クロスバイクで元気

念願叶った定年退職の身は、先立つ物は細く時間は太くの狭間。
歩いて、自転車に乗って感じたことを、気ままに書き続けます。

明るい奥さん

2022年09月15日 15時44分48秒 | 町内会
今日の資源ごみ立会当番でのこと。
いつも、ゴミ出しに来ては、10分ぐらいお喋りをしていくご婦人。今日もやってみえました。
持ってきたペットボトルが入った袋を所定の場所に置いた後、さぁ、おしゃべりタイムの開始です。

今日は、私の顔を見て『あんたは、脳がいいからいいわ』
うん、なんのことかなと思ったら、ご主人は脳の病気で寝たきりで、私は見たとこそのような病気の経験は無さそうとの見立てからの発言でした。
私と同じ年のご主人は、繰り返し脳の発作で倒れ、数年前から寝たきりとのことなんです。
家で面倒を看ると決めた奥さんは、お風呂では一人でご主人を洗い、湯舟にも浸からせていたそうですが、最近では、お風呂だけは介護サービスの世話を受けてるとのこと。週一回、介護スタッフが3人がかりで、持ってきた風呂桶に入れてくれるそうです。

大変ですねとの私の言葉に、『いやいや、そんなことはないですよ。でも主人は、私がいるからいいけど。私の時はどうなっちゃうのかね』と明るく答えます。
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青木絵理さんのアバターに見つめ返される不思議な光景

2022年09月15日 14時53分24秒 | 美術展
一昨日は、青木絵理さんの個展を観てきました。精緻に刷り出された銅版画や木版画の描写に、更に鉛筆や木炭で描き加えられています。
会場に置かれた画家の言葉によると、『画面上の生き物には「ともだち」という名前がついています。この生き物は私自身であり(以下、略)』と説明されていて、1枚の画面に数多く登場するアバターが、階層上に重なるのではなく、ひしめき合い、呻き合ってるような感じがします。
画家が、自身のアバターが描き出された画面を見て蠢き合うのは、アバターに見つめ返される不思議な光景です。

『青木絵理「羊水の垢」』は、17日(土)まで、NODA CONTEMPORARY(名古屋市中区栄3-32-9アークロック栄ビル3F)で開催中です。
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