光と風の世界3

自然が好き & 高砂高校ジャズバンド部を応援中
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秋の始まり

2006-08-27 | 日記・エッセイ・コラム

東北の小都市ではもう秋の風情が漂い始めています。

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青空にコスモス(秋桜)の季節を先撮りしてみました。

過ごし易いとても穏やかな時間が流れています。乾ききった地面とは違い潤いのある風景,そして空気がここにあります。

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田んぼの稲も頭を垂れ始めてます。

収穫期までのあと一月が米作農家にとっての期待と不安の時間になることでしょう。

庭先にはウイキョウの花が咲いています。離れて見ると花火を散らしたように見えることもあるこの花は、英名「フェンネル」も良く知られています。その種は消化機能に効き目があることで有名なハーブの一つです。

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また、薄桃色の花が咲くコムラサキは11月になると赤紫の可愛い色に変身しますが、今はまだ緑のままですが、大きさだけは一人前になってます。

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もう少しコスモスのアップを並べてみましょう。

すらっとした花びらを広げて秋風にも耐える強さの秘密は、花びらの下で支えに回っている細長いガク片の存在のようです。自然界にも人間界と同じく裏方の仕事が多くあるようです。

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今回の写真は全てコンパクトカメラのOlympus μ810を使用してます。

スーパーマクロのボタン一つで花に近寄れるのは、ありがたい性能です。

夕刻の田んぼ風景

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あ、そうそう、ススキもこんにちは

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SJF 2006

2006-08-24 | BFJO2006

8月19-20日、神戸文化ホールにてJapan Student Jazz Festival (以後SJFと略)が行われました。

そこに、私が応援している兵庫県立高砂高校ジャズバンド部:Big Friendly Jazz Orchestra(以後BFJO)も参加したのです。19日は中学生バンドが対象の日でしたが、BFJOの皆さんはゲストバンドとしての招待演奏でした。翌日の20日は本番で、その練習に没頭したいところでしょうが、ゲスト演奏としての義務をちゃんと果たすところに、BFJOの前向きな?そして損して実取れみたいな精神を感じる私です。

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2日目の高校生の部の本番ではそれぞれ審査員が聞いて各賞を与えるのです。毎年悲喜交々の涙と笑顔のドラマが繰り広げられるようですが、審査員にどうアピールするのか、実力伯仲の関係ではちょっとしたところでも、結果が左右されてしまいそうです。とはいえ、毎年トップ賞を争ってきたBFJOとライバル甲南高校KonanBrass Ensenble(KBE)が2強と言われるようです。昨年初めてこのSJFを聞いたのですが、やはり2強と言われるだけの図抜けて素晴らしい演奏を聞けたのですが、それに食い込みそうだったのが、愛知中学高校バンドです。素晴らしく揃ったレベルでの演奏を聞かせてくれましたので、これから3強時代ということになるのか、今年の演奏には注目していました。しかし、今年は私自身BFJOの応援をどっぷりしてきたこともあって、気を使うことが多く、今年の愛知中高さんの演奏は集中して聴けませんでした。ただ、去年の迫力を感じなかった、ということで、詳しいコメント抜きで演奏シーンを一枚。制服での非常に真面目な感じの演奏は去年同様ですね。

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各バンドの指揮者も色々なスタイルがあって面白いのですが、愛知中高バンドの指揮は自ら演奏に乗りながらノリを見せながらの指揮です。私はまあ好きなスタイルなんです。この愛知高校は神戸市教育委員会賞(暫定3位?)でした。

もうひとつ注目のバンドがありました。はるばる東京から参加してくれた帝京高校吹奏楽部、ここは高校野球も強くて数日前まで甲子園で応援していたというバンドなんですが、ジャズもなかなかのものだと聞いていたのですが、自由な感じでやってくれました。1曲目はStrikeUpTheBandでホーンの強さを見せてくれた気がします。2曲目のWhat A Wonderful Worldはボーカルをもちろん英語で唄いまして、審査員のバークリーの先生やそのファミリーには大うけでした。

