8/14、NHK放送。
戦前・戦中と続いた満洲開拓団。
ある寒村の記録。
始まりは関東軍と現地の役所であったが戦局の悪化で在満法人の男は召集された。
その穴埋めのため、内地の農林省が各地の農村へ開拓団を出すよう指示。
若くして村長になった男は、うまくいくわけがないと積極的に動かなかった。
だが、農林省の役人が直接やってきて、割り当てを指示。
寒村で、50人を集めるのは大変。一戸づつまわり説得。
それでも半分ほど集めて満洲へ送る。
中には当時14歳の男の子もいた。
番組に出ていたが、集団自決で幼子の首を絞めるのを手伝わされた、と。
戦後、当時、農林省で開拓団の人集め業務をやっていた人の肉声のテープが見つかる。
音声が曰く、「あれはあれで良かったのだ」と。
ナレーションが、戦後、何の検証もされていない、と。
研究している大学の先生が曰く、「始まったら最後までやる。間違っていても」。この言葉は重い。
現在の政治も、政党の離合集散も含めまともに検証がされていない。
選挙で負けた。責任者の首を挿げ替えろ。それで一件落着。
こんな国に、あかるい未来はあるのだろうか?