レッスンで、ノートルダム寺院の火災に関しての記事を扱っています。
タイトルは、
Inside the fight over how Notre Dame should rise from the ashes
(TIME magazine)
タイム誌の記事で、少しばかり難しい英文ですが、主に上級者レベルの生徒さんに読んでもらっています。
記事としては、今年(2019年)の7月頃に出たものです。少し間が空きましたが、少し前も、沖縄の首里城での火災等もあり、日本人としても興味深い内容だと思います。
As Notre Dame burns, so falls France.
ノートルダムが燃えたら、もうフランスも終わりだ。
It was a sudden violent destruction of something people hold very dear.
みんなが本当に大事に思っているものが、急に無残な形で破壊されたのだ。
文中にこういった発言が見られる通り、フランス人にとっても、大変ショックな出来事です。
Before the fire was even extinguished on April 15, donations and pledges of help to restore the cathedral began pouring in.
4月15日、火が完全に鎮火する前から、すでに教会の再建のための寄付の申し出が次々とあった。
こういったことが書いています。
記事には、出火時の消防士などの活躍や、今後の再建計画、現在のフランスを取り巻く諸問題、ノートルダムへの想いなど、詳細に書いていますが、私としては、出火当時の警備員の勤務体制や、防火設備、文化財の保護という面が興味深かったです。結構な問題点があり、保護という観点からは、今ひとつな感じのようです。
内容理解の質問(英語)はもとより、記事の内容を踏まえて、ぜひお聞きしたかったのが、日本で同様なケースが発生したら、どう思うかということです。
こういう時事的なものに取り組む際、読むことも大切なのですが、単に受け身に読むだけではなく、必ずよく考えて、自分のこととしてとらえるように、配慮してレッスンを行っています。日本にも、もちろん多数の重要文化財、歴史的建造物があります。本文を読みながら、そういったことを、こちらからの質問を通して考えて頂きます。
・Is Japan doing enough to preserve old traditional buildings? What should be done?
・What can we learn from the fire of Notre Dame?
こういった質問を、生徒さんにお聞きしています。
英語を読んで学びながら、同時に事故事例として、こういったものを読んで、今後に活かす姿勢が大切だと思います。
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