ぶんやさんち

ぶんやさんの記録

レビ記ダイジェスト版

2017-02-03 20:44:21 | 聖研

レビ記ダイジェスト版(文屋による)

第1章
1 主は臨在の幕屋から、モーセを呼んで仰せになった。
2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。あなたたちのうちのだれかが、家畜の献げ物を主にささげるときは、牛、または羊を献げ物としなさい。

第2章
1 穀物の献げ物を主にささげるときは、上等の小麦粉を献げ物としなさい。奉納者がそれにオリーブ油を注ぎ、更に乳香を載せ、
2 アロンの子らである祭司たちのもとに持って行くと、祭司の一人がその中からオリーブ油のかかった上等の小麦粉一つかみと乳香全部を取り、しるしとして祭壇で燃やして煙にする。これが燃やして主にささげる宥めの香りである。
3 穀物の献げ物の残りはアロンとその子らのものである。これは、燃やして主にささげられたものの一部であるから、神聖なものである。

第3章
1 献げ物を和解の献げ物とするときは、牛であれば、雄であれ雌であれ、無傷の牛を主にささげる。

第4章
1 主はモーセに仰せになった。
2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。これは過って主の戒めに違反し、禁じられていることをしてそれを一つでも破ったときの規定である。
3 油注がれた祭司が罪を犯したために、責めが民に及んだ場合には、自分の犯した罪のために、贖罪の献げ物として無傷の若い雄牛を主にささげる。
13 イスラエルの共同体全体が過ちを犯した場合、そのことが会衆の目にあらわにならなくても、禁じられている主の戒めを一つでも破って責めを負い、
14 その違反の罪に気づいたときは、会衆は若い雄牛を贖罪の献げ物としてささげ、それを臨在の幕屋の前に引いて行く。
22 共同体の代表者が罪を犯し、過って、禁じられている主なる神の戒めを一つでも破って責めを負い、
23 犯した罪に気づいたときは、献げ物として無傷の雄山羊を引いて行き、
24 その頭に手を置き、主の御前にある焼き尽くす献げ物を屠る場所でそれを屠る。これが贖罪の献げ物である。
27 一般の人のだれかが過って罪を犯し、禁じられている主の戒めを一つでも破って責めを負い、
28 犯した罪に気づいたときは、献げ物として無傷の雌山羊を引いて行き、
29 献げ物の頭に手を置き、焼き尽くす献げ物を屠る場所で贖罪の献げ物を屠る。

第5章
1 だれかが罪を犯すなら、すなわち、見たり、聞いたりした事実を証言しうるのに、呪いの声を聞きながらも、なおそれを告げずにいる者は、罰を負う。
2 汚れた野獣、家畜、爬虫類の死骸など汚れたものに気づかずに触れるならば、その人は汚れ、責めを負う。
7 貧しくて羊や山羊に手が届かない場合、犯した罪の代償として二羽の山鳩または二羽の家鳩、すなわち一羽を贖罪の献げ物として、もう一羽を焼き尽くす献げ物として、主にささげる。
11 貧しくて二羽の山鳩にも二羽の家鳩にも手が届かない場合は、犯した罪のために献げ物として小麦粉十分の一エファを携えて行き、贖罪の献げ物とする。それにオリーブ油を注いだり、乳香を載せたりしてはならない。それは贖罪の献げ物だからである。
12 彼がそれを祭司のもとに携えて行くと、祭司はその中からしるしとして一つかみ取り、祭壇で燃やして主にささげる献げ物に載せて、燃やして煙にする。これが贖罪の献げ物である。
13 だれかが罪を犯した場合、以上のいずれかに従って、祭司が彼のために罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。残りは穀物の献げ物の場合と同じく、祭司のものである。
14 主はモーセに仰せになった。
15 主にささげるべき奉納物のどれかを過ってささげず、主を欺いて罪を犯した場合、その償いとして、聖所で定められた支払額に相当する無傷の雄羊を群れから取って、主にささげ、賠償の献げ物とする。
16 彼はささげるのを怠った奉納物に五分の一の割り増し分を加えて祭司に渡す。祭司がその賠償の献げ物の雄羊をもって彼のために罪を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。
17 過ちを犯し、禁じられている主の戒めを一つでも破った場合、それを知らなくても、責めを負い、罰を負う。
18 彼は、相当額の無傷の雄羊を群れから取り、祭司のところに引いて行き、賠償の献げ物とする。祭司が彼のために、彼が過って犯した過失を贖う儀式を行うと、彼の罪は赦される。
19 これが賠償の献げ物である。彼は主に対して賠償の責めを負っていたからである。
20 主はモーセに仰せになった。
21 主を欺き、友人を偽る罪を犯した場合、すなわち預り物、共同出資品、盗品を着服または横領し、
22 あるいは紛失物を着服しておきながら、その事実を偽り、人たるものがそれをしたら罪となりうることの一つについて偽り誓うなら、
23 すなわちこのような罪を犯すならば、彼はその責めを負い、その盗品、横領品、共同出資品、紛失物、
24 あるいは、その他彼が偽り誓ったものが何であれ、すべて返さねばならない。彼はそれを完全に賠償し、おのおのの場合につき五分の一を追加する。責めを負うときは、一日も早く所有者に支払わねばならない。

