今日はミラクル編です。
日常生活での右に行くか左に行くかの何気ない選択が、思いがけない出来事をもたらすことがあります。
まさにドラマのようなミラクルが、先月訪れたタイのバンコクで起こりました。
デヴィッド先生のワークショップ2日目を受けた帰り道、会場となったジャスミンホテルから出ると目の前の道路はすでに夕方の交通渋滞。
前の日の帰りにすぐそばを通りかかったタクシーを拾ったところ、行き先とは反対方向で、Uターンをするために余計な時間を費やしてしまったので、「今日は最初から向こう側から乗ろう」と決めていました。
その日だけワークショップに同伴した連れにその旨を告げ、「それじゃ、どこから渡ろうか?」と左右を見渡すと、同じくらい離れたところに歩道橋がかかっています。
「どっちから行く?」
「どっちでもいいけど。」
「じゃ、こっちから行ってみようか。」
別に左側の歩道橋のほうが魅力的だったわけではありません。本当に何となくそちらに足が向いた、それだけのことです。
が、ミラクルはその歩道橋の上に待っていました。
螺旋になっている階段を上がり、反対側の階段の方まで進んでいったところで、とある方がひょっこり現れたのです。
私たち夫婦は一度しかお会いしたことはありませんが、あまりにも特徴のある方なので、間髪入れずに「うわっ!ダニーーーーっ!!」と驚きの声を上げることに。
続けざまに「え、なんで?」「ん?これはどういうこと?」「ダニーはここで何しんの?」と私の頭の中は疑問文のオンパレード。
ダニーとは、ダニー・パラダイス先生のことです。
昨年の夏の終わりのイスラエルでのワークショップのことを記事に書いたことがあります。
一通り挨拶が済んだところで「さっきからヨガマットを持った人たちがやけにたくさん歩いてくるなぁって思ってたんだよね。」とダニー先生。
「デヴィッドのワークショップがあったので。」
「へぇ~、そうなの。」
…ダニー先生とだんなの会話がなんかオカシイ。
てっきり、ダニー先生がデヴィッド先生の元へ訪ねて行っているものだと思い込んでいる私には二人の会話がどうも噛み合ってない感じがしてなりません。
会話の中で「デヴィッド」という名を何回か聞いたのちに、ようやく「えっ?デヴィッドって??」
あ、やっぱり。
私たちが先ほどから言っているデヴィッドが誰のことか分かってなかった。
今度はダニー先生がビックリする番です。
「なにっ!?デヴィッド・スウェンソンがここ(バンコク)にいるって!??」
「ぜひ、彼の元に案内してくれないか。」ということになり、ワークショップが終了した会場へ足早に。
一旦は引いた興奮が再びよみがえってきます。
受付も物販ブースも片付けが進んでいましたが、会場内にデヴィッド先生を発見。ダニー先生を差し置いて、一足先にデヴィッド先生の元へ駆け寄ります。
ついさっき別れの挨拶をしたばかりの私たちが戻ってきたのを見て「どうしたの?」という顔をしているデヴィッド先生に向かって、
「帰り道にとある方とバッタリ会ったんですが、たぶん先生もご存知だろうと思ってお連れしましたよ。」と含みを持たせるうちのだんな。
私たちより後から会場内に入ってきたダニー先生を見て、デヴィッド先生の顔は絵に描いたようなビックリ顔。
「うっそー!!まさかっっっ!!」
周りにいた人も、ダニー先生のことが分かる人はこぞってビックリ顔。
それもそのはず。
お二人とも世界を股にかけて活躍する、アシュタンガヨガ界の大師匠ですから。
そのお二人の顔がみるみるうちにほころんでいきます。
満面の笑顔で握手を交わし熱いハグで再会を喜び合う姿に、見ているこっちも嬉しくてたまらなくなります。
お二人の再会に貢献できたこと、大師匠が二人揃っている貴重な現場に立ち会えていること。
この「ビックリの連鎖」のミラクルに私はドキドキが収まりません。
せっかくなので記念撮影をして、イスラエルの師匠に報告をしたところ、
「ボクが暗い部屋の中、一人孤独にパソコンに向かっているときに、君たちときたらずいぶん楽しそうじゃないか!悪い奴らめ!」
と、相当悔しがっておりました。
自慢のスーパーショット
(左から、私、デヴィッド先生、ダニー先生、だんな)
素晴らしく高いエネルギーに満たされている時、人はポジティブなアクシデントを呼び寄せるのかもしれないなぁ、と改めて感じた一日でした。
追記:先日書いたチャリティーヨガにダニー先生もチラっと顔を出してくださいました。
ナマステ&シャローム
Nozomi
明日への架け橋。
これからもこういうミラクルはやってくると
思う。それは君のバイブレーションが呼ぶから。
ポジティブバイブレーションがね!
そう言われると、なんかちょっとくすぐったいけど、
あの日は確かにそんな役割りを与えてもらったような気になったよ。
グッドバイブレーションを乗せた言葉をいつもありがとう。