BLOGOSに、なかなかおもしろいエントリがアップされていたので紹介したいと思う。
【キャリコネ】「社会は厳しいぞ」と繰り返す大人に批判相次ぐ 「厳しくない世の中にする方法」を皆で考えるべきでは
https://blogos.com/article/359831/
ああ。なんつーか分かる。言いたいことは理解できるが、賛同はできない。
そもそも、労働型搾取を、日本の社会全体の宿痾として、全体的に貶めていることが非常に気に入らない。
三段論法的に、最終的に日本社会全体を貶めているのである。
とりあえず三段論法のホップ・ステップ・ジャンプの「ホップ」の時点が最も歪んでいる。
確かにクズがトップ近くに君臨している事は否定しない。
しかし、俺は大半の社会人が比較的まともだと思う。こいつの物言いでは、まるで日本の社会人全員がクズみたいだ。
苦労しているのは、需要を持っている顧客側のわがままが最大の原因で、そこを許容し、しわ寄せを部下に押し付ける外道の上層部にも、責任はある。
サラリーマンの世界では、見えなくて分厚い天井があって、ピラミットを上下に隔てている。
社会人になってから苦労しないように、たくさん勉強してピラミットの隔壁より上に就職し、そこの腐った人脈に触れて、腐ったみかんのように腐っているのが拡散していくのである。
腐ってる連中は最初から苦労していない。
日本人は、奴隷向けの種族だと、俺はいつも主張しているが、大半の人間は善良であって、ピラミッドの隔壁の下側にいるのだ。そして、「社会は厳しいぞ」と言うヤツの大半が、隔壁の下側で苦労している人なのである。ほんでもって、言われている側のヤツも、隔壁の下側につくことが確定しているヤツである。大変にきまっているではないか。
それで、このブログエントリを書いているヤツは、「社会は厳しいぞ」っつってるヤツが、ピラミッドの隔壁の上側のヤツで、下側にいるヤツに向かって、ニヨニヨと笑いながら嘲るように「奴隷は大変だねぇ」とか言ってるかのようなニュアンスで語っている。
ふざけんなっての。俺は、人間ってのは、つらい経験をして、初めて優しくなれるのだと思うのだ。下側の連中で「社会は厳しい」って言ってる先輩は、そのまんまじゃ生きていけない新人に対し、善意で接しているパターンがすっごい多いのである。
そんな先輩に対し、
ピラミッドの上層部の外道共が勝手に決めてる事を、先輩に「やれ」って悪態をつくことに、若者の青臭さを感じる。歪んでいない正当な左翼臭である。先輩に、そんな事できるわけないのである。
言っちゃなんだが、お客様は神様である。我々は仕事がなくなれば生きていけない。顧客にはほぼ絶対服従である。
しかし、お客様側も完全に生殺与奪を握れるとは考えていない。そんな事をすると供給側であっても当然ながら損切りしてくるし、業界の横のつながりを舐めてはいけない。無茶ばかり主張する需要者は、供給者から総スカンを食らう。そんな連中の受け皿がブラック企業なんだけど、そんな供給者の質は、推して知るべしである。
だから、需要者側もギリギリの無茶しか言わない。外道共が考えるギリギリのラインと、供給者がギリギリに見えるように多少盛って、ほんの少しだけでも余裕を作ってなんとか耐えしのぐラインとで、日本の大半を占める「ピラミッドの下層側のリーマン」は頑張っているのである。
この若者の言葉は、自分が務める店の店長に、「明日からモンスタークレーマーを撲滅させる方法を考えろ」と言っているに等しい。
そんな事を言う店員は必要ないと、俺が店長なら思う。アホか。
モンスタークレーマーの例で例えるなら、店員に「私達は何のために苦しんでるの?」って言われても、クレーマーが理不尽すぎるだけであって、それは店長の責任ではない。商店街の会長選挙でもやって、商店街全体でモンスタークレーマーの撲滅作戦でもやってくれそうな人を選出すりゃーいい話ではないのか。
それは、政治の仕事なのである。
