ちょっと前のになるが、台湾の民進党が総統選で勝利した。
で、日本は台湾との国交がないので、総領事館に当たる「台北駐福岡経済文化弁事処」の処長にお願いしたインタビュー記事が、本日産経に掲載されていた。
【産経】「日本はアジアのリーダー、絆はさらに深まった」「台湾は中国との対立望んでいない」 戎義俊・台北駐福岡経済文化弁事処長インタビュー
http://www.sankei.com/west/news/160223/wst1602230018-n1.html
この記事をぱっと見て。俺は「アジアのリーダー」という台詞にひっかかりを感じた。日本は、アジアのリーダーという自覚があるのだろうかと。
確かに、アジアという地域において、日本は様々な面で他国を圧倒していると思うが、GDPの規模で見ればリーダーは中国であろう。リーダーってのは「一番」の事である。日本は既に、その地位を喪失させていると思う。
では、なぜ未だ日本はそこかしこで「アジアのリーダー」と言及されるのだろうか。
それは、中国が「アジアのリーダー」ではなく「アジア最大の敵」だからだと思う。だから、中国の脅威に最も晒されている台湾は、常に日本を「アジアのリーダー」と言及するのである。中国に対抗しうる国が、アジアでは日本しか存在しないからだ。
しかし、日本に俺はその自覚はないと思う。
中国ときちんと向き合うには、軍事力が不可欠だからだ。日本にその軍事力はない。中国と向き合った時、中国に何らかの妥協を引き出す為の最終カードを日本は保持していないのである。
現在、日本にあるのはアメリカの軍事力のみだ。
これでは日本の意向というものは、ニアイコール「アメリカの意向」である。アメリカの意向に沿った話でしか、日本はアジア地域と対話できない。敗戦国という十字架を背負った日本は、戦勝国たるアメリカを中心とする秩序に独自外交が許可されていないのだ。
これを阻む最大の障壁が、憲法9条なのだ。故に、特定日本人は護憲の立場を取り、日本が戦前の国力に回復する事を阻止し続けている。連中こそ、「中国やアメリカという戦勝国の意向にそっている」と言える。
で、アメリカにとっても日本の復活という意味では両刃の剣であり、憲法9条改正は賛否両論なのだ。まあ中韓のロビー活動もあっての事でもあるけど。だって、今のままなら日本は中国その他の地域において、「アメリカの意向」に沿った外交しかできないのである。「憲法9条に縛られた日本」というものは、アメリカにとってすごい便利なのだ。
こうなってくると、三段論法的に理解できると思う…いや理解できるというか、ある疑惑が浮上すると思うのだけど。尖閣等、アメリカは本当に日本を守る気があるのかという疑問である。無論、尖閣を守るという事は、アメリカの国益にもかなっている。そして、尖閣を守ってもらえず、米軍が役立たずだった場合、アメリカが想定するであろう最悪のシナリオは、世界一の親米国家日本の喪失で、ヘタをすると速攻で憲法改正された上で敵に回ってしまう可能性すらあるのだ。
よって、アメリカは尖閣を守ってくれはするだろうが、本当にギリギリまで、殊更日本に肩入れする事はないと思われる。日中が敵対し、尖閣で対立していた方が、状況的にアメリカに望ましい形だからだ。
憲法9条は、経済政策とかに関係ないとか思われがちだが、諸悪の根源がこの9条で、それに根ざした歪んだ日米同盟を基軸に据えているが故に、日本の政治は全体的に歪になっている。
今年の参院選で、自民党は恐らく戦後初の憲法改正の機会を得る。参院選で問題がおきなければ、自衛隊が国軍化するのである。そして、いつもの米共和党ならば、米民主党がシッチャカメッチャカにしてくれた国際社会を元に戻すべく、尻拭いに奔走するのだけど。今回選ばれそうな異端・ドナルド・トランプ大統領(予定)は、さらにアメリカを迷走させる危険性を孕んでいる。
アメリカは、国際秩序よりもまだまだ内向きに志向していくと思われ、日本はますます放置されるように思うのである。
