デザイン・シンキング・アプローチを用いて、イノベーションのジレンマを克服する。

デザイナーにとっては当たり前のデザイン思考は、デキるビジネスマンにとっては、むしろ意外なアプローチみたいです。

お題「熱中症対策、何してる?」に参加中!

2017-08-12 09:05:08 | ライフ

お題「熱中症対策、何してる?」に参加中!

今朝(2017/8/12/土)、テレビを観ていたら、高い気温にさらされた時、
高齢者の方が体表面の温度が高くなる(体表面の温度を下げる機能が
衰えている)。という話をしていました。

ここで、「危険」の類義語とその違いを理解しておきたいと思います。
danger:危険」「hazard:偶発的な危険」に対し、
risk」には、自由意思で冒す危険、というニュアンスがあるようです。
予想のできない天災や事故のような偶発的な危険に対し、注意すれば、
予想できる、あるいは、予防できる、更に起こった場合に対処方法を
事前に準備できる「危険」が、「risk」と言えるのかもしれません。

高い気温にさらされた時に、高齢者の方が大きな影響を受けると事前に
分かっていれば、予防できる(気温が高い時は外出を控える)、
起こった場合に対処できる(症状を正しく診断して処置ができる)、

ビジネスでも同じことが言えます。QFD→FMEAなどを駆使すれば、
danger:危険」「hazard:偶発的な危険」をコントロールできる
危険「risk」まで格下げし、チャレンジすることも可能なのです。

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お題「今、頑張れ!を言いたい人は?」に参加中!

2017-08-12 08:51:00 | QFDの活用

「今、頑張れ!を言いたい人は?」やっぱり、自分自身ですかね(・・?
2017年7月1日に、59歳になり、会社が企画してくれた定年セミナーに
参加してきました。野球の選手が引退する時「意欲が衰えた」みたいな
ことを言うことがありますが、私も、そんなことが無いとは言えません。

でも、この歳になって、QFDをやって欲しいと言われてしまいました。
QFDとは?という話は、このBlogで、追々書いて行こうと思いますが、
正直、この歳になるまで、QFDという言葉を知りませんでした。

最初は、何だか分かりませんでしたし、やって!と言っている上司も、
良く分かっていないようなので、資料を読んで分かったつもりになり、
見切り発車したのですが、QFDの講習会に参加したり、QC7ツ道具や、
ISO9001:品質マネジメントシステムと並行して学ぶことによって、
なによりも、その目的を理解することができました。

仕事に限らず何事もそうですが、往々にして目的と手段は逆転しがち、
だからこそ、目的の理解は、手段を実施する上で極めて大切なのです。
そんなミッションを授かった自分に、今、頑張れ!と言いたいです。

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ISO 9001改訂の主なポイント

2017-08-12 08:12:38 | QFDの活用
  • 組織の状況(Context of the organizetion)
    4.1 組織の状況の理解及び事業プロセスとの一体化
    組織の外部及び内部の課題を明確にし、顧客だけでなく利害関係者の
    ニーズ及び期待を理解し、これらに基づき品質マネジメントシステムの
    適用範囲を決定することが求められています。更に、品質マネジメント
    システムを組織の事業プロセスに統合させ、事業と一体となった運用を
    行うことが求められています。
  • 計画(Planning)
    6.1 リスク及び機会への取り組み
    製品やサービスの不具合等、組織内部に起因するリスク。顧客ニーズの
    変化等、組織外部に起因するリスクなど、組織を取巻くリスクを特定し、
    それらのリスクに取り組むことが、要求事項として取り入れられました。
    ただし、特定の方法又はプロセスを要求するものではありません。
  • 支援(Support)
    7.5 文書化した情報
    従来の品質マニュアル及び文書化された手順に関する明示的な要求は

