きょうの教会ごはん 

神様との食卓で、一緒にご飯を食べましょう!

サウンド・オブ・ミュージックのマリアさん

2010年02月24日 | 羊の群れ
「サウンド・オブ・ミュージック」は、第二次大戦中ナチス占領下のオーストリアで、歌と家族愛で人々を励まし続けてきたトラップ・ファミリー合唱団の実話に基づいたミュージカル映画。私も大好きな作品のひとつです。

ヒロイン、マリアさんは、トラップ家の7人の子どもたちの家庭教師として働く修道女で、海軍大佐である厳格な父親の指導下で規律に縛られた生活を送る子供たちに、歌を教え、笑いを与え、明るさを取り戻させます。そして、父親であるトラップ大佐もまた、彼女の優しさに触れ、二人は結婚するのです。映画には、二人のロマンスだけでなく、家族の回復や歴史アクションなどの多くのコンテンツに加え、「ドレミの歌」「エーデルワイス」など誰もが聴き馴染みのある曲が次々と流れ、ファミリームービーとしては一押しの傑作!

礼拝では、映画になかったお話しが取上げられました。戦時中、トラップ大佐は友人に頼まれて全財産をひとつの銀行に預けたため、一夜にして一文無しになってしまいます。さすがに落ち込む大佐に、マリアさんはこう言うのです。

あなたは何のために毎日聖書を読んでいるのですか?
  私利私欲の為でなく、友人を助けるためしたことなのでしょう?
  神様の愛を示すためにしたことに、神様が報いてくださらないことは決してありません。

さすが、修道女!なんて感心している場合ではありません。私が落ち込んでいる時、マリアさんがいたら同じ質問をされるでしょう。また、私は落ち込んでいる大佐や誰かに対して、このようにきっぱりとした神様への信頼を表すことができるでしょうか。神様は、マリアさんの信仰に対し、無一文だったトラップ一家の生活を守られました。そして、ナチスに逆らって生命の危険に及んだ際には、アメリカ亡命への道をも備えてくださいました。これが、愛し愛される神様との真の関係です。

ボストンから北西250マイルくらい、カナダとの国境に近いバーモント州ストウの町には、トラップ一家が作ったトラップ・ファミリー・ロッジがあり、美しい自然の中に眠るマリアさん、そしてトラップ一家を偲ぶことができます。秋は素晴らしい紅葉を見せるバーモント州。「サウンド・オブ・ミュージック」ファンなら、一度は訪れたいリゾートです。(詳細はウェブサイトから。→ http://www.trappfamily.com/




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