珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

スマホを見せあうカップル

2018-02-27 | 日記

お互いの携帯を見せあう、或いはこっそり覗くカップルは7割。

どこまで信ぴょう性のあるデータなのかは知らないけど、人から聞いて驚いた数字である。
私は携帯の機種は夫と同じものを使っているけど、こんなことは長年一緒にいて、したこともされたこともない。
人のものを触る。
ましてプライバシーの骨頂のような、自分に来たわけでもない手紙の封をビリビリと破って見るような行為がそんなに市民権を得ているのだろうか。

なぜこんな自分に無関係と思っていたことを書くかというと、それが最近、無関係じゃないことに巻き込まれてしまったから。

ある既婚者の男友達と親しくなった。
ある時、必要上メルアドを交換したんだけど、その友人の夫婦のルールというのが「夫の携帯を妻がチェックする」というものだった。
そんなことは露知らず何度かやりとりをした後、ある時実はそうなんだとメールで告げられて、私は驚いた。
中学生や高校生じゃあるまいし(いや、年齢は関係ないな)、思わず「なぜそんなことするの?信じられない」と返した。

私はその友人と別に「やましいやりとり」をしていたわけじゃなかったけど、そんなことは関係ない。
私はメールを誰でもない「彼」に送っていたわけであって、それ以外が断りもなく読むなんてことは考えたこともなかった。

自分に送られてきたわけでもないその手紙を奥さんは、当然の権利のようにズケズケと読んだ上、私の
「人の携帯を見るなんて信じらない」
という一文を
「私に喧嘩売っている!」と思ったそうである。

おいおい、それおかしいでしょ?
私、あなたに送ったんじゃないんですけど?


ところが男友達の言い分が仰天で、
「海は、『妻が自分の携帯を読んでいる』と教えたにも関わらず(つまりこれも読まれるとわかっていながら)
『人のスマホを読むなんて信じられない』と意見してきた。
妻が怒るのは無理はない」
もちろんその後のこちらの怒りのクレームも平然と妻に見せ続け、妻は「目を三角にして読み続けている」

そんなわけで私は一転、その友人から
「夫婦はいろいろな形があるのに、他人の夫婦のルールに自分のモノサシを押し付けるうんざりする女性」
にされてしまった。

話はそれだけでは済まず、奥さんは夫のふりをして、夫の携帯から私を中傷するメールまで送りつけてきた。
信じられない話かもしれないが、子どももいる、分別のある大人がやった実話である。
こういう価値観の人間に、うっかり個人情報を教えると大変なことになるね。

世の中の「スマホを見せあう7割のカップル」に告げたい。
カップルのルールというのは二人の間のこと。
そこに巻き込まれた第三者は、カップルのルールなど知ったことではないんだ。
ふざけんなよ!
読みたいなら、二人だけのメール限定にしてくれ!!

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娘との会話

2018-02-27 | 娘と夫の話
うちには小学生の一人娘(ピノコ)がいる。

「ピノコね、最近学校で怒られてばっかり」

「ふうん、なんで?」

「今日は体育館掃除の時に、窓から入ったら怒られた。
体育館入る時はね、職員室にいって『何年何組の××と言います。体育館の鍵ください』って言って鍵もらって、お辞儀して帰らなきゃいけないの。
めんどくさいでしょ。
小学生って、窓があったら窓から入ろうって思うよ。あ、ここからも行けるんじゃないかって。
ママもそうじゃなかった?
それってそんなに悪いこと?
30分もお説教されて次の日、校長先生にまで謝りに行かなきゃいけないほど悪いこと?
誰かをいじめたとか、モノを盗んだとかじゃないんだよ。
ピノコはそこまでわるいことだとは思わない」
 

「うんうん(笑)それから?」



小学生はおもしろい。
「決まりだから」じゃなくて、ものごとを自分の小さな経験とわずかな知識から懸命に見つめている。
そしてなぜそんな決まりがあるのか、わからないことはわからないと言う。

まだまだ小さな世界に生きているけど、こんな感覚はずっと持っていてほしいと思う。
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