読み終えた。
戦前を回顧する中身ではない。愚かなことをやった、に尽きるかな。
終戦を決める御前会議の様子は映画にもなった「日本の一番長い日」である。
先日、たまたま録画して視たがこれ以前に三船敏郎とか山村聰などで映画化されたようだ。
今回は、役所広司とか、後は出てこない。だった。
映画はどうでもいい。
あとがきで出版するにあたってタイトルをどうするか悩んだようだ。
一般的には「太平洋戦争」で通っているが、中には「大東亜戦争」だと頑固に主張する人もいる。
根拠は「大東亜共栄圏」を目指したのだからと。
本を読む限り本気で当時の「戦争指導者」がそう考えていたかどうかかなり曖昧だが。
いずれにしてもそういう呼称に拘る人間もいて「あの戦争」ということに落ち着いた。
読後感としては、それなりに共感できる部分もあった。
作者は、あくまでも日露戦争と比較して、開戦に至る過程を述べている。
ここがポイントか。