先日、ウチのエントリについたコメントに「おや?」と、ちょっとした自分との認識のズレを発見したので、本日はそれを掘り下げてみたいと思う。
これの事である。
俺、そこまで日本の総理に無理難題を求めているかなぁ…と。自問自答したのだけど。
実際、日本人アスリートはそれを強いられている。
記憶に新しいところであれば、スノーボードの銀メダルの平野歩夢さんのインタビューなんかはそうだった。
【スポナビ】平野歩夢 単独インタビュー銀メダルを取ったいま、伝えたい気持ち
https://pyeongchang.yahoo.co.jp/column/detail/201802150009-spnavi
彼は、あの受け答えで「とても19歳とは思えない」とも評された。
実際、採点競技なんてものは競技順なんかも採点に影響するわけで。確かに平野さんの二回目の滑走は最高得点に相応しい滑りだったのかもしれないが、もし立ち位置が逆であれば、今回金メダルだったショーン・ホワイトでも銀になっていただろうと思う。ショーン・ホワイトの2回めの滑走の方が凄かったとしても。
でも、あのインタビューで、平野さんが淡々とした受け答えを要求されたのは確かであり、それができたのは、バンクーバー五輪の時の国母さんという、反面教師がおられたからであろう。
別に、内面で腸が煮えくり返っていてもかまわない。俺も社会人やってて何度も要求されるスキルである「顔で笑って心で泣いて」。日本人の標準スキルの1つではないかと思う。
浅田真央さんも、羽生結弦さんも、思えば同じスキルを求められていた。
特に公人には必須スキルではないかと思う。仮に「ペルソナスキル」とでも名付けようか。
しかし、このペルソナスキルを発揮する為の常識力の高度さで言えば、政治家の方がより高いレベルで求められるものであり、アスリートは比較的低レベルのペルソナスキルで賞賛される事になっているようには思う。
なぜ、政治家には高度のペルソナスキルが求められるのだろう?
それは、「説明責任」の有無である。政治家は、自身の言動に責任を持たねばならないのだ。
説明責任さえなければ、政治家はアスリートのように、自虐的なまでの辛抱を強いられても、それを説明しなくてもよければ耐えられると思うのだ。
聖人君子のようにふるまい、かつ説明責任などという反論を強いられるからこそ、政治家に求められるハードルは高い。ならば…。
安倍総理ぐらいのレベルの政治家になれば、低俗な批判なんぞ、いくらでも取り巻きがいるのだから、黙っていればいいと思うのだ。周りにお願いして、言わせればいい。
クソな野党連中と同じ位置まで堕ちてきて、同レベルの議論なんぞ、する必要はない。
ま、でも朝日批判とか、安倍総理が言うからメディアはネタにするのであって、アレが効果的であるという意味では、俺は否定はしない。
ただ、単に俺の好みではない。それだけの話である。政治家には高度なペルソナスキルを求められているとは理解しつつも、「日本人アスリートはやれてるやん」みたいな気持ちになってしまうのであった。
誤解されそうなので、1つだけ補足。
言わねばならん事は、ハッキリ言うべきだと思う。特に韓国がやってくるような慰安婦問題捏造みたいな例では、黙ってていい事なんて1つもない。
安倍総理のマスコミ叩きについては、こんな別議論のおまけみたいなカタチで叩くべきではなかろう。同じような主張をしたければ、首相自らがやるべきではないと思う。男が下がるぞ。
アレを国会で、総理が取り扱うのであれば。
新聞の信頼度がアップするような規制を提案し、その必要性を国会で議論する方向性を示せた時であろう。その時は、実例として朝日死ねな批判を山ほどあげてやれ。山ほどあるんだから。
