朱と群青

日々の思いを、時々趣味の絵をアップしながら書き綴っています。

未歳にはじめた植物画は今回で勝手に卒業し、来る申歳はまた新しい事にトライします。

2015年12月29日 | 

今年の初めから通っていた植物画教室を(予定通り)今月限りで辞めました。

習い事としては1年の期間では短いのですが、花を描くことの少なかった自分としては

違ったジャンルの絵の技術も有意義かとも思え、また、往々にしてそういう場所から頂く

エネルギーといったものもあり、当初から1年程と期間を定めて通っていました。

残念だったのは、今年発足したその植物画教室の生徒数が、開講当初は20数人だったのが

私が辞める時には5~6人に減ってしまっていた事で、私の場合予定していた事とは云え

講師に迷惑をかけてしまいました。

下の絵は教室最後の絵で、その日のテーマは「バラを描く」だったのですが、途中”美術史”とか

絵の技法の歴史とかの講師の講義が入り、実際に描く時間は1時間も無かったようです。

(その辺に、この講座の生徒が減る原因がありそうです)

 


後日、鉛筆デッサンに色を入れました。(F‐6号 水彩画)


 

 

私と絵の関りについて、10年の足あと。

退職後、趣味として絵を描き始めました。
公民館講座の水彩画教室に通い始めたのが初めてで、次第に絵に興味を持ち始めました。

現役で仕事をしている時は絵は全く描いた事が無かったので、美術館で公募展の絵を見た時は、ただ
感心するばかりで、「どうしたらこんな絵が描けるのか、自分にも努力すれば可能なのだろうか」と
思ったりしたものでした。

その時の会場受付にいた婦人に、教室の事などを尋ねたのがきっかけでした。
「一度教室に見学に来たら」という話になって、後日見学に行きました。
 日本画の教室でしたが、先生は院展の院友という方で、生徒の中には、ちょうどその年の県美展
日本画部門1席の賞を貰われた方もおられて、環境としては十分と思いその場で入会を申し込みました。

教室で絵を描き始めて半年経った頃、いきなり大作を描いてみないかという話が先生からあり、辞退も
出来ずに承諾してしまいました。

その時、背伸びをして描いた作品が初入選となり、現在に至るまでの10年間の絵の道の第一歩となりました。


絵は、「自分の絵を描くことが楽しめて、描く仲間との交流の場があれば十分」だとは思いつつも、

先生から最高峰の公募展への出展へのトライを叱咤激励されると、この年齢になれば辛い状況もある昨今です。

人間何事も目標を失うといけませんので、難関とは承知しつつ私の最後の頭上の目標として気持を維持して、

絵に精進ていこうと思っています。

 

   問者数をカウントしていますので宜しかったらここをクリックして下さい! にほんブログ村 美術ブログ 絵画へ

にほんブログ村

  

コメント