第6章
1 主はモーセに仰せになった。
2 アロンとその子らに命じて言いなさい。焼き尽くす献げ物についての指示は次のとおりである。焼き尽くす献げ物は祭壇の炉の上に夜通し、朝まであるようにし、祭壇の火を燃やし続ける。
7 穀物の献げ物についての指示は次のとおりである。アロンの子らはそれを祭壇で主の御前にささげ、
8 穀物の献げ物の上に置かれたオリーブ油のかかった上等の小麦粉一つかみと乳香の全部を取り、しるしとして祭壇で燃やして主を宥める香りとする。
12 主はまたモーセに仰せになった。
13 アロンが油注がれて職に任ぜられる日、アロンとその子らが主にささげる献げ物は次のとおりである。上等の小麦粉十分の一エファを日ごとの穀物の献げ物とし、半分を朝、残り半分を夕方にささげる。
17 主はまたモーセに仰せになった。
18 アロンとその子らに告げてこう言いなさい。贖罪の献げ物についての指示は次のとおりである。贖罪の献げ物は、焼き尽くす献げ物を屠る場所で主の御前に屠る。これは神聖なものである。

第7章
1 賠償の献げ物についての指示は次のとおりである。これは神聖なものである。
11 主にささげる和解の献げ物についての指示は次のとおりである。
12 それを感謝の献げ物としてささげる場合、献げ物にする動物のほかに、オリーブ油を混ぜて焼いた小麦粉の輪形のパン、オリーブ油を塗った薄焼きパン、上等の小麦粉にオリーブ油を混ぜて練って輪形にした物をささげる。
16 和解の献げ物を満願の献げ物ないしは随意の献げ物としてささげる場合は、ささげた日にそれを食べ、翌日にもその残りを食べることができる。
17 しかしこの残りの肉は三日目には焼き捨てねばならない。
22 主はまたモーセに仰せになった。
23 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。牛、羊、山羊の脂肪を食べてはならない。
24 自然に死んだ動物や、野獣に殺された動物の脂肪は、いかなる用途に使ってもよいが、食べてはならない。
25 燃やして主にささげる物の脂肪を食べる者はすべて自分が属する民から断たれる。
26 あなたたちがどこに住もうとも、鳥類および動物の血は決して食用に供してはならない。
27 血を食用に供する者はすべて自分が属する民から断たれる。
28 主はモーセに仰せになった。
29 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。和解の献げ物を主にささげる者は、その中から次のものを主にささげよ。
30 彼は燃やして主にささげる物を自分の手にささげ持つ。すなわち胸の肉に脂肪を載せてささげる。奉納する胸の肉は主の御前に奉納物とする。