    なくなりましたが、どのような文書がどの程度必要かということは、
    組織自らが置かれた状況に応じて決める必要があります。組織には、
    プロセスの運用を支援するための文書化した手順を維持し計画通りに
    実施されたと確かめるために、記録を保持することが求められます。
  • 運用(Operation)
    8.2 製品及びサービスに関する要求事項(顧客関連など)
    これまでもサービスは製品という用語の概念に含まれていましたが、
    サービスという言葉をより明示的に用いるとともに、規格の中で
    用いられているその他の用語や要求事項の表記が製造業だけでなく
    サービス業にも適用しやすくなりました。

  • パフォーマンス評価(Perfoemance evaluation)
    9.1 監視、測定、分析及び評価
    品質マネジメントシステムを通じてどのような結果を達成したいのかを

    これまで以上に明確にして取り組む必要があります。また、計画に従って
    運用を確実に行うだけでなく、そのパフォーマンスにも着目することが
    求められています。

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見るみるISO 9001

2017-08-12 07:15:46 | QFDの活用

2017年8月22日、監査リーダーとして、内部監査をしなければならなくなりました。
しかし、ISO9001は、2008年版から2015年版に更新されておる、2015年版での
認可を見据えた内部監査ということで、改めて、ISO9001とは?改訂の肝は?と…

その前に、そもそも、ISOとは?という疑問から解消しなければなりませんでした。
ISOは、★国際標準化機構(International Organization for Standardization)
という国際組織で、貿易を円滑に行うことを目的に、国際的な標準化を推進する
民間組織です。とのことです。

そうです、ISO9001の根底には、企業が、顧客の要求を満たす商品やサービスを
提供するためのシステムをつくることによって、顧客を、延いては世界を、
良くしたい。という願いが込められているのです。

ISO9001:品質マネジメントシステムは、品質面のマネジメント(管理体制)を
継続的に改善するシステム(しくみ)、標準化およびPDCA(Plan→Do→Check
→Act)サイクルが重要な要素であり、顧客満足の向上と、業務効率向上をねらい、
仕事の手順をどんどん改善します。

仕事を標準化することによって、誰でも規格を満たす商品やサービスを提供できる。
ISO9001:品質マネジメントシステムの目的は、そこにあるのです。

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QFD―企画段階から質保証を実現する具体的方法 (JSQC選書)

2017-08-12 06:52:11 | QFDの活用

『QFD―企画段階から質保証を実現する具体的方法』という本を読んでいます。
 企業内における質保証の活動としては、品質特性展開表と工程要因との
二元表を作成すれば、企業内部の立場で、顧客に対する要求を保証するための
検討ができる。
 しかし、近年、実際に市場に出向いて顧客の要求を把握することが求められ、
品質特性展開表と顧客の要求との二元表を作成することの必要性が提案された。
これは、“プロダクト・アウトからマーケット・インへ”という言葉で品質管理に
マーケテイングが導入され始めたことと関係している。

 ドラッカーの「顧客の創造」という言葉は、ある意味”プロダクト・アウト”
顧客の潜在的な要求を察知して商品化することを示しているのではないかと
思うのですが、一方”マーケット・イン”という言葉は、細分化した顧客の要求を
把握して、対象を絞り込み、自社の商品やサービスを差別化する活動である、と
考えることができます。

 いずれにしても、何らかの方法で、顧客の顕在的・潜在的要求を掴み、
その要求の重要度を定め、SWOT分析(自社の強み・弱み、機会、脅威)を
検討しなければなりません。顧客の要求は、技術的には背反する場合もあり、
QFDのような顧客の要求(要求品質)と技術的な課題(品質特性)との関係が
見える化(視える化)できるようなツールを使わなければ、自分が把握する
ことはもちろん、他者と共有することが難しいのです。

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ISO9001:2008内部監査の実際 (Management System ISO SERIES)

2017-08-12 06:34:31 | QFDの活用

既に、ISO9001については、2015版がリリースされていますが、いまさらながら、
ISO9001:2008内部監査の実際 (Management System ISO SERIES) という
本を読んでいます。もちろん、2015版がリリースされる前に買った本です。

