FT8が登場し、早や6年。DXのオープン時間が『従来モード』より『長く』なっているように感じます。とはいえ、オープン時間は『FT8>CW>Phone』という感じで、交信の可否については『いくらDigitalモードとはいえMUFが下がったら、いちおうは終わり』の構図は何ら変わっていません。S/Nに強いというだけのことで、CWでは『達人クラスでも難しい弱い信号』でも、Digitalモードでは、交信が成立しているだけの話です。春から初夏に向けてDXが開きやすいと予想され、カムバック組やニューカマー局にとっては『スリリングな季節』になるでしょう。それゆえに『HFの伝搬』について『CQ-hamradio誌』などの専門情報誌は『2012年頃』のような『別冊付録』を出し、最近開局した人に『HF伝搬』を『教えていく使命がある』と考えます。
【写真:2021年に伝搬の企画が出て以後、私は見かけていません】
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◆資格より『運用』についての『教育システム』が必要。
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1,HFの電波は、どう飛ぶのか
2,ショートパスとは何なのか
3,ロングパスって、どんな風に飛ぶのか
4,グレーライン伝搬って、何?
5,スポラディックE層伝搬って
6,スキャッターって、聞いたことがあるけれど・・・
7,極域を通る伝搬って
8,赤道を通る伝搬って
9,HFの伝搬と、アンテナの設置
10,電離圏ダクトって何だ
こういうのを、体系的にまとめた『別冊付録』は保存版になり、
ローカルや、クラブでの『勉強会の教科書』になるのです。
サイクル25のピークが近づいているにもかかわらず、
ネットワーク系(一部有線)通信を別冊付録にするのって、
売れ行きが鈍化して困っているメーカーの『広告企画なの?』と、
勘繰りたくなります。
FEF伝搬・・・ピンとこない人も増えました。
発射された電波がF層に反射し、
F層の傾斜部に反射したため、
入射角が変化し、E層を突き抜けず、
そのままF層に上がっていき、
F層で反射された電波が、
遠方の大地に落下する。
FEF層伝搬とは『ざっくりいえば、こんな感じ』です。
つまり、大地ーF層ー大地ーF層ー大地ーF層ー大地・・・と、
教科書に書いてあるような『ジグザグのホップ』とは限りません。
上記だと3ホップになりますが、
ホップの回数が増えるたびに『第一種、第二種減衰が増え』ます。
こういうことを、図解で誰にもわかりやすく解説する教科書が不可欠です。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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