37 以上は焼き尽くす献げ物、穀物の献げ物、贖罪の献げ物、賠償の献げ物、任職の献げ物、和解の献げ物についての指示であって、
38 主がシナイ山においてモーセに命じられたものである。主はこの日、シナイの荒れ野において、イスラエルの人々に以上の献げ物を主にささげよと命じられたのである。

第8章
1 主はモーセに仰せになった。
2 アロンとその子らに、祭服、聖別の油、贖罪の献げ物の雄牛一頭、雄羊二匹と酵母を入れないパンを入れた籠を携えて来させなさい。
3 また共同体全員を臨在の幕屋の入り口に召集しなさい。
4 モーセが主の命じられたとおりに行うと、共同体は臨在の幕屋の入り口に集まった。
5 モーセは共同体全員に向かって、これは主の命じられたことであると言った。
6 モーセはアロンとその子らを進み出させて、彼らを水で清めた。
33 あなたたちは七日にわたる任職の期間が完了するまでは、臨在の幕屋の入り口を離れてはならない。任職式は七日を要するからである。
34 今日執り行ったことは、あなたたちのために罪を贖う儀式を執行せよという主の御命令によるのである。
35 あなたたちは臨在の幕屋の入り口にとどまり、七日の間、昼夜を徹して、主の託せられたことを守り、死ぬことのないようにしなさい。わたしはそのように命じられている。
36 アロンとその子らは、モーセを通して主が命じられたことすべてを、そのとおり実施した。

第9章
1 八日目に、モーセはアロンとその子ら、およびイスラエルの長老たちを呼び集め、
2 アロンに言った。無傷の若い雄牛を贖罪の献げ物として、また同じく無傷の雄羊を焼き尽くす献げ物として、主の御前に引いて来なさい。
3 またイスラエルの人々にこう告げなさい。雄山羊を贖罪の献げ物として、無傷で一歳の雄の子牛と小羊を焼き尽くす献げ物として、
4 また雄牛と雄羊を和解の献げ物として主の御前にささげ、更にオリーブ油を混ぜた穀物の献げ物をささげなさい。今日、主はあなたたちに顕現される。
5 彼らがモーセに命じられたとおりの献げ物を臨在の幕屋の前に持って来ると、共同体全体は進み出て、主の御前に立った。
22 アロンは手を上げて民を祝福した。彼が贖罪の献げ物、焼き尽くす献げ物、和解の献げ物をささげ終えて、壇を下りると、
23 モーセとアロンは臨在の幕屋に入った。彼らが出て来て民を祝福すると、主の栄光が民全員に現れた。
24 そのとき主の御前から炎が出て、祭壇の上の焼き尽くす献げ物と脂肪とをなめ尽くした。これを見た民全員は喜びの声をあげ、ひれ伏した。


第10章
1 アロンの子のナダブとアビフはそれぞれ香炉を取って炭火を入れ、その上に香をたいて主の御前にささげたが、それは、主の命じられたものではない、規定に反した炭火であった。
2 すると、主の御前から火が出て二人を焼き、彼らは主の御前で死んだ。
8 主はアロンに仰せになった。
9 あなたであれ、あなたの子らであれ、臨在の幕屋に入るときは、ぶどう酒や強い酒を飲むな。死を招かないためである。これは代々守るべき不変の定めである。
10 あなたたちのなすべきことは、聖と俗、清いものと汚れたものを区別すること、
11 またモーセを通じて主が命じられたすべての掟をイスラエルの人々に教えることである。
19 アロンはモーセに答えた。「確かにあの者たちは今日、贖罪の献げ物と焼き尽くす献げ物を主の御前にささげました。しかし、わたしにこのようなことが起きてしまいました。わたしが今日、贖罪の献げ物を食べたとしたら、果たして主に喜ばれたでしょうか。」
20 モーセはこれを聞いて納得した。

