あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

マスコミの中の数少ないマトモな人

2013年08月21日 23時02分02秒 | 政治(安倍政権)
【田村秀男】消費増税こそ「脱却」すべき戦後レジーム
http://tamurah.iza.ne.jp/blog/entry/3159539/

 ホント、この人産経新聞の中、唯一気を吐いておるなぁ…。
 このエントリには、ツッコミを入れたいところが一切ない。こと、消費税増税やTPPについて、俺は田村氏と完全に同意見と言っていいと思う。

 今朝の産経新聞では、消費税増税について、3パターンの情勢予想を書いていた。
 いきなり8%に上げた時、毎年1%ずつ上げた時、消費税増税の先送り・凍結を行った時の3パターンだったのだけど。
 消費税を上げた場合もきちんとメリット・デメリットは書いていたものの、増税を先送った場合の書きっぷりがあまりに酷かった。まるで日本が滅びんがばかりの話である。

 つーかどうして田村氏はこれで産経記者なんぞやってるんだろうな。完全に書いてる事が真逆。
 というより、なんかほとんど唯一なんじゃないかと思うんだけどな。こーゆー消費税増税反対論を展開しているマスコミ人。

 一番シンプルかつ説得力のある論調と思うのだが、この論調が正論でなく邪道扱いなのが凄い不思議。

 現在の論調的に言えば、今は間違いなく消費税増税のラストチャンスなんである。
 この機を逃すとどうなると思う?
 もちろん、増税しなくても財政収支が均衡してしまうのである。財務省関係者達も必死であろう。

いずれも1997年度の消費増税を推進、または賛同したのだが、増税は現在に至る日本の「15年デフレ」の引き金となって、名目国内総生産(GDP)を1割も減らし、国力を著しく衰退させ、中国をGDPで凌駕させた。

 結局、中国にGDPで抜かれた原因ってのは、これだけなんだよね…。
 デフレで、GDPが縮小し、税収が減っているだけなのだ。

 それを阻止しようとしているのが、財務省と言うわけだ。
 俺は基本的に「財務省の陰謀」とか、「よく見えていないモノ」を話題にするのは気色悪いと思うタイプの人間だが。
 田村氏のいうことが真実なのであれば、安倍総理は四面楚歌の状況下でよくもっていると言える。

 昔、拙ブログでも紹介させてもらった、恐慌経済のフローチャートというものがあるのだが。「マスコミ等の批判に負けて財政再建に走る」は「マクロ経済崩壊」へと進む。



 なんと大変な作業なんだろう。「批判に負けない」とは。

 まさに、

およそ、財務官僚の意に従わないような指導者が登場したこと自体、今の日本では奇跡に近い。

 そして、安倍総理の指示は、財務省にとって

翼賛会にとってみれば、「ガス抜き」と位置付けているはずだ。

 俺は、田村氏のように安倍総理に期待をよせきれない。
 消費税増税なんて必要ないのに、結局「消費税毎年1%」で妥協されそうな気がするのである。
 消費税毎年1%は、妥協できるもののように見えるが、俺はそうは思わん。
 だってこれ、「1%上げてみて、景気悪化したら止めてみる」とかできんやん。内容伴わない妥協案だよ。浜田宏一内閣官房参与のクチから出た時、すっげーショックだったよ。
 安倍総理は本当に四面楚歌だなと思ったものだ。
 まあ、それは現在、安倍内閣が上げている様々な観測気球の1つなんだってのが、先日のロイターの記事でわかったのだけど。

【ロイター】インタビュー:消費増税、1年先送りも一案=浜田内閣官房参与
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE97B05920130812

 ぜんぜん違う事言ってるもんなぁ。
 今、様々な情報を国民に投げたりして、市場の動向とかを探ってるんだろうね。

 ま、いずれにせよ、第1の踏み絵はもうすぐ。(もうすぐって書くの3回めだけど)
 ウチの会社は、住友系とお付き合いがあるんだけど。もう消費税増税の準備をしてるよ。システム面で。

 頼む。ウチに仕事の発注がなくたっていい。(消費税増税になったら、それ絡みの仕事がくる予定)デフレ下での大衆消費課税の増税とか、アホな選択、野田政権の負の遺産は精算してしまってくれ。

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アベノミクスを殺す消費増税


たまには心を洗濯する

2013年08月21日 22時45分46秒 | その他
 ウチで紹介した「アルファルファモザイク」の酷いエントリを、友人が「酷すぎるw」って言いながら、嬉々として自分とこでも紹介していた。

 俺はそこのエントリのコメントに、「ウチは基本的に酷いものを紹介するブログです」と書き込んだのだけど…。
 思えば最近、殺伐とした話ばっかエントリしてるなぁと。ちょっと反省した。

