いよいよ最後に休憩をはさんで、満を持しての守屋純子スペシャルセクステットの登場となりました。
メンバーは守屋純子(P) 、エリック・ミヤシロ(Tp) 、近藤和彦(Sax) 、片岡雄三(Tb) 、納 浩一(Bs) 、小山太郎(Ds)
演奏始める前に、守屋さんからいろいろ感謝やらねぎらいやら13回続いてることへの地元の関係者の尽力への賛辞とか、姫路文化センターだからこそできるジャズフェスティバルの形等の話がありました。
その中で、ひとつは姫路のこのステージでは他のところよりも、緊張することがあるんですということでした。それは何かと言うと、同じジャズを演奏する皆さんが客席に多数座っていらっしゃるということで、現に、この前の方にも高砂高校の人たちらしい制服の子が陣取っていますので・・・ということでした。クリニックなどやってても失敗するところなど見せられないという想いなんでしょうね。
そういう緊張感も終わってしまえば、むしろ満足感につながって、姫路は良かったなぁと思って貰えてるんではないでしょうか。
守屋さんのブログはこの下です。↓ 姫路の感想も書かれていますので、どうぞ一読されてください。
なぜ牛丼屋でジャズがかかっているの?
この日の演奏曲は以下の通りでした。
綴り間違いあるかと思いますので、お気づきになったらどうぞご指摘ください。m(_._)m
1. Groovin' Forward
2. Thousand Cranes
3. Whisper Not (Benny Gorson)
4. Over The Rainbow (Piano solo with touch of Chopin )
5. Play Ground
6. Sing Your Song
7. Milestone
Encoreとして Nocturn No.2(Chopin) をジャズアレンジで
この最後のセクステット演奏の時は会場が本当に暗くなるので、手元が見えなくなって、メモもできないんですね。そこでいつも思うのがボールペンの先に小さなライトがつくやつがあると便利だなあなんて・・・毎年5月のこの会場で思い出すんですが・・・最近本当に直ぐ忘れてしまい、今年もメモできず・・・ということで細かいレポートはできません。(^^;
個々の曲や演奏について細かく書けないし、すでに殆ど蒸発してしまってますので、断片的に記憶が残ってることを、メモして終わりにします。
ひとつは片岡さんのTbと近藤さんのアルトの音質が凄く似ているところがあって、ハーモニーがハーモニーに聞こえないというか、一つの楽器で鳴ってるように聞こえるほどの一体感がありますね。一体となったり、離れたり、フレーズもバラバラなのがまた合わさったり、面白い音の聞こえ方です。多分意識されてることと思いますが、凄く不思議な感じです。
エリックさんのバラードの中音域の美しさは、この姫路ジャズフェスでやはり気付かされた、というより守屋さんがそのように以前の曲で説明されてましたが、今年は6番目のSing Your Songは守屋さんのオリジナルでエリックさん用に作ったようです。ちなみにその曲のきっかけはカーペンターズのSing A Song(かな?)という曲を聴いた刺激がきっかけだったそうです。
そのエリックさんの大きな体に隠れて、演奏姿がほとんど見えなかった納さんは、安定した演奏、もう少しソロを聴きたかったなあ。最初の曲だったかな納さんのソロから始まったのは、3番目のWhisper Notだったか?完全に記憶が蒸発してます。
それから、小山太郎さんのシンバルやスネアはいくら大きな音で叩いても嫌な音がしないんですね。叩き方なんでしょうね。もちろん音質はいい楽器を使われてるんでしょうけれども、それだけでないやはり叩き方なんだろうなと思って聴きました。
近藤さんはアルトとソプラノサックスを吹かれましたが、まず音色がいつもながら素敵ですね。それから早い激しい曲ほどアドリブの良さが感じられて好きなんですが、漠然と好きとして言えないのが私の表現力のなさです。情けないんですが、これが東京のかたやん支部長や、nanasiさんだったらどう表現するんでしょうね。
守屋さんのピアノ難しい曲でもできるだけ楽しそうに演奏しようとされているんだろうなと思います。客席にも顔を向けられますし、各演奏者ともアイ・コンタクトを取りながら進められていました。高砂の皆さんもムズい曲もにこやかな表情で、これはムズいんですよ~てな感じで客席の誰かさんに目配せするような気持で演奏するといいんでしょうね。
今年はショパンの生誕200周年ということでショパンの曲をジャズにアレンジしてアンコール曲で演奏して貰いました。
さあ、これで姫路のことは終わりにして?
明日は神戸まつりでもレポートしますか・・・