引っ掛け漁
長らく長良川郡上管内で遊んでいますが
この時期素肌で引っ掛けをする人なんぞ見た事が無かったです
世の中には色んな人が居ますね~
昨年来・・何かに付けて絆、絆って・・・最近はうんざりしていました
でも今回は本物の素晴らしい
兄弟の「絆」をミタ気がしました。
テントで昼食中に目の前を下流へ通り過ぎた二人の老人
その内の一人が上着を脱ぎ川へ入っていきました。
引っ掛け漁とは
石に影に身を潜めた鮎を短い竿の先に4本錨を付け
その間(あいだ)を30cm程度の紐で接続
鮎が掛かるとその紐が遊び部分となる
そ~思っていた私・・・
実は一ヶ所間違いが有りました
それは石の裏に隠れている鮎じゃなくて
「泳いでいる鮎を引っ掛ける」そうです
長年の経験で泳いでいる鮎の何センチ前を引けば
鮎が掛かるか体が覚えているのでしょうね
10月13日(土)12時59分
弟さんが 引っ掛けた瞬間
掛かった鮎を引き船に居れる為に
持ち直す「一手」がクチなんです・・(普通はタモを使う)
引き船を寄せて
ゲット
数十メートル下流に流れながらの漁から上がった弟さん
7分間で・・見たとこ5匹をゲットです
岸で見ていた兄者(82才)は優しい眼差しで弟(79才)を迎える
イッパイおるわ~ワハハハ~って!
台風が来る前に一緒にやろうと話していた兄弟
=14日は隣町へ行った私・・・=
15日12時51分
川の中央に・・・二ッツの浮遊物????
UPで見ると先日の老兄弟が・・・
まるでシンクロナイズドスイミング見たいに息の合う動きです
ツンツンを見るヒロ君の向こうを流れる兄弟
そして兄者に掛かった鮎・・
掛かった鮎は先ず右手で鷲づかみにして
口で銜えて引き船に入れやすい様に
握り直す
その手からは
大アユのシッポが跳ねていた
79歳の弟、82歳の兄者 合わせて161才
後期高齢者でこの素肌で川に入る体力、
鮎を捕ろうとする気力、
水中での行動力、+結果
恐れ入りました