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3曲目はなんと熱帯ジャズ楽団のお得意Septenberをそのままのアレンジで聞かせてくれました。それどころかSAXパートは両手を頭上で左右に振る熱帯Jazz楽団同様のパフォーマンスで会場を大ノリに乗せて沸かせてくれました。Saxソロの子はうまかったです。個人賞を貰いましたね。その帝京高校はJAJE会長賞を見事獲得し、関東勢としての面目を得ました。

さて、時間もかかるので、続きは明日・・・

その前に昨年神戸市長賞を獲得してトリで登場の甲南高校の演奏シーンを一枚。甲南さんは兵庫県知事賞でした。(2番の賞)

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着ている白地のTシャツの背中には激励の書き込みがびっしりとあって、それが彼らの伝統のようです。

あ、BFJOのみんなの喜びの顔も一枚上げときましょう。BFJOは見事神戸市長賞を奪回したのです。(トップ賞です)

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また、BFJOの森川部長は個人賞としてナイスプレイヤー賞と特別賞のバークレー賞も獲得しました。

BFJOの皆さん、森川組の皆さん、本当におめでとうございます。

暑い部室に耐えて演奏の仕上げを頑張りぬいたBFJOのメンバー全員によって勝ち取ることが出来た、その頑張りの成果の何よりの証として、形になる賞をもらえて幸いでした。

また、それを指導された先生方、音楽監督さんを初めとして、非常勤指導の方々、OBの皆さん、OBでもないのに何度も指導に来ていただいたSJFのOBの方々、父母会の皆さん、そして遠くから声援を送るだけの皆さん、みんなで喜びましょう。

いい演奏でした。感動する演奏でした。迫力がありました。美しい音でした。繊細なハーモニーがありました。はっとするような新たな音も作り出されてました。早いフレーズもこなして、スローなテンポにもぶれることなく、強弱の妙もありました。演奏中にも笑顔を見せてくれました。各パートの音は溶け合うようなバランスのよさも感じました。本当にいいところばかりが、本番に出せて君たちは素晴らしい、と伝えたいです。また選曲も悩まれたり、選定した後での逡巡もあったかもしれませんが、チャレンジの要素の強かった曲をここまで仕上げて来るとは期待を超えた驚きの演奏でした。

とにかく語りつくせぬ素晴らしい演奏をされたことに感動をしました。

その会場に居合わせて、私は幸運だと思いました。久しぶりに頭ではないところで受け止めた感動を味わい、演奏中にカメラを持つ手が震えてしまい困りました。

その演奏をここに紹介します。

1・ Haitian Fight Song

2・ The Way You Look Tonight 

3・ Cut'n Run 

BFJOの演奏シーン:ハイチのソロTbのあとはミュートTpでうごめく何かが感じられるようでした

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ハイチのTpに続くA-saxは哀愁漂う泣きわめくような音色が

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いつも息の合ったところを聞かせてくれたサックスソリ

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CUT’N RUN カッツンランのテナーサックスのロングソロ

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リズムセクションは本当にしっかりやってくれました

ドラムのMさんにも個人賞を上げてやりたいなあ。ハイチで見せてくれたシンバルの新たな使い方、曲想にぴったりでゾクゾク来たのは私だけではないはずですね。それにCUT'N RUNの最後の止めは指揮をしたYさんと共に大きな拍手を送りたい切れの良さでした。

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最後はA-sax○田さんのびしっとした指揮でカッツンラン切り止めって感じでした。

まあ、見事な細部にわたる徹底ぶりには驚かされました。2週間前の黒豆ライブでは仕上がりに懸念もあったのですがここまで行くとは予想を越える(私の予想なんてどうでもいいのですが)素晴らしい出来でした。

BFJOの皆さん、力を発揮できましたね。真におめでとうございます。