英作問題『平成史』
10.最近では米朝首脳会談も開催され、朝鮮半島の非核化も視野に入れて、さらなる努力が望まれる。(前半)
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英作をやる、ということは、必然的に日本語から英語に直すというプロセスなのだが、英会話の上達のためには、いつか日本語を手放す必要がある。
もしくは、英作をたくさん練習して、で考えるのが面倒になる、というのが実際だろうか。
日本語でいちいち、単語を入れ替えたり、逐語訳が煩わしくなったら、しめたものだろう。
人は、日英訳をするにあたり、大抵は、日本語をベースに、英語にする。
どこまでも、日本語の構造を、単に単語を置き換えようとする。そして、不自然な人工的な英語になってしまう。
日本語は日本語であり、英語は英語なのである。
意味は置き換えられても、構造まで置き換えようとすると、使わない英語になる。
どこまで頭を柔軟にできるかが、勝負である。
柔軟にするには考えることである。
『米朝首脳会談も開催され』
かちこち頭であれば、the US-North Korea summit was held となるだろう。機械翻訳もこんな逐語訳だろう。
英作をやっていれば、
・Trump met Kim John Un.
ご覧の通り、『首脳会談』も、『開催』にあたる英語も無い。しかし意味としては、同じだろう。
米朝首脳というのを、具体的に名前で言う。会談といえども、人が人と会うのである。よってmeet。開催するのは、会談という行事であり、これも仰々しく言うと、開催だが、やはり人が人に合うことに変わりがない。よってmeet で言い尽くされている。よって特段、開催を言う必要もない。
他にも、
・There was a meeting between leaders of the U.S. and North Korea.
・Leaders of the U.S. and North Korea had a meeting/summit.
・Two leaders from the U.S. and North Korea had a meeting.
・The two leaders had a meeting and talked.
・The two leaders met and talked.
・There was a talk between President Trump and Mr. Kim.
・Trump went to see Kim John Un. (会いに行った)
全部簡単な英語である。そう簡単なのだ、英語は。まあ簡単な英語に行きつくのが難しいともいえる。しっかり考えることである。
私が、英作を通してお伝えしたいのは、自分の知っている英語に自信をもってください、ということである。
自分の持っている英語を活用する。そのためには、考えることが必要なのである。
人生には限りがある。人間が覚えられることにも限りがある。何でもかんでも覚えられるわけでもない。しかし人は何でもかんでも覚えられるような勉強法をしている。
本当に大事なことは何か、見抜く目が要る。
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(正しく勉強すれば、英語は上達します!)