第45代アメリカ合衆国大統領にトランプ氏が就任した。
就任に不服とする議員が欠席。あるいは就任に抗議するデモが行われたりと異例の就任式となった。
就任演説でトランプ氏は選挙戦で訴えたとおりの内容を語った。
もっとも、真逆の話では選挙民を欺くことになるからそれはそれでいいのでは。
抗議する行為が果たして妥当なものか。
選挙制度に問題があるにしても、クリントンのほうが得票数では上回っていても
民主的な方法で選ばれたのだからそのことに抗議するのは如何なものか。
選挙中に一言も触れずに選挙後に実行しようとするどこかの国の首相とは隔たりがある。
欺瞞で選挙を乗り切ろうとする態度のほうがよほど講義に値するのでは。
アメリカ第一で行こうと呼びかけた。
確かに、賃金の安い国で生産し自国に輸入して儲けようとするのは、
褒められたことではない。
自国の雇用を不安定にする。
TPPからの離脱も宣言した。
カナダ・メキシコとの貿易協定も見直すと言った。
企業経営者から見れば関税のない関係は望むところ。
だが、自国内の雇用不安を引き起こすことは大きく見ればマイナス要因にしかならない。
ヨーロッパでもイギリスのEU離脱により危機感が広がっている。
イタリア、スペインなどもその構えを窺っている。
トランプの登場で世界経済がどうなるか注目したい。