だから…。俺は自民党が嫌いなのだ。そして、今応援している維新の会も嫌いなのだ。
…話を、いきなり国政にもってきてすまんね。
まあ、「社会は厳しいぞ」って言う大人をバカにする若者に、無駄に迎合する大人を批判する話は、とりあえずもう終わったと思ってほしい。
でも…。ちょっと前まで、自民党しか選択肢って、ホントになかったんだよね。だから、俺は随分と長い間「消極的自民党支持者」を名乗っていたのである。
今は、旗色が数年前と随分と異なる。
モンスタークレーマーの例を国政へと転化すると、日本にとってのモンスタークレーマーは、言うまでもなく韓国と中国である。そして、韓国と中国のクレームに対し、日本に我慢を強いるのがアメリカで、こいつらは要するに「ピラミッド上層部のリーマン」なのだ。それで、日本は「下層部のリーマン」である。
今は、あまりにクレームが酷い韓国を、アメリカがとうとう損切りを考え出した状況と言える。自民党も維新の会も、どちらもそうなんだが、日本人に対し、「下層部のリーマンをやめて、上層部のリーマンになろう。なれなかった下層部のリーマンは見殺しにしよう」がスタンスである。
しかし、韓国に迷惑を感じているのはリーマン全体の共通認識だから、支持せざるを得なかったのだ。
利害が一致していただけ。
…さて。話は脱線してしまったが。
「若いうちに左翼に傾倒しない者は情熱が足りない 大人になっても左翼に傾倒している者は知能が足りない」(ウィンストン・チャーチル)
という言葉を含蓄深いと感じる、冒頭紹介のBLOGOSのエントリだと思わないか。
と、まあ本日は、ちょっとむずかしい含みを残し、ウチのエントリを終えたいと思う。
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【キャリコネ】「社会は厳しいぞ」と繰り返す大人に批判相次ぐ 「厳しくない世の中にする方法」を皆で考えるべきでは
https://blogos.com/article/359831/
ああ。なんつーか分かる。言いたいことは理解できるが、賛同はできない。
そもそも、労働型搾取を、日本の社会全体の宿痾として、全体的に貶めていることが非常に気に入らない。
三段論法的に、最終的に日本社会全体を貶めているのである。
とりあえず三段論法のホップ・ステップ・ジャンプの「ホップ」の時点が最も歪んでいる。
日本社会は、不条理だの非効率だの言っている場合でもないのに、未だに後の世代にそれを強いて自縄自縛の状態に陥っている節は確かにある。
確かにクズがトップ近くに君臨している事は否定しない。
しかし、俺は大半の社会人が比較的まともだと思う。こいつの物言いでは、まるで日本の社会人全員がクズみたいだ。
苦労しているのは、需要を持っている顧客側のわがままが最大の原因で、そこを許容し、しわ寄せを部下に押し付ける外道の上層部にも、責任はある。
サラリーマンの世界では、見えなくて分厚い天井があって、ピラミットを上下に隔てている。
社会人になってから苦労しないように、たくさん勉強してピラミットの隔壁より上に就職し、そこの腐った人脈に触れて、腐ったみかんのように腐っているのが拡散していくのである。
腐ってる連中は最初から苦労していない。
日本人は、奴隷向けの種族だと、俺はいつも主張しているが、大半の人間は善良であって、ピラミッドの隔壁の下側にいるのだ。そして、「社会は厳しいぞ」と言うヤツの大半が、隔壁の下側で苦労している人なのである。ほんでもって、言われている側のヤツも、隔壁の下側につくことが確定しているヤツである。大変にきまっているではないか。
それで、このブログエントリを書いているヤツは、「社会は厳しいぞ」っつってるヤツが、ピラミッドの隔壁の上側のヤツで、下側にいるヤツに向かって、ニヨニヨと笑いながら嘲るように「奴隷は大変だねぇ」とか言ってるかのようなニュアンスで語っている。
