つのに4万円。償還払いの申請をするために市役所に行くのに30分に1本のバスに乗り、役所につくと人が少ないので5分で事務処理が終了。帰りは3時間、バスを待たなければならない。雨の日などは傘がさせないため行くこともできない。夏場は、なんとか我慢できる場合もあるけど、冬場は注射を必ず打たないと筋肉が固まって動けなくなってしまう。現物給付化の実現のためならなんでもします」

と、障害を持つ方が申請を行うだけでも大変な苦労があることと一刻も早い現物給付の実現が求められているとお話しされました。

来年に県議会へ請願提出をするためにこれから署名が取り組まれます。多くの方のご協力をよろしくお願いします。