第11章
1 主はモーセとアロンにこう仰せになった。
2 イスラエルの民に告げてこう言いなさい。地上のあらゆる動物のうちで、あなたたちの食べてよい生き物は、
3 ひづめが分かれ、完全に割れており、しかも反すうするものである。
45 わたしはあなたたちの神になるために、エジプトの国からあなたたちを導き上った主である。わたしは聖なる者であるから、あなたたちも聖なる者となりなさい。
46 以上は動物、鳥類、魚類、および地上を這うすべての生き物についての指示であり、
47 汚れたものと清いもの、食べてよい生き物と食べてはならない生き物とを区別するためである。
第12章
1 主はモーセに仰せになった。
2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。妊娠して男児を出産したとき、産婦は月経による汚れの日数と同じ七日間汚れている。
3 八日目にはその子の包皮に割礼を施す。
8 なお産婦が貧しくて小羊に手が届かない場合は、二羽の山鳩または二羽の家鳩を携えて行き、一羽を焼き尽くす献げ物とし、もう一羽を贖罪の献げ物とする。祭司が産婦のために贖いの儀式を行うと、彼女は清められる。

第13章
1 主はモーセとアロンに仰せになった。
2 もし、皮膚に湿疹、斑点、疱疹が生じて、皮膚病の疑いがある場合、その人を祭司アロンのところか彼の家系の祭司の一人のところに連れて行く。
3 祭司はその人の皮膚の患部を調べる。患部の毛が白くなっており、症状が皮下組織に深く及んでいるならば、それは重い皮膚病である。祭司は、調べた後その人に「あなたは汚れている」と言い渡す。
59 以上は、羊毛や亜麻の衣服、織り糸あるいは革製品にかびが生じた場合、それが清いか、汚れているかを言い渡すための指示である。

第14章
1 主はモーセに仰せになった。
2 以下は重い皮膚病を患った人が清めを受けるときの指示である。彼が祭司のもとに連れて来られると、
32 以上は重い皮膚病を患った人が清めを受けるときに、正規の献げ物に手が届かない場合の指示である。
33 主はモーセとアロンにこう仰せになった。
34 あなたたちが所有地としてわたしから与えられるカナンの土地に入るとき、あなたたちの所有地で家屋にかびが生じるならば、
35 家の主人は祭司に「かびらしきものがわたしの家屋に生じました」と報告する。
54 以上は、あらゆる重い皮膚病、白癬、
55 衣服と家屋のかび、
56 湿疹、斑点、疱疹に関する、
57 汚れと清めの宣告の時についての指示である。

第15章
1 主はモーセとアロンに仰せになった。
2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。もし、尿道の炎症による漏出があるならば、その人は汚れている。
19 女性の生理が始まったならば、七日間は月経期間であり、この期間に彼女に触れた人はすべて夕方まで汚れている。
31 あなたたちはイスラエルの人々を戒めて汚れを受けないようにし、あなたたちの中にあるわたしの住まいに彼らの汚れを持ち込んで、死を招かないようにしなさい。
32 以上は、尿道の炎症による漏出のある人、精の漏出のため汚れた人、
33 生理期間中の人など、男でも女でも体からの漏出のある人、また汚れた女と寝た男に関する指示である。

第16章
1 アロンの二人の息子が主の御前に近づいて死を招いた事件の直後、主はモーセに仰せになった。
2 主はモーセに言われた。あなたの兄アロンに告げなさい。決められた時以外に、垂れ幕の奥の至聖所に入り、契約の箱の上にある贖いの座に近づいて、死を招かないように。わたしは贖いの座の上に、雲のうちに現れるからである。
29 以下は、あなたたちの守るべき不変の定めである。第七の月の十日にはあなたたちは苦行をする。何の仕事もしてはならない。土地に生まれた者も、あなたたちのもとに寄留している者も同様である。
34 これはあなたたちの不変の定めである。年に一度、イスラエルの人々のためにそのすべての罪の贖いの儀式を行うためである。モーセは主のお命じになったとおりに行った。