 内部監査とは、品質マネジメントシステムが標準化、文書化され、そのとおりに
運用され、その結果、品質がよくなる方向に機能しているかどうかを客観的証拠
(規格、規定、基準、手順書、作業標準、検査標準、指示書、チェックシート等の
資料と、実作業など)で確認することである。
 内部監査は問題・課題を発見する場であるが、その内容を被監査がわに
納得してもらうことが重要なので、交渉の場でもある。とのことです。

 BtoBのビジネス場合、受注を得るためにISO9001の認証を受けていることが
欠かせない。というムードがあり、活用することよりも、認可されることが、
目的になり、文書や記録を整えることが義務だという気持ちになりがちですが、
本来は、仕事を文書化することによって、品質を保ち、記録をとることによって、
活動の実施を確実にすることが目的です。

 ISO9001は、規格に則って自ら決めた品質マネジメントシステムを
Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を
繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。活動なのです。

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品質展開法(1) 品質機能展開活用マニュアル第 2巻

2017-08-12 06:03:20 | QFDの活用
品質展開法(1) 品質機能展開活用マニュアル第 2巻 >> という本を読んでいます。

顧客の要求は「言語(ことば)」によって表現されるため、そのままでは
設計ができない。そこで顧客の要求を技術特性に変換することが必要になる。
品質機能展開は、顧客の要求を把握し、顧客の要求からスタートして、
それを製品に作り込むまでの一連の活動であり、品質保証のための具体的な
システムである。

QFDを手法として活用することによって、様々な効果があるが、基本的には
QFDを実施する体制作りをし、全社的に一環した体系で進める方が効果がある。

QFD(Quality Function Deployment/品質機能展開)を知らなければ、
何を言っているのか、さっぱりわかりませんが、QFDとは、顧客の要求を
満たすために、どのような技術特性を満たす必要があるかを探る手法です。

例えば、車で言えば、最近、高齢ドライバーによる事故が問題になっています。
車の基本機能である、走る・曲がる・止まる、だけでは、顧客はもちろん、
社会の要求を満たせなくなって、誤った操作をしても、安全性が保たれることが、
求められるようになりました。車の前に、障害物があれば、ドライバーが、
発進しようとしても、発進しないような機能すら求められるようになりました。
 
このような顧客の要求を、技術特性に変換することが得意なのがQFDです。
カメラやレーダーで歩行者を発見・認識し、ドライバーに注意を促したり、
場合によっては、自らブレーキをかけて停止する。安全性という顧客の要求を
具体的な技術の課題に結び付け、実現するための道筋を示すのがQFDの役目です。

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製品開発者は”機能

2017-08-12 05:38:04 | QFDの活用

製品開発者は”機能"にばらして考えろ >> という本を読んでいるところです。
「機能」とは、システムの働きを記述したもので、車だったら、走る、曲がる、
止まる、といったものです。S(主体)が、O(対象物)に働きかける(V)の
S+V+Oの形で表現されます。機能で考えるメリットは、システムの存在目的、
顧客の機能への期待を理解・把握できることです。

企画、デザイン、設計など、開発に携わる人は、本来、顧客の顕在的・潜在的な
要求を実現することが目的のはずなのですが、往々にして自社の利益が目的化し、
顧客の顕在的・潜在的な要求を置き去りにしてしまいます。

利益は、顧客が商品やサービスを利用してくださることによってもたらされる
ものですから、企業が少しずつ成長し存続するためには、先ず顧客の顕在的・
潜在的な要求を満たすことができる商品やサービスを提供することが大切です。

「製品開発者は(商品やサービス)を”機能”にばらして考える」ことによって、
顧客の顕在的・潜在的要求を満たすことができるのです。

例えば、テレビの機能であれば、送られてくるデータを余すところなく忠実に
再現することですが、映像はより大きく、音には迫力を、という要求も
あるわけですね。願わくば、筐体は薄く、価格も妥当にということです。

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