 涙腺が緩みそうなネタも、集めてるんだよ?エントリしてないだけだ。
 よーし。と、言うわけで今回は、「いい話」を紹介しようと思う。

今まで生きてきて凄く衝撃的だった体験 99度目
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/kankon/1375577614/

720 :1/2 : 2013/08/20(火) 21:21:06.91 ID:DHGQCzDV
近所に長い間病気で寝たきりだったおじいさんがいたんだけど4年前に亡くなった。
当初つきっきりで看病をしていたおばあさんはショックで寝込んだり入院したりで、いつ後を追ってもおかしくない位に気落ちしていたんだけど、半年経った位から次第に明るくなり白髪だらけでボサボサだった頭も綺麗に染めてパーマをかけ、すっぴんだった顔もバッチリ化粧をし、地味な色合いだった服装もこじゃれた華やかな色合いになってすっかり別人のようになり「彼氏でもできたんじゃないか」と近所で噂になっていた。
ある日、私と母が犬の散歩をしていると道端でおばあさんに会い「お茶でも飲んでって」と家に呼ばれた。
その時に母が「最近明るくなったよね」と言うとおばあさんは「そうなの!これ見て!」と旦那さんの遺影が飾られている仏壇から手紙を取り出して見せてくれた。
それは遺品整理の時に見つけたと言う旦那さんからの最後の手紙との事で非常に丁寧で柔らかい筆跡で「僕はあなたより先に行きます。あなたには本当に迷惑をかけた。
僕はあなたの明るく溌剌とした笑顔に惹かれ結婚を申し込みました。
どうか僕が死んだらあの時のようにいつも明るく元気でいて下さい。
存分にお洒落をして沢山遊んで笑って下さい。僕はあの世からあなたの笑顔を見ています」だいたいこんな内容

721 :2/2 : 2013/08/20(火) 21:21:49.08 ID:DHGQCzDV
(続き)
「読んだ時、嬉しくて嬉しくて…だからしょげてられないって思って月に2回美容院行って、なるべく綺麗にして外に出るようにしてるの」とニコニコなおばあさん、そして涙腺崩壊の母。私もウルッと来た。
これだけだとしんみりした話なんけど、衝撃だったのはその後。
元々旦那さんは野球をやっていてそこで知り合ったとの事で「夫の好きだった野球を観に行こう」とちょくちょく野球観戦に行くようになり、そこからサッカー観戦、バスケ観戦、バレー観戦ととにかくスポーツ観戦ばかりをするようになった。
もう80歳過ぎてるんだけど、出かけているうちに体力ついたらしく見る度に姿勢が良くなっていた。
兄はサッカー場で2度、私は野球場で5回くらいユニフォーム着て地元チーム応援してるおばあさんに会った。
しかも「このバッター、去年は盗塁○個だったけど今年この時期でまだ○個じゃ心配ね」とかサラリと詳しい。
そして今年、東京ドームで行われたWBCの試合の時に青いユニフォーム着て観客席ではしゃいでる姿がTVに映っていて「何か1人で行ってるっぽいぞ!」と近所中で話題になり「次はイタリアでACミランの試合が観たいの」とどんどんとアクティブになって行くおばあさんに衝撃を受けた。

 うるっとくるだろ?
 そんなわけでもう1つ。紹介してみよう。

【東京新聞】タイ・スラム街から震災募金 「10倍恩返し」図書館改修
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2013082002000221.html

 なけなしの収入から日本に募金してくれた、タイ・バンコクのスラムへ、その十倍にあたる金額を恩返しした普通のオッサンの話。

住民がすぐに動いて、なけなしのお金を寄付してくれたことに感動した。退職金でお返しがしたいとずっと考えていた

 退職金使ったとの事なので、普通の収入の人である。金額は1100万円。やろうと思えば俺でも可能な金額。だが俺にはできない。かっこよすぎ。

 うん。これもとてもいい話だと思う。
 やっぱ半沢直樹の影響かなぁ。「十倍返しだ!」ってところだな。

 日本人として。
 オッサン。恩返しをしてくれてありがとう。



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海上保安官が見た巨大津波と東日本大震災復興支援(海上保安庁DVDシリーズVol.1)プレス盤


「はだしのゲン」の閉架処置雑感

2013年08月21日 21時57分44秒 | 政治(安倍政権)
 友人とこの呟きにて、「『はだしのゲン』そんなに悪くないだろ」的なレスを書いてしまった関係上…。なんだか俺が、ロクにあの漫画を知らないまま、そんななまっちょろい事を言っているのではないかと思われるのが、ちょっと心外だったので、触れておくだけ触れておこうと思う。はだしのゲンの閉架(へいか)騒動について。