日本は、アメリカにとって有益な国なんだが、軍事面の片務性により、まるで足かせのように認識されており、バカな米民主党は、日本に自分の事は自分で守らせようと考えているのだ。その、東アジアへの無関心が、世界的にどれだけ迷惑な事なのかが認識できていない。
これが、むしろ日本にとって千載一遇の好機だと思う。次代の大統領も、日本の憲法堅持の方向へ、方針変更も迫ってこない可能性がある。
今年、なんだか本当に、いろんな事が重なっていて、憲法改正の機運の高まりが感じられる。
別に、台湾に焚き付けられたわけではないけれども。
日本は、安倍政権の間に、真なるアジアのリーダーに、中国との覇権を争う立場に立つかもしれないと思うのだ。
…で、こんな事を書くと、「中国と戦争したいのか」とか左翼共がピーチクパーチク喚き立てるわけだ。面倒くせぇ。誰がいきなり戦争なんてするかよ。中国ですら、そこまで好戦的じゃないわ。一番好戦的なのは、おまえら特定日本人じゃないか。
ただ、日本は暴走する中国に物申せる唯一の国になれるかもしれないって話なのではないのかよ。
左翼ってのは、日本が中国に対抗しうる力を持とうとするたびに、ホントやかましいんだよな…。
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「いいね!」を強要する上司に慰謝料を請求できるのか?
で、日本は台湾との国交がないので、総領事館に当たる「台北駐福岡経済文化弁事処」の処長にお願いしたインタビュー記事が、本日産経に掲載されていた。
【産経】「日本はアジアのリーダー、絆はさらに深まった」「台湾は中国との対立望んでいない」 戎義俊・台北駐福岡経済文化弁事処長インタビュー
http://www.sankei.com/west/news/160223/wst1602230018-n1.html
この記事をぱっと見て。俺は「アジアのリーダー」という台詞にひっかかりを感じた。日本は、アジアのリーダーという自覚があるのだろうかと。
確かに、アジアという地域において、日本は様々な面で他国を圧倒していると思うが、GDPの規模で見ればリーダーは中国であろう。リーダーってのは「一番」の事である。日本は既に、その地位を喪失させていると思う。
では、なぜ未だ日本はそこかしこで「アジアのリーダー」と言及されるのだろうか。
それは、中国が「アジアのリーダー」ではなく「アジア最大の敵」だからだと思う。だから、中国の脅威に最も晒されている台湾は、常に日本を「アジアのリーダー」と言及するのである。中国に対抗しうる国が、アジアでは日本しか存在しないからだ。
しかし、日本に俺はその自覚はないと思う。
中国ときちんと向き合うには、軍事力が不可欠だからだ。日本にその軍事力はない。中国と向き合った時、中国に何らかの妥協を引き出す為の最終カードを日本は保持していないのである。
現在、日本にあるのはアメリカの軍事力のみだ。
これでは日本の意向というものは、ニアイコール「アメリカの意向」である。アメリカの意向に沿った話でしか、日本はアジア地域と対話できない。敗戦国という十字架を背負った日本は、戦勝国たるアメリカを中心とする秩序に独自外交が許可されていないのだ。
これを阻む最大の障壁が、憲法9条なのだ。故に、特定日本人は護憲の立場を取り、日本が戦前の国力に回復する事を阻止し続けている。連中こそ、「中国やアメリカという戦勝国の意向にそっている」と言える。
で、アメリカにとっても日本の復活という意味では両刃の剣であり、憲法9条改正は賛否両論なのだ。まあ中韓のロビー活動もあっての事でもあるけど。だって、今のままなら日本は中国その他の地域において、「アメリカの意向」に沿った外交しかできないのである。「憲法9条に縛られた日本」というものは、アメリカにとってすごい便利なのだ。