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Unknown (ヒトビロ) 2018-02-17 18:55:50
>先日、安倍総理が朝日新聞のKYサンゴ事件を筆頭に彼らの捏造記事を並べ立て、自身に向けた捏造記事について言及して、「彼らは私に一度も謝罪していない」と批判したとの話を、ちょっと耳にしているけど。
俺は、そーゆー事に言及・批判するのは周囲の人々にまかせておいて、自分は黙して語らない事が美しいと思っているので、ちょっと眉をひそめてしまっていたのだが。
うわ~そこまで安倍総理に求めますか。
それだと日本の総理はよほど謙虚な聖人君子でないとつとまらないですね~。
>先日、安倍総理が朝日新聞のKYサンゴ事件を筆頭に彼らの捏造記事を並べ立て、自身に向けた捏造記事について言及して、「彼らは私に一度も謝罪していない」と批判したとの話を、ちょっと耳にしているけど。
俺は、そーゆー事に言及・批判するのは周囲の人々にまかせておいて、自分は黙して語らない事が美しいと思っているので、ちょっと眉をひそめてしまっていたのだが。
うわ~そこまで安倍総理に求めますか。
それだと日本の総理はよほど謙虚な聖人君子でないとつとまらないですね~。
これの事である。
俺、そこまで日本の総理に無理難題を求めているかなぁ…と。自問自答したのだけど。
実際、日本人アスリートはそれを強いられている。
記憶に新しいところであれば、スノーボードの銀メダルの平野歩夢さんのインタビューなんかはそうだった。
【スポナビ】平野歩夢 単独インタビュー銀メダルを取ったいま、伝えたい気持ち
https://pyeongchang.yahoo.co.jp/column/detail/201802150009-spnavi
最初から悔しい気持ちもありました。でも(試合直後は)いろいろなメディアの方もいて、ああだこうだと言うのも変じゃないですか。自分自身に対して悔しい部分もあるし、スノーボードをずっと何年もしているので細かい部分について言わせてもらえば、こうだったのかな、なんていう部分もあります。でも表面的には(淡々とした)表情で受け答えをしなければいけないと思って、そこはわりと割り切っていました。
彼は、あの受け答えで「とても19歳とは思えない」とも評された。
実際、採点競技なんてものは競技順なんかも採点に影響するわけで。確かに平野さんの二回目の滑走は最高得点に相応しい滑りだったのかもしれないが、もし立ち位置が逆であれば、今回金メダルだったショーン・ホワイトでも銀になっていただろうと思う。ショーン・ホワイトの2回めの滑走の方が凄かったとしても。
でも、あのインタビューで、平野さんが淡々とした受け答えを要求されたのは確かであり、それができたのは、バンクーバー五輪の時の国母さんという、反面教師がおられたからであろう。
別に、内面で腸が煮えくり返っていてもかまわない。俺も社会人やってて何度も要求されるスキルである「顔で笑って心で泣いて」。日本人の標準スキルの1つではないかと思う。
浅田真央さんも、羽生結弦さんも、思えば同じスキルを求められていた。
特に公人には必須スキルではないかと思う。仮に「ペルソナスキル」とでも名付けようか。
しかし、このペルソナスキルを発揮する為の常識力の高度さで言えば、政治家の方がより高いレベルで求められるものであり、アスリートは比較的低レベルのペルソナスキルで賞賛される事になっているようには思う。
なぜ、政治家には高度のペルソナスキルが求められるのだろう?