 閉架とは、利用者が読みたい本を図書館の司書さんに請求し、書庫から取り出して貰う仕組みである。要するに一般書棚に置かないようにする措置をとったのだ。
 で、判断したのが島根県松江市の教育委員会。なので、同市下にある学校の図書室や図書館では、書棚からはだしのゲンが一斉に撤去され、書庫にしまわれる。
 一応、学校では校長先生の許可制で、貸出もできるそうだ。

 俺が小学校の頃の話だが、何故か小学校の図書室にあった普通の漫画は、「はだしのゲン」と「アドルフに告ぐ」だけであった。
 学校では、週1時間図書の時間が当てられており、好きな本を読んでかまわない事になっていたので、ここまで漫画が少ないと、卒業までにクラス全員がほぼ、1回ははだしのゲンを読んでいる状態になっていた。俺は図書委員だったから…。アレは何回読んだかわからんぐらい読んでいる。

 白土三平の「シートン動物記」とか、「ロン先生の虫眼鏡」とか、「まんがで見る日本史」とか普通に置いときゃいいと思うんだけどなぁ。

 で、もちろんゲンの仲間が「天皇を殺してやりたい」とか言ってるのも読んでるし、南京大虐殺でお馴染みの中国人の捏造、「三光作戦(殺し尽くし、奪い尽くし、焼き尽くす)」を日本人がやったと伝聞するシーンも知っている。
 「三光」は中国語である。日本で「三光」と言えば、太陽・月・星の光を指すので、こんな凄惨な意味で作戦名として使っていたとされる南京大虐殺が不自然なのは、まあウチのブログ発見するような人は知ってると思う。



 でも、俺は「はだしのゲン」を腐るほど読んだクチだけど、別に反天皇でも、日本軍の残虐性でもって未来永劫中国人には謝罪し続けなければいけないとか、そんな風にはなってないんだよな。結果的には。

 そもそも、当時の漫画なんぞ嘘だらけだよ。手塚作品だって、現代ほどきちんと考証されているわけじゃない。酷さで言えば「美味しんぼ」や、当時毛沢東をヒーローとした学習漫画の方が啓蒙度合いからして余程酷い。



 それに、このウソだらけの「美味しんぼ」や古い学習漫画シリーズは、蔵書の図書館であれば普通に一般の人が閲覧できるのである。
 この島根県松江市の件からこっち、「はだしのゲン」を叩く人は焚書すべきぐらいの勢いで叩きたおしているが…。正直どうなのかなぁと思う。それこそ表現の自由であろう。

 実際島根県松江市の教育委員会がとった方式は妥当だ。
 だってあれ、エロだしグロだし。犯罪者やヤクザがメインキャラクターだよ。どう考えても大人向け書籍。
 膣に瓶つっこんで殺したりとかの描写は、2次規制されたら児童ポルノに抵触するだろうし、首を面白半分に切り落としたり、人間を練習用の的に使ったり、妊婦の腹から子供を引きずり出したりとかが、児童書として適当なわけない。
 未成年がタバコとか吸いまくるぞ?「風立ちぬ」の喫煙シーンであれだけ叩かれるのに、この本はいいのか。
 ま、これがアリっつーならば、当然ながら「竹林はるか遠く」は置くべきだと思うな。公平なんだろう?

 正直、この風潮(エロやグロならなんでも規制)作ってるのって、俺は教育委員会界隈だと思うんだよね。規制賛成は野党+公明党側より自民党の方が多そうだけどさ。

 あれが昔、ジャンプに連載してたんだものなぁ。昔の少年誌っつーのはフリーダムだわどう考えても。「やるっきゃ騎士」(とんでもなくエロい漫画)とか連載できるんだものなぁ。

 問題なのは、児ポ法とかで他のエロ2次元とかは許さないくせに、「はだしのゲン」の規制については全力で反対するダブルスタンダードだろう。
 で、閉架でしかも貸出すら可能なのに、閲覧禁止と報道する報道機関のあり方だ。

 これだけが祭り上げられているのが異常なんだよ。
 まあ、ジャンプ連載2年後、市民→文化評論→教育評論と、共産党系機関紙での連載の方が長くなっていた漫画だけに、祭り上げられてしまう要素があるんだけど。

 流石に、「はだしのゲン」を英訳してNPT再検討会議の準備委員会で麻生元外相が各国代表に配布したのはどうかと思ったけどな。反戦・反原爆を訴える資料としては、完全に不適切である。それとこれとは話が違う。

 要するに、作品の問題というより、アレを祭り上げている連中の問題なんだよ。

 最初の弁に戻るが。娯楽作品というジャンル内において、「はだしのゲン」は、悪くないと思う。

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〔コミック版〕はだしのゲン 全10巻