こうなってくると、三段論法的に理解できると思う…いや理解できるというか、ある疑惑が浮上すると思うのだけど。尖閣等、アメリカは本当に日本を守る気があるのかという疑問である。無論、尖閣を守るという事は、アメリカの国益にもかなっている。そして、尖閣を守ってもらえず、米軍が役立たずだった場合、アメリカが想定するであろう最悪のシナリオは、世界一の親米国家日本の喪失で、ヘタをすると速攻で憲法改正された上で敵に回ってしまう可能性すらあるのだ。
よって、アメリカは尖閣を守ってくれはするだろうが、本当にギリギリまで、殊更日本に肩入れする事はないと思われる。日中が敵対し、尖閣で対立していた方が、状況的にアメリカに望ましい形だからだ。
憲法9条は、経済政策とかに関係ないとか思われがちだが、諸悪の根源がこの9条で、それに根ざした歪んだ日米同盟を基軸に据えているが故に、日本の政治は全体的に歪になっている。
今年の参院選で、自民党は恐らく戦後初の憲法改正の機会を得る。参院選で問題がおきなければ、自衛隊が国軍化するのである。そして、いつもの米共和党ならば、米民主党がシッチャカメッチャカにしてくれた国際社会を元に戻すべく、尻拭いに奔走するのだけど。今回選ばれそうな異端・ドナルド・トランプ大統領(予定)は、さらにアメリカを迷走させる危険性を孕んでいる。
アメリカは、国際秩序よりもまだまだ内向きに志向していくと思われ、日本はますます放置されるように思うのである。
日本は、アメリカにとって有益な国なんだが、軍事面の片務性により、まるで足かせのように認識されており、バカな米民主党は、日本に自分の事は自分で守らせようと考えているのだ。その、東アジアへの無関心が、世界的にどれだけ迷惑な事なのかが認識できていない。
これが、むしろ日本にとって千載一遇の好機だと思う。次代の大統領も、日本の憲法堅持の方向へ、方針変更も迫ってこない可能性がある。
今年、なんだか本当に、いろんな事が重なっていて、憲法改正の機運の高まりが感じられる。
別に、台湾に焚き付けられたわけではないけれども。
日本は、安倍政権の間に、真なるアジアのリーダーに、中国との覇権を争う立場に立つかもしれないと思うのだ。
…で、こんな事を書くと、「中国と戦争したいのか」とか左翼共がピーチクパーチク喚き立てるわけだ。面倒くせぇ。誰がいきなり戦争なんてするかよ。中国ですら、そこまで好戦的じゃないわ。一番好戦的なのは、おまえら特定日本人じゃないか。
ただ、日本は暴走する中国に物申せる唯一の国になれるかもしれないって話なのではないのかよ。
左翼ってのは、日本が中国に対抗しうる力を持とうとするたびに、ホントやかましいんだよな…。
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「いいね!」を強要する上司に慰謝料を請求できるのか?
自民党草案によると、天皇元首化で、
政治責任を負って皇室廃止ができるようになってしまう。また、
・内心の自由を侵害
・公務員による拷問
・政教一致
・外国人参政権
など可能になってしまう。
公明維新案は、さらに酷くなる。北朝鮮化。
アジアのリーダーになると、デメリットも大きいですよ。
特亜3兄弟を含めたルーズな新興途上国の
面倒をみさせられるからね。
今までも、代金不払いやパクリなど多いし。
移民と経済援助で日本人の庶民の生活は
新興途上国レベルに転落…
台湾との関係性について言及されていましたが、まさに正論だと思います。
「アジアのリーダー」として日本に自覚があるかどうか。
軍事面での視点で見れば、中国に対峙するのは不可能でアメリカの意向に影響されますよね。
安倍首相の独自外交も、ウラではアメリカの了解を得ておこなっていることは言うまでもありませんし。
我々が住む東アジアについて言及された素晴らしい記事だと思います。今後も拝見させていただきます。
私のブログメディアも一度覗いてみてくだされば、うれしく思います。失礼いたします。