ふざけんなっての。俺は、人間ってのは、つらい経験をして、初めて優しくなれるのだと思うのだ。下側の連中で「社会は厳しい」って言ってる先輩は、そのまんまじゃ生きていけない新人に対し、善意で接しているパターンがすっごい多いのである。
そんな先輩に対し、
「『厳しいから耐えろ』やなくて『厳しくない世の中にする方法』を皆で考えるべきだよな」「一億総ゆとり社会の方がなんぼかましやろ、どうせ経済成長せんならな」
ピラミッドの上層部の外道共が勝手に決めてる事を、先輩に「やれ」って悪態をつくことに、若者の青臭さを感じる。歪んでいない正当な左翼臭である。先輩に、そんな事できるわけないのである。
言っちゃなんだが、お客様は神様である。我々は仕事がなくなれば生きていけない。顧客にはほぼ絶対服従である。
しかし、お客様側も完全に生殺与奪を握れるとは考えていない。そんな事をすると供給側であっても当然ながら損切りしてくるし、業界の横のつながりを舐めてはいけない。無茶ばかり主張する需要者は、供給者から総スカンを食らう。そんな連中の受け皿がブラック企業なんだけど、そんな供給者の質は、推して知るべしである。
だから、需要者側もギリギリの無茶しか言わない。外道共が考えるギリギリのラインと、供給者がギリギリに見えるように多少盛って、ほんの少しだけでも余裕を作ってなんとか耐えしのぐラインとで、日本の大半を占める「ピラミッドの下層側のリーマン」は頑張っているのである。
この若者の言葉は、自分が務める店の店長に、「明日からモンスタークレーマーを撲滅させる方法を考えろ」と言っているに等しい。
そんな事を言う店員は必要ないと、俺が店長なら思う。アホか。
窮屈な社会なのに経済成長もしていない。私たちって何のために苦しんでいるの?
モンスタークレーマーの例で例えるなら、店員に「私達は何のために苦しんでるの?」って言われても、クレーマーが理不尽すぎるだけであって、それは店長の責任ではない。商店街の会長選挙でもやって、商店街全体でモンスタークレーマーの撲滅作戦でもやってくれそうな人を選出すりゃーいい話ではないのか。
それは、政治の仕事なのである。
だから…。俺は自民党が嫌いなのだ。そして、今応援している維新の会も嫌いなのだ。
…話を、いきなり国政にもってきてすまんね。
まあ、「社会は厳しいぞ」って言う大人をバカにする若者に、無駄に迎合する大人を批判する話は、とりあえずもう終わったと思ってほしい。
でも…。ちょっと前まで、自民党しか選択肢って、ホントになかったんだよね。だから、俺は随分と長い間「消極的自民党支持者」を名乗っていたのである。
今は、旗色が数年前と随分と異なる。
モンスタークレーマーの例を国政へと転化すると、日本にとってのモンスタークレーマーは、言うまでもなく韓国と中国である。そして、韓国と中国のクレームに対し、日本に我慢を強いるのがアメリカで、こいつらは要するに「ピラミッド上層部のリーマン」なのだ。それで、日本は「下層部のリーマン」である。
今は、あまりにクレームが酷い韓国を、アメリカがとうとう損切りを考え出した状況と言える。自民党も維新の会も、どちらもそうなんだが、日本人に対し、「下層部のリーマンをやめて、上層部のリーマンになろう。なれなかった下層部のリーマンは見殺しにしよう」がスタンスである。
しかし、韓国に迷惑を感じているのはリーマン全体の共通認識だから、支持せざるを得なかったのだ。
利害が一致していただけ。
…さて。話は脱線してしまったが。
「若いうちに左翼に傾倒しない者は情熱が足りない 大人になっても左翼に傾倒している者は知能が足りない」(ウィンストン・チャーチル)
という言葉を含蓄深いと感じる、冒頭紹介のBLOGOSのエントリだと思わないか。
と、まあ本日は、ちょっとむずかしい含みを残し、ウチのエントリを終えたいと思う。
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