第17章
1 主はモーセに仰せになった。
2 アロンとその子らおよびイスラエルのすべての人々に告げてこう言いなさい。主が命じられたことは次のとおりである。
3 イスラエルの人々のうちのだれかが、宿営の内であれ、外であれ、牛、羊、あるいは山羊を屠っても、
4 それを臨在の幕屋の入り口に携えて来て、主の幕屋の前で献げ物として主にささげなければ、殺害者と見なされる。彼は流血の罪を犯したのであるから、民の中から断たれる。
14 すべての生き物の命はその血であり、それは生きた体の内にあるからである。わたしはイスラエルの人々に言う。いかなる生き物の血も、決して食べてはならない。すべての生き物の命は、その血だからである。それを食べる者は断たれる。
15 死んだ動物や、野獣にかみ殺された動物を食べる者は、土地に生まれた者であれ、寄留者であれ、その衣服を水洗いし、身を洗う。彼は、夕方まで汚れるが、その後は清くなる。
16 もし、その衣服を水洗いもせず、身を洗いもしないならば、その者は罪責を負う。

第18章
1 主はモーセにこう仰せになった。
2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。わたしはあなたたちの神、主である。
3 あなたたちがかつて住んでいたエジプトの国の風習や、わたしがこれからあなたたちを連れて行くカナンの風習に従ってはならない。その掟に従って歩んではならない。
4 わたしの法を行い、わたしの掟を守り、それに従って歩みなさい。わたしはあなたたちの神、主である。
28 あなたたちもその土地を汚すならば、先住民を吐き出したと同じように、土地があなたたちを吐き出すであろう。
29 これらのいとうべきことの一つでも行う者は、行う者がだれであっても、民の中から断たれる。30 それゆえ、あなたたちは必ずわたしの命令を守りなさい。これまで行われてきたいとうべき風習の一つでも行って、身を汚してはならない。わたしはあなたたちの神、主である。



第19章
1 主はモーセに仰せになった。
2 イスラエルの人々の共同体全体に告げてこう言いなさい。あなたたちは聖なる者となりなさい。あなたたちの神、主であるわたしは聖なる者である。
3 父と母とを敬いなさい。わたしの安息日を守りなさい。わたしはあなたたちの神、主である。
4 偶像を仰いではならない。神々の偶像を鋳造してはならない。わたしはあなたたちの神、主である。
5 和解の献げ物を主にささげるときは、それが受け入れられるようにささげなさい。
6 献げ物の肉は、ささげた当日とその翌日に食べねばならない。三日目まで残ったものは焼き捨てよ。
7 もし、三日目にわずかでも食べるなら、それは不浄なことであって、受け入れられることではない。
8 それを食べた者は責めを負う。主にささげられた聖なるものを汚したからである。その人は民の中から断たれる。
9 穀物を収穫するときは、畑の隅まで刈り尽くしてはならない。収穫後の落ち穂を拾い集めてはならない。
10 ぶどうも、摘み尽くしてはならない。ぶどう畑の落ちた実を拾い集めてはならない。これらは貧しい者や寄留者のために残しておかねばならない。わたしはあなたたちの神、主である。
11 あなたたちは盗んではならない。うそをついてはならない。互いに欺いてはならない。
12 わたしの名を用いて偽り誓ってはならない。それによってあなたの神の名を汚してはならない。わたしは主である。
13 あなたは隣人を虐げてはならない。奪い取ってはならない。雇い人の労賃の支払いを翌朝まで延ばしてはならない。
14 耳の聞こえぬ者を悪く言ったり、目の見えぬ者の前に障害物を置いてはならない。あなたの神を畏れなさい。わたしは主である。
15 あなたたちは不正な裁判をしてはならない。あなたは弱い者を偏ってかばったり、力ある者におもねってはならない。同胞を正しく裁きなさい。
16 民の間で中傷をしたり、隣人の生命にかかわる偽証をしてはならない。わたしは主である。
17 心の中で兄弟を憎んではならない。同胞を率直に戒めなさい。そうすれば彼の罪を負うことはない。
18 復讐してはならない。民の人々に恨みを抱いてはならない。自分自身を愛するように隣人を愛しなさい。わたしは主である。
30 わたしの安息日を守り、わたしの聖所を敬いなさい。わたしは主である。
31 霊媒を訪れたり、口寄せを尋ねたりして、汚れを受けてはならない。わたしはあなたたちの神、主である。
32 白髪の人の前では起立し、長老を尊び、あなたの神を畏れなさい。わたしは主である。
33 寄留者があなたの土地に共に住んでいるなら、彼を虐げてはならない。
34 あなたたちのもとに寄留する者をあなたたちのうちの土地に生まれた者同様に扱い、自分自身のように愛しなさい。なぜなら、あなたたちもエジプトの国においては寄留者であったからである。わたしはあなたたちの神、主である。
35 あなたたちは、不正な物差し、秤、升を用いてはならない。
36 正しい天秤、正しい重り、正しい升、正しい容器を用いなさい。わたしは、あなたたちをエジプトの国から導き出したあなたたちの神、主である。
37 わたしのすべての掟、すべての法を守り、それを行いなさい。わたしは主である。

