あるウソつきのブログ

日本の左翼が売国的すぎて、本当の左翼がいない事を嘆く、多分左翼的な人のブログです。

日本の森を守れ3

2011年01月18日 22時21分33秒 | 水資源
 俺は古くから水関連のエントリを、思い出したかのように、ポツリポツリとアップしているので、ちょっとカテゴリ化してみた。

 【拙】水資源
 http://blog.goo.ne.jp/jpakiyo/c/0e74c7855749cb22c993f6c370aa8c52

 ここ最近も、水源地の外国人買収記事があったので紹介。

 【河北新報】米沢の山林を外国人が買収 山形県、実態調査へ
 http://www.kahoku.co.jp/news/2011/01/20110112t53023.htm

 【朝鮮日報】中国が買収した日本の水資源、今や東京ドーム130個分に
 http://hato.2ch.net/test/read.cgi/news/1294802294/

 俺がいつもチェックしてる「MHK魔王放送協会」というブログなんだが、海外サイトの翻訳を紹介している。
 ここで、2008年の中国語サイトにおける「日本の土地、上海で大売出し」というエントリの紹介をアップしていた。
 まあ、2008年と言えば、中国にとって北京五輪があったオリンピックイヤーなわけで。掛け値なしの中国バブル絶頂期である。

 【MHK】中国サイトより「日本の土地、上海で大売り出し」
 http://blog.livedoor.jp/fairypot2/archives/1780054.html

 このエントリでは、たいていの中国人が(日本人を含む)外国の不動産屋は、中国人から金を吸い上げる事ばかり考えているという、怨嗟のコメントを残している。

 実際、ここでコメントしている中国人の予想はほとんど当たりだろうと、俺は思っている。

 どう考えても、日本人不動産屋による原野商法だよなぁ…。少なくとも、その可能性が一番濃厚くさい。韓国人による対馬の土地買収とはワケが違う。

 中国の土地は国家の共有財産であるが故、国内には永遠に土地を所有できず、租借権だけなのだ。中国人は、ある程度の「土地の永続取得」に憧れを持っているのではないか?という心理につけこんだ、原野商法。
 実際、中国人が購入するまで誰も手をださない土地なんてのは、固定資産税とかばかりかかる価値のない土地なのではないだろうか。

 正直、逆に嫌な気持ちになるんだがな…。

 ちなみに、最初に紹介した記事の、米沢の森林を購入した話は、別ソースにあるが、10年以上毎年小野川温泉に訪れる…まあ華僑かもしれんがシンガポール人で、

関係者によると、購入したのは同市にある小野川温泉を10年以上毎年訪れているシンガポール国籍の個人。「こういう自然豊かな場所に別荘を建て、子供の養育をしたい」と温泉関係者に相談したところ、対象の森林を紹介され、購入したという


 …だそうだ。
 まあだからと言って、何故森林を買うのかという疑問は、当然ながら残っちゃうんだけどな。別荘買うならもっとよい物件は近所にあっただろうに。なんで…?
 温泉関係者がシンガポール人を騙しているのではないかという方向性にすら考える事が可能だ。上記の記事ではそれ以上読み取れん。

 何度も繰り返すが、俺は別にこの、「外国人が日本の土地、特に水源地を買い漁る」件を注視すんのはやめろと言っている訳ではない。
 単に、この水利権関連を注視してた結果、どうも普通に原野商法臭いなぁと思っているだけである。

 日本がバブル絶頂の時、やっぱりアメリカの原野を投資目的で大量に買ったりして、その後危機感を抱いたアメリカが、外国人の非住居不動産に高率の固定資産税を導入するに至り、二束三文で手放さざるを得なかった事があった。

 今の日本政府の方針だと、なんか外国人から高値でもいいから土地を買取る…みたいな方向のような気がするんだよねぇ。
 普通に、日本の不動産屋に騙された中国人達の損失補填を、日本政府が請け負おうとしているように思える。

人気ブログランキングへ

水戦争―水資源争奪の最終戦争が始まった (角川SSC新書)



2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (月の土地)
2011-01-21 16:58:52
この取引で得をしてるのって実は日本人なんじゃないかという気がしてたのですが、「原野商法」という言葉をすっかり忘れておりました。この言葉を見てようやく納得できました。

青山繁晴さんの「北海道の森林地の5分の1が外資に買われてる」という話をきいたときはギョッとしましたが、5分の1も買われているのに「こういう実害が出ている」という指摘がないのが不思議でした。これって実害はないってことの裏返しのような気がします。

何らかの対策を打つなら日本人が得する方向の対策であってほしいですね。

件のシンガポール人はもしかしたら倉本聰みたいな主義者かもしれませんよ。「田舎万歳!」みたいな。子供からは「おら東京さ行くだ!」って言われそうですが。
返信する
Unknown (japan theatre)
2011-01-22 06:40:42
考えてみると土地の売却問題は外資に対してだけでなく国内でもダブルスタンダード、トリプルスタンダードで決定的矛盾を呈している気がします。
ダムや道路を造るなど「小さな公共性」の時は、「公」の利益が優先されて住民は土地を売却あるいは交換して移転を余儀なくされます。
しかし、一方で資源と国防の要衝で国民の安全に決定的な意味をもつ「大きな公共性」の尖閣諸島は個人所有とのこと。もう一つの国防の要衝である沖縄の基地問題も、基地ができた後でその周辺に市街地が発生したそうですが、基地が出ていく方向性で長年調整されてきました。尖閣も沖縄も、ダムの湖底に村が沈むときと同様に公共性を最優先して、国有地にすればいいのにと思います。なぜ「小さな公共性」の時にはできることが、「超・大きな公共性」の時にはできないんだろうか。国民の生命を脅かすダブルスタンダードに思えます。

返信する

コメントを投稿