2013年3月23日;8:00~ 日本テレビのウェークという番組に
カルロス・ゴーン氏が出演していた。
土曜日の朝だからといって、惰眠をむさぼることなく、早起きする価値とは、
この様な機会を見逃さないために大切である。辛坊さんの質問に明確に
応えるゴーンさんの姿には、やはり超一流の経営者であることを感じる。
そんなことがあったので、私の好きな本の一つである「ルネッサンス
再生への挑戦(カルロスゴーン 私の闘いは、これから始まる。)」を
書棚から取り出して再度読むことにした。
「世界が注目するリーダーが、人生とビジネスのすべてを熱く語った!」と
書かれた帯が付くこの本は、特に製造工場の社長を任された人にお勧めだ。
ミシュランに入社したゴーンさんは、先ず工場労働者として半年間働く。
そこで、従業員たちが知識や教養を心から渇望していること、生産現場の
現実とマネジメント側のギャップが、沈滞した労働環境を作り出していると感じ、
スーパーバイザーとして別の工場に配属された時、従業員の指導に力を入れ、
その後、品質管理エンジニア、現場マネジャーとさまざまな職務を与えられた後、
ル・ビュイの工場長を務めた。
次に、ゴーンさんは、先ず、COOとしてハイパーインフレに喘ぐミシュラン・ブラジルを
立て直し、更に、CEOとしてミシュラン北米にてユニロイヤル・グッドリッチとの統合という
困難な仕事をやり遂げる。
ルネッサンスは、その後、ルノー、そして、日産を改革してゆくゴーンさんの生涯が
魅力的に描かれている。
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