それは、「説明責任」の有無である。政治家は、自身の言動に責任を持たねばならないのだ。
説明責任さえなければ、政治家はアスリートのように、自虐的なまでの辛抱を強いられても、それを説明しなくてもよければ耐えられると思うのだ。
聖人君子のようにふるまい、かつ説明責任などという反論を強いられるからこそ、政治家に求められるハードルは高い。ならば…。
安倍総理ぐらいのレベルの政治家になれば、低俗な批判なんぞ、いくらでも取り巻きがいるのだから、黙っていればいいと思うのだ。周りにお願いして、言わせればいい。
クソな野党連中と同じ位置まで堕ちてきて、同レベルの議論なんぞ、する必要はない。
ま、でも朝日批判とか、安倍総理が言うからメディアはネタにするのであって、アレが効果的であるという意味では、俺は否定はしない。
ただ、単に俺の好みではない。それだけの話である。政治家には高度なペルソナスキルを求められているとは理解しつつも、「日本人アスリートはやれてるやん」みたいな気持ちになってしまうのであった。
誤解されそうなので、1つだけ補足。
言わねばならん事は、ハッキリ言うべきだと思う。特に韓国がやってくるような慰安婦問題捏造みたいな例では、黙ってていい事なんて1つもない。
安倍総理のマスコミ叩きについては、こんな別議論のおまけみたいなカタチで叩くべきではなかろう。同じような主張をしたければ、首相自らがやるべきではないと思う。男が下がるぞ。
アレを国会で、総理が取り扱うのであれば。
新聞の信頼度がアップするような規制を提案し、その必要性を国会で議論する方向性を示せた時であろう。その時は、実例として朝日死ねな批判を山ほどあげてやれ。山ほどあるんだから。
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浅田真央さんの過去のインタビューも、羽生結弦さんのも聞いてて痛々しくてしかたなかったです。
まぁそれを美しいと感じるのが日本人なのでしょうか。
ファンはよ~くわかっているのですが、その言葉の意味を受け取って周りのスケート関係の日本人役員たちなどがフォローしてくれるわけじゃなかったですよね。
かたや、平野歩夢選手は若いのに落ち着いた話しぶり、クールでカッコよかったですね。このままがんばっていただきたいです。宇野昌磨選手も。
今回の安倍総理のことは一種の導火線のような働きをするんじゃないでしょうか。ブログ主さまも書かれてるように、それをよくわかってのことだと思うんです。安倍総理以外の人がいくらぼそぼそ言っても、総理引きずり落としにつながることでないとマスコミはスルーでしょうから。
それにしても「男が下がる」? なんだか浪花節の世界ですね(笑)
いつもタイトルとはかなりずれてるコメントばかりしてて、気を悪くされてたら申し訳ありません。
今の野党にどれだけ逸材がいるもんですかねえ。
国内政治家にはどんなに斜め上なやつがいても、なっかなかノングラータ出来ないもんなぁ。
ブログ主様の意見を否定するものではありません。
ここまで来ると、理想の押し付けでしかない。
完璧主義はダメとか言ってなかったっけ?他人には求めるんだなあw
> 今回、訪韓してしまった安倍総理を見ていると、奴はいつ、韓国と友好な立場をとるか、わかったものではない。
「奴」という表現で、いかにもブログ主が安倍総理を嫌っているようすが感じられる。
> 安倍総理自身は殊更韓国と友好関係を築きたいと思っていなかったとしても、自民党内の獅子身中の虫共が騒ぎ出す事は間違いなく、再三主張した通り、安倍総理は調整型の無難総理なので、韓国とは関係改善が進んでしまう可能性が高い。
今回の訪韓はペンスの希望であり、文にクギを刺すのが目的だった。感情よりも、大事な国際情勢を優先した決断だ。だから、結果が示すように、「韓国と関係改善が進んでしまう」ことはなかった。
安倍総理に厳しいあまり、ブログ主には表面的なことしか見えていないようだ。その結果、「反安倍」に加担してしまう。短絡するのは「火病」と同じだ。
平野さんや浅田さんの姿勢は美しいと思うし、そうありたいとも思います。もちろん主さんが指摘されているようにスキルなのかもしれませんが。でもスポーツと政治は違うんだよね。
スポーツ選手の場合はマスコミにけなされようが持ち上げられようが、大事なのは競技の結果。
政治家にとっては政策の実現なんだろうけど、そのためには選挙。マスコミが嘘言ってそれ信じるバカもいるわけで。ちゃんとした場所でしっかり名言しておくことはめちゃくちゃ大事。美学だけでは政治はできません。
南京何とかとか慰安婦何とかとかちゃんと反論してこなかったから今に至ってるのってのもちょっと似ているかも?