第20章
1 主はモーセに仰せになった。
2 イスラエルの人々にこう言いなさい。イスラエルの人々であれ、イスラエルに寄留する者であれ、そのうちのだれであっても、自分の子をモレク神にささげる者は、必ず死刑に処せられる。国の民は彼を石で打ち殺す。
3 わたしは、その者にわたしの顔を向け、民の中から断つ。自分の子をモレク神にささげ、わたしの聖所を汚し、わたしの聖なる名を冒涜したからである。
27 男であれ、女であれ、口寄せや霊媒は必ず死刑に処せられる。彼らを石で打ち殺せ。彼らの行為は死罪に当たる。

第21章
1 主はモーセに言われた。アロンの子である祭司たちに告げてこう言いなさい。親族の遺体に触れて身を汚してはならない。
13 祭司は処女をめとらねばならない。
14 やもめ、離縁された女、遊女となって身を汚した女などをめとってはならない。一族から処女をめとらねばならない。
16 主はモーセに仰せになった。
17 アロンに告げなさい。あなたの子孫のうちで、障害のある者は、代々にわたって、神に食物をささげる務めをしてはならない。
24 モーセは以上のことをアロン、その子らおよびイスラエルのすべての人々に告げた。

第22章
1 主はモーセに仰せになった。
2 アロンとその子らに告げなさい。聖なるわたしの名を汚さぬよう、イスラエルの人々がわたしに奉納する聖なる献げ物に細心の注意を払いなさい。わたしは主である。
17 主はモーセに仰せになった。
18 アロンとその子らおよびイスラエルのすべての人々に告げてこう言いなさい。イスラエルの家の人であれ、イスラエルに寄留する者であれ、満願の献げ物あるいは随意の献げ物を献げ物として、焼き尽くしてささげるときは、
19 主に受け入れられるように傷のない牛、羊、山羊の雄を取る。
20 あなたたちは傷のあるものをささげてはならない。それは主に受け入れられないからである。
32 あなたたちは聖なるわたしの名を汚してはならない。わたしはイスラエルの人々のうちにあって聖別されたものである。わたしはあなたたちを聖別する主である。
33 わたしはあなたたちの神となるために、エジプトの国からあなたたちを導き出した者である。わたしは主である。

第23章
1 主はモーセに仰せになった。
2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。あなたたちがイスラエルの人々を聖なる集会に召集すべき主の祝日は、次のとおりである。
3 六日の間仕事をする。七日目は最も厳かな安息日であり、聖なる集会の日である。あなたたちはいかなる仕事もしてはならない。どこに住もうとも、これは主のための安息日である。
4 以下は主の祝日であり、その日あなたたちはイスラエルの人々を聖なる集会に召集しなければならない。
44 モーセは、以上の主の祝日のことをイスラエルの人々に告げた。

