きょうの教会ごはん 

神様との食卓で、一緒にご飯を食べましょう!

葡萄と林檎

2009年07月07日 | 羊の群れ


 人生の実をつけるために何をしているでしょう?今週の礼拝では、「何に根付いて実をつけるか」というメッセージをいただき、そこから自分の人生に実践できることをシェアリングしました。まず、ぶどうの木の特徴:

(1) 幹と枝の区別が付きにくい。一体化している。
(2) 荒れた土地でも、深く深く根を張って水を得て育つ。
(3) 実を生らす以外、役に立たない。(薪にもならず、木工具にもならない。)

 聖書箇所に「繋がる」という言葉が9回も登場し、実をつけるためには「繋がっていなさい。」と強調されました。人生の基盤を何に置いているか、何に根ざしているか、これは実をつけるために、とても大切です。汚染された土地にある木の実を食べたいと思いますか。せっかく実をつけても、誰にも食べられず、そのまま枯れてしまっては、結実の意味がありません。実は、誰かに食べてもらうために生るのです。農夫である神様は、そのためにイエス様という木に繋がる枝の私たちに、実をつけてくれるのです。だから幹と一体化するように、イエス様に繋がり留まること。それが良い実をつける秘訣です。

 そしてぶどうは、生きるための水を求めて必死に根を張ります。それは基盤を強めることにもなり、苦難を乗り越える力を得ます。薪になりたくても火が点かない性質で、家具になりたくても不向きなぶどうに与えられたのは、美味しい実をつけること。そのただ一つの使命を知り、そのために懸命に生きる時、自分にない性質を無闇矢鱈に求めたり、どうにもならない不具合を調整したりするような無益な時間を過ごすことなく、最適な働きを成し遂げ、最高の実をつけることができるのです。ぶどうの実を心待ちにしている人のために。

 『たとえ明日世界が終わりになろうとも、私は今日リンゴの木を植える。』フルーツ絡みで、ルターの言葉から。実ることはないリンゴの木を、彼は何故植えることができるのでしょう?彼は、何事にも左右されることのない、たとえ世の終わりが来ようとも確かに信頼できる存在を知っていたからだと思います。だからこそ、明日への希望を持って日々の勤めを果たそうとする熱意は、決して失われません。不安定な世界の中で「どうする(=DOING)」かと右往左往するのではなく、自分が何に信頼して「どうある(=BEING)」か、が大切です。それが人生の実になるのです。


写真は、聖書協会のギャラリーから。
ユダ山地のぶどう畑/横山匡氏 撮影


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