ああ、あの時ああすればよかった、あの時咎めるべきではなかった
と後悔の念に苦しまされることがある。
色んなことがあるけれど、それがなければ今一人ぼっちにならなか
ったのではないかとか考えるわけだ。
夜、海を見に行くと大抵そういうことを考えている。
後悔、だから後で悔やんでも仕方がないのだがもしあの時こうだっ
たら・・・と考えると胸が一杯になる。
今までしてきた事で、やりすぎたなと言うのも結構あったりして、
そういうことを考え出すと何も手につかなくなる。
「もう居ないんだから、諦めなよ」と言う声は私の耳には聞こえな
いのだ。
不思議な無言電話が月ニ回、必ずかかってくるということは私のこ
とは忘れられていない。
尤も、その無言電話が元家族だと言う保障は何もないのだけれど他
にかかってくる理由がない。
私の家の電話は電話帳にも載せていないし携帯電話も特定の人にし
か教えていないからだ。
こういうことを考え出すとまた悪夢の始まりで寝込んでしまう。
考えないようにしていても頭の中からはなくならないので困った事
である。
どこか一人で小さなカメラ一つ持って遠くへ行きたい。
今なら日本海側が旅情に溢れていていいだろう。
いや、旅でもないので旅情は必要ないけれど、ずっと海を眺めてい
たい。
雲間から海に射す光芒とか荒れる波間とか見ていてもずっと飽きな
い。
夏はダメだ、切なすぎてみていられない・・・と言うか行くこと自
体嫌なのだ。
だから行くなら冬がいい。
別に電車に拘らなくても車でも良い。
久しぶりに長距離走りたいとか、そんな感じである。
長距離と言っても片道500Km位のつもりだからそれほどでもな
いが、このくらいがちょうど良い感じだ。
長らく行っていないところもあるので、行ってみたいのもあるけれ
ど、猫様がいるので泊りがけは無理である。
ペットホテルに預けるのも可哀想だしこればかりはどうしようもな
いのだ。
まだ五時だと言うのに起きてしまって眠れない。
昨晩は九時頃寝たのだが早すぎたのだろうか。
いや、十時でも十一時でもこの時間に目が覚めるので夢のせいかも
しれない。
悪夢を見て、この時間に多分睡眠が浅くなるのとの相乗効果で起き
てしまうのではないか。
何しろこの時間に起きてしまうと腹が減るしやることもないしでど
うしようもない。
もう一回寝ろと言われてもこれが頭がさえてしまってダメなのだ。
医者から貰った薬を飲んでしまうと数が合わなくなるし、この時間
に酒を呑む気にもならない。
牛丼でも買ってくるか、いや、無駄遣いはご法度である。
しかしやる事もないのでこまったものである。
腹が満たされれば」少しは眠くなるのかなー・・・。
いやいかんいかん、これ以上太ったら困るのだ。
しかしする事がない。
映画でも観ていようかな。