阪神淡路大震災から22年。
そういう月日が流れながらも、被災された方の想いはこの日が来ることで新たな涙を誘われる。
その後、2011年には東北を中心にした地震とそれにより引き起こされた津波により
未曾有の死者・行方不明者が出た。
更に言うなら、津波により町が、村が丸ごと海に持って行かれた。
安全神話で安心しきっていた原子力発電所がメルトダウンという
信じられない事態に立ち至った。
原発はその後の調査もはかどらず、原子炉の中がどうなっているのかさえ不明。
廃炉への道のりは孫子の代まで続く。
そういう中でとにかく原発の再稼働に政府も電力会社も躍起になっている。
原発再稼働反対を訴えて当選した県知事の申し入れに全く耳を貸そうとしない。
活断層をめぐり、双方の意見の食い違い。
それだけが問題なのではないだろう。
福島第一を見ても分かる通り、一度災害が起きた時地域住民への被害はもとより
早急な復旧の手立てがあるかどうか。
机上ではいかようにでも作文はできる。
熊本では内陸型のしかも規模の大きな地震が続いた。
その後も、あちこちで頻発している。
専門家の間ではいろいろ違いはあるが、この日本が載っているプレートは4枚もある。
あの東日本大震災で動かされたことにより、各プレート間に微妙なズレやひずみが起きていて当然だろう。
まだまだ、専門家の間での議論も分かれている。
活断層が見つからない場所でも地震は起きている。
それは、人間が知らないだけ。
まだ電気もない1000年以上昔に地震や台風などは自然界の怨霊のせいだとか言われ
ひたすら天に祈るしかなかった。
現在、高度に進歩した科学技術をもってしても地震の予知などできない。
自然に対する畏敬の念を忘れず、これと向き合うべきでは・・・。