朱と群青

日々の思いを、時々趣味の絵をアップしながら書き綴っています。

趣味探しの恥さらし

2014年03月10日 | 

現役で働いている時には、本当に自分の時間というものが無く、日曜休日にもいきなり仕事上の緊急の対応で

呼び出されるのが当たり前の生活をしていました。まして自分の趣味の時間など皆無で、定年まで特技や趣味を

何も持てませんでした。

退職後、解き放たれた鳥の様に嬉々として舞い上がったものですが、趣味を持つとしても果して何をするかが

問題でした。何をやってみたいとか計画も無かったし、情報も皆無だったからです。

私の趣味探しの失敗の一例として、思いついてすぐ実行し失敗した事例があります。

会社のOB会で、先輩が披露した尺八の音色に惚れ込み、「そうだ尺八を習ってみようと」思いたった事です。

思いついたらいたたまれず、すぐに楽器屋さんで一番安い尺八を購入し、職業別電話帳で尺八の個人レッスンの

教室を探して、勇んで門を叩いたのです。

その教室の厳格な風貌の先生から、初日、初対面なのに酷く叱られました。

「私の教室にいきなりこんな安物の尺八を持ってきて、教えろという根性がいけない」と言われるのです。

「安物で芸事を習おうとすると、壁に突き当たった時にすぐに諦めてやめようとする。「高価なものを買って

励めば、そう易々とは辞めようとは思わないものだ」

その部屋の隅に置いてある5~6本の尺八の値段を聞くと、数十万円との返事が返って来たのには驚きでした。

そして、残念ながら、私の不甲斐無さもあり、半年も経たずにその通りの結果になってしまいました。

食事会や飲み会で家族一族が寄ると、その話はすぐ酒の肴にされ、「そう言えば、倉庫に二胡があったね。」と

いう話も出てきて、この類の私の話題には限が無く、何時も赤面の至りなのです。

 

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絵の教室で以前描いた人物画を、地域のコミセンに3ヶ月ほど展示するために、多少の描き直しをしました。

F10 「ロシアの女性」

 

 

 

 

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