第24章
1 主はモーセに仰せになった。
2 イスラエルの人々に命じて、オリーブを砕いて取った純粋の油をともし火に用いるために持って来させ、常夜灯にともさせ、
3 臨在の幕屋にある掟の箱を隔てる垂れ幕の手前に備え付けさせなさい。アロンは主の御前に、夕暮れから朝まで絶やすことなく火をともしておく。これは代々にわたってあなたたちの守るべき不変の定めである。
23 モーセがイスラエルの人々に告げ終えると、彼らは神を冒涜した男を宿営の外に連れ出して石で打ち殺した。イスラエルの人々は主がモーセに命じられたとおりに行った。

第25章
1 主はシナイ山でモーセに仰せになった。
2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。あなたたちがわたしの与える土地に入ったならば、主のための安息をその土地にも与えなさい。
3 六年の間は畑に種を蒔き、ぶどう畑の手入れをし、収穫することができるが、
4 七年目には全き安息を土地に与えねばならない。これは主のための安息である。畑に種を蒔いてはならない。ぶどう畑の手入れをしてはならない。
8 あなたは安息の年を七回、すなわち七年を七度数えなさい。七を七倍した年は四十九年である。9 その年の第七の月の十日の贖罪日に、雄羊の角笛を鳴り響かせる。あなたたちは国中に角笛を吹き鳴らして、
10 この五十年目の年を聖別し、全住民に解放の宣言をする。それが、ヨベルの年である。あなたたちはおのおのその先祖伝来の所有地に帰り、家族のもとに帰る。
11 五十年目はあなたたちのヨベルの年である。種蒔くことも、休閑中の畑に生じた穀物を収穫することも、手入れせずにおいたぶどう畑の実を集めることもしてはならない。
12 この年は聖なるヨベルの年だからである。あなたたちは野に生じたものを食物とする。
52 もしヨベルの年までの年数が短くても、同様の算定をし、買い戻し金として支払う。
53 その人を買い取った者は、年々雇用される雇い人並みに扱い、あなたの前でその人を過酷に踏みにじってはならない。
54 もしその人が身売りしたままで買い戻されなかった場合、ヨベルの年にはその人も、その子供たちも手放される。
55 イスラエルの人々はわたしの奴隷であり、彼らはわたしの奴隷であって、エジプトの国からわたしが導き出した者だからである。わたしはあなたたちの神、主である。

第26章
1 あなたたちは偶像を造ってはならない。彫像、石柱、あるいは石像を国内に建てて、それを拝んではならない。わたしはあなたたちの神、主だからである。
2 あなたたちはわたしの安息の日を守り、わたしの聖所を敬いなさい。わたしは主である。
3 あなたたちがわたしの掟に従って歩み、わたしの戒めを忠実に守るならば、
4 わたしは時季に応じて雨を与える。それによって大地は作物をみのらせ、野の木は実をみのらせる。
45 わたしは彼らの先祖と結んだ契約を、彼らのために思い起こす。彼らはわたしがその神となるために、かつて国々の目の前でエジプトの国から導き出した者である。わたしは主である。
46 以上は、主がシナイ山においてモーセを通して、御自分とイスラエルの人々との間に定められた掟と法と律法である。

第27章
1 主はモーセに仰せになった。
2 イスラエルの人々に告げてこう言いなさい。もし、終身誓願に相当する代価を、満願の献げ物として主にささげる場合、
3 その相当額は二十歳から六十歳までの男子であれば、聖所のシェケルで銀五十シェケルである。4 もし女子であれば、その相当額は銀三十シェケルである。
5 五歳から二十歳の人の相当額は、男子銀二十シェケル、女子銀十シェケルである。
6 また、一か月から五歳の子は、男子銀五シェケル、女子銀三シェケルである。
7 六十歳以上の人は、男子銀十五シェケル、女子銀十シェケルである。
30 土地から取れる収穫量の十分の一は、穀物であれ、果実であれ、主のものである。それは聖なるもので主に属す。
31 もし、十分の一の一部を買い戻したいときは、それに五分の一を加えて支払わなければならない。
34 以上は、主がシナイ山において、モーセを通してイスラエルの人々に示された戒めである。

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