佐賀県は、馬渡島周辺の約118平方キロメートルと玄海町と肥前町にかかる北西約18平方キロメートルの二つの海域について国の洋上風力発電促進区域の指定を目指しています。
これまで、馬渡島と玄海町で説明会を開き、一般住民も参加のなか開かれましたが、「漁業者」に向けた説明は初めてです。
私が感じたのは、県の姿勢が「法定協議会の設置」に前のめりとなっていることです。
昨年から、議会でも取り上げてきましたが進め方に関する答弁は
「一定の理解を得られた候補海域を対象として国の方に法定協議会の設置を要請していく、そういった手順を考えています」
と答えています。
しかし、今回、初めて説明を聞いた方々に
「法定協議会の立ち上げに理解を」
と繰り返し、様々な課題についても「法定協議会の中で解決したい」と応えるなど、代表しか入ることができない法定協議会で本当に住民や漁業者の不安や課題を解決できるのか疑問です。
途中、発言者を静止するような動きもあります。
住民や漁業者の「本音の声」に